α(アルファ)世代とは?特徴や「すごい」と注目されている理由
若い世代を表す言葉としてZ世代は広く浸透してきましたが、現在α(アルファ)世代という言葉も注目を集めはじめていることをご存知でしょうか?
本記事では、他の世代や時代背景を比較していきながら、α(アルファ)世代の特徴について詳しくご紹介します。
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α(アルファ)世代とは?
α(アルファ)世代とは、主に2010年代初頭から2020年代半ばに生まれた世代を指す言葉です。
この世代の名称は、アルファベットの最初の文字である「A」を意味するギリシャ文字「α」から取られており、次世代の始まりを象徴するものとして名付けられました。
Z世代、ミレニアル世代(Y世代)、X世代との違い
α(アルファ)世代以前の世代を生まれ年で整理するとこのようになります。
呼称 | 生まれた年 |
---|---|
α世代 | 2010年代初頭〜2020年代半ば |
Z世代 | 1990年代後半〜2010年代初頭 |
ミレニアル世代(Y世代) | 1980年代〜1990年代半ば |
X世代 | 1960年代後半〜1980年代前半 |
α(アルファ)世代はZ世代の次の世代にあたりますが、Z世代と比べると生まれた時からスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスが生活の一部となっています。
Z世代は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、テクノロジーを使いこなすスキルを学びながら身につけてきた世代と言えますが、α(アルファ)世代は、さらにAIやIoT、VRなど、より高度なテクノロジーに囲まれて育ってきていることから「完全なデジタルネイティブ」であり、Z世代と比べてデジタルが当たり前の環境で育つ世代と言えます。
これらのテーマへの関心が高いと考えられます。
また、α世代は親世代(主にミレニアル世代)がデジタルに慣れているため、幼少期からテクノロジーを用いた教育や子育てが行われる環境にあり、Z世代以上に技術との親和性が高いといわれています。
歴史上最も「すごい」と注目を集めている理由
国連の世界人口推計によれば、2020年時点で世界の総人口は約78億人とされています。このうち、15歳未満の子どもは約26%を占めています。これを基に推計すると、α世代は約20億人に達すると言われています。[1]
これは、ベビーブーム世代と言われたX世代やミレニアル世代を超えて史上最大規模になる試算になります。
このようにα(アルファ)世代は、その大規模な人口と、親世代や社会からの高い教育やデジタル技術の影響を受けた成長環境から、将来の消費者市場と経済の主軸を担う存在として注目されています。
α世代が生み出す経済効果は、単なる購買力にとどまらず、テクノロジーや新しい働き方による市場変革をもたらすと期待されています。
α(アルファ)世代の性格や価値観は?3つの特徴
α(アルファ)世代の理解が進んできたところで、具体的にどのような性格やリテラシー、価値観を持つ世代になっていくのか、3つの特徴としてまとめみました。
完全なデジタルネイティブによるITリテラシーの高さ
幼少期からスマートフォンやタブレット、AI、IoTといった高度なデジタル技術に触れながら成長している世代のため、教育やエンターテインメント、日常生活の多くがデジタル化されています。
そのため、テクノロジーを直感的に使いこなす能力が非常に高く、これまでの世代と比べてもITリテラシーが標準的に備わっていると言えます。
親世代の影響と教育の進化
α世代の親にあたるミレニアル世代は、デジタル技術に精通しているため、子育てや教育にデジタルツールが積極的に活用されています。
その結果、幼少期からAI教材やオンライン学習に親しむ機会が増え、早い段階で高度なスキルや知識を身につける傾向があります。
多様性とグローバルな視点の重視
世界的に社会が多様性や包摂性を重視するSDGs(持続可能な開発目標)の時代に育っており、ジェンダーや文化的背景、環境問題などのグローバルな課題に対して自然と関心を持つ傾向があります。
また、SNSやインターネットを通じて国境を越えた情報や価値観に日常的に触れるため、広い視野を持ちやすいと言われています。
α(アルファ)世代ならではの悩みや課題も
新しい価値観や消費行動を生み出す次世代の中心的存在になると期待されているα(アルファ)世代。
しかしながら一方で、一層のデジタル機器への依存は、リアルな人間関係の構築が苦手になる子どもを増やす懸念もあります。
また、多様性や社会正義を重視する時代の中で、自分自身のアイデンティティや価値観を模索するストレスを抱える人も増えていくのではないでしょうか。
特に取り巻く環境が目まぐるしくスピーディーに変化する時代ですから、ひとたびその波に乗れないことによって、悩み苦しむ人たちも今以上に多くなっていくのではないかと私は思います。
そのため、これまで以上に教育や家庭環境でのサポート、社会全体でのルール整備や意識向上が重要で、個人レベルだけでなく、以下のような子ども支援、若者支援を行うNPOの存在も日々重要性を増しています。
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<参考文献>
[1]IPSS,「国連世界人口推計World Population Prospects2024年版について」,available at https://www.ipss.go.jp/international/files/WPP2024_Hayashi.pdf
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