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ねぶた師とは?青森ねぶた祭の主役を制作する存在の今を追う

#ねぶた祭#青森県

青森ねぶた祭の主役と言えば「ねぶた」です。このねぶたを作る人は「ねぶた師」と呼ばれますが、具体的にどのような人たちがねぶた師として活動しているのでしょうか。

意外と知らないねぶた師の今に迫ります。

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ねぶた師の人数は?2023年現在の一覧まとめ

青森ねぶた祭で登場する大型ねぶたを制作している方は、2023年現在で下記の16名です[1]。

<ねぶた師一覧>
  • 千葉 作龍
  • 北村 隆
  • 竹浪 比呂央
  • 北村 蓮明
  • 内山 龍星
  • 京野 和鴻
  • 有賀 義弘
  • 大白 我鴻
  • 諏訪 慎
  • 北村 春一
  • 北村 麻子
  • 立田 龍宝
  • 手塚 茂樹
  • 林 広海
  • 吉町 勇樹
  • 福士 裕朗
  • 塚本 利佳
  • 野村 昂史

2023年の青森ねぶた祭では、新たに3名のねぶた師が誕生し、史上2人目の女性ねぶた師として塚本利佳さんが制作を手掛けることに決まったことが話題となっています。

想像以上に難しいプロのねぶた師として活動すること

ねぶた祭で街を練り歩く大型ねぶたを想像すると、「ねぶた師」と言われる職人の数は、少ないと感じた方も多いのではないでしょうか。

実際には、ねぶた師はプロとアマチュアが存在しており、大型ねぶたを制作できるのが上記でご紹介したプロのねぶた師だけです。

青森ねぶた祭を彩る大型ねぶたは、幅9m、奥行き7m、高さ5mにも及ぶ大きさで、総額約2,000万円かかり、毎年8月2日~7日のわずか6日間のために、およそ1年かけて制作しています。

そのうち、ねぶた師の報酬はスポンサーからの報酬のみで、約400万円で、その大半を材料費、人件費(電気関係・紙貼り等)に費やすため、ねぶた師のみで生計を立てるのは並大抵のことではありません[2]。

1人前のねぶた師として認められるには、弟子として10年の修行は必要とされ、プロのねぶた師となってからも、物販や伝統文化を継承するためのイベントやPR活動などを自ら進めていかなければならないのです。

まとめ

毎年200万人以上を魅了する青森ねぶた祭ですが、新型コロナウイルスの影響で2022年は3年振りの開催だったことも記憶に新しいところです。

ねぶた師としての活動を知れば、開催のなかった3年間がいかに大変だったのか、少なからず垣間見えるのではないでしょうか。

また、昨今では何ヶ月もかけて作り上げられたねぶたの廃棄についても問題視されています。こちらについては、下記の記事で詳しく触れていますので、ぜひご覧いただければと思います。

青森ねぶた祭の裏側で。祭の後のねぶたに新たな生命と価値を

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<参考文献>
[1] ファッション・イン甲州屋,「ねぶた師」,available at https://koshuya.jp/nebutashis/#:~:text=%E3%80%8C%E9%9D%92%E6%A3%AE%E3%81%AD%E3%81%B6%E3%81%9F%E7%A5%AD%E3%80%8D%E3%81%AE%E4%B8%BB%E5%BD%B9,%E5%B0%8A%E6%95%AC%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
[2] 青森ねぶた祭公式サイト,「{文献名}」,available at https://www.nebuta.jp/qa.html

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