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のとじま水族館の現在は?地震の被害と復興に向けた支援の力

#災害復興支援に関連するお宝エイド記事一覧#石川県の魅力や地域課題に関連するお宝エイドの記事一覧#能登半島地震の現状と支援に関連するお宝エイドの記事一覧

令和6年1月1日に甚大な被害をもたらした能登半島地震。

各所で復興に歩みを進める中で、石川県七尾市にある「のとじま臨海公園水族館(以下、のとじま水族館)」が地震発生後半年を経て、7月20日から一部営業再開したことをご存じの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は能登半島地震復興をテーマに、震災発生時からこれまでの、のとじま水族館の歩みをお伝えします。

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多くの人を魅了してきたのとじま水族館

石川県唯一の水族館である「のとじま水族館」は、七尾湾に浮かぶ能登島に位置する1982年7月3日にオープンした歴史を持つ水族館です。

能登半島近海の魚介類を中心に約500種、40,000匹が展示されており、全国的にも珍しい動物がいることで有名です。

国内最大級のカマイルカやフンボルトペンギンが泳ぐトンネル水槽や、2018年に日本海側で唯一のプロジェクションマッピングが楽しめる「のと海遊回廊」、クラゲの光アートなど、全国的に見ても決して大きな水族館ではありませんが、地元の人々だけでなく遠方からも多くの観光客が訪れる人気の水族館でした。

ジンベエザメだけじゃない、能登半島地震で受けたのとじま水族館の甚大な被害

この魅力多いのとじま水族館を象徴する最大の生き物と言えば、能登半島近海を回遊していることでも知られるジンベエザメでした。

2010年に国内で4番目となるジンベエザメの飼育・展示が開始されました。「ジンベエザメ館 青の世界」と名付けられた水量1,600トンの日本海側最大級の水槽で、ジンベエザメが優雅に泳ぐ姿は多くの子供や大人を魅了しました。

しかし、能登半島地震によって館内の設備に大きな被害が出て、飼育されていた2匹のジンベエザメが死亡したことが大きく報道されました。この出来事を鮮明に覚えている方も多いでしょう。

さらに、ジンベエザメ以外にも熱帯魚やクラゲなど約5000匹の生き物が死に、他の生き物も十分に飼育できなくなりました。そのため、カマイルカやフンボルトペンギンなど63匹が全国9か所の水族館などに避難せざるを得ませんでした。能登半島地震による被害は私たちが知る以上に甚大なものでした。

再開の一歩へ。のとじま水族館の現在と私たちにできること

震災後3ヶ月余り過ぎてものとじま水族館の復旧の目処は全く見えていなかったと言われていますが、発生から6ヶ月と20日を過ぎた7月20日(土)から、一部エリアでの営業再開されたことは記憶に新しいところです。

ここに至るまでの歩みや、その間の生き物たちの様子については、のとじま水族館の公式Xで見ることができますので、ぜひ遡ってみてください。

のとじま水族館(公式)(@notoaqua_jp)

しかしながら、ジンベエザメを始めとした展示生物やイルカ・アシカショーなど、かつて来館者を魅了したすべての復旧までには、まだ途方のない時間と支援の力が必要です。

もちろん、のとじま水族館は一例であって、被災した能登半島を中心に至るところで復興への苦難は続いています。

現在もなお、被災地では様々な支援が行われていますが、一例として下記のNPO団体も災害発生直後から現在まで継続した支援活動を行っています。

いまだ被災地の混乱は収まっていないため、個人としてどのような支援をするのが良いのか、自分には何ができるのかとお考えの方も多いかもしれません。

お宝エイドでは、上記でご紹介したような、被災地での復興活動や被災者のサポートを行っているNPOの活動を支援する形で、能登半島地震への支援へとつなげています。

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KOBIT編集部:Fumi.T)

<参考文献>
[1] のとじま水族館 | 来て!見て!触れる!石川県の体験型水族館, available at https://www.notoaqua.jp/

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