真珠（パール）のジュエリーと言えば、二十歳になった記念に、あるいは結婚する際の嫁入り道具として、両親や親戚からもらった方も多いのではないでしょうか？

冠婚葬祭の場で身につける正式なジュエリーであることから、大人の女性なら必ず１つは持っていると思いますが、年齢を重ねるに連れ、身につける機会も次第に減っていくものです。

本記事をお読みのあなたも、真珠（パール）のジュエリーは、ネックレスが１つあれば十分と感じ、その他は処分を考えている状況かもしれませんね。

また、ダイヤモンドやルビーのような派手なジュエリーと比べて、地味な印象の真珠（パール）は知人にあげても喜ばないだろうし、仮に買取したとしてもそこまで価値がないのでは、と思う方も少なくないようです。

とはいえ、ほとんど身につけなくなったとは言え、大切にしてきた物には代わりありませんので、ただ不燃ごみで処分するようなことはしたくないですよね。

そこで今回は、真珠（パール）の歴史を紐解きながら、ほとんど身につけることがなくなった真珠（パール）の新たな価値の見出し方を考えていきたいと思います。

日本文化に根付く真珠（パール）の歴史と価値

真珠（パール）は、ダイヤモンドのような鉱物とは違い、貝の体内で偶然に作られる生体鉱物で、すでに紀元前3200年頃から確認されていたと言われています。

その美しい光沢から「月のしずく」や「人魚の涙」と呼ばれ、加工のしやすさから次第に宝石として世界各地で珍重されるようになりました。

とくに日本は真珠の産地として古くから有名で、縄文時代の遺跡から真珠の宝飾品が出土するなど、日本の歴史とともに歩んできたと言ってもよい宝石ですが、天然の貝から偶然に発見される大変希少なものだったため、一般の人が簡単に手にすることはできない高価なものでもありました。

その真珠（パール）が一般的なジュエリーとなったのは、大正から昭和にかけてからのこと。

日本のジュエリー業界では知る人ぞ知る「ミキモト（旧 御木本真珠店）」の創業者御木本幸吉が、アコヤ貝の真珠養殖を成功させたことがきっかけで、技術改良を経て真珠養殖は日本全国へと広がっていきました。

以降、ミキモトは現在に至るまで真珠（パール）の販売シェア世界一を誇るなど、真珠は日本文化に根付くジュエリーとしての価値を確立していったのです。

真珠（パール）のジュエリーに買取価値はある？

1960年には日本の輸出高は100億円を超えるなど、ジュエリー界の一時代を築いた真珠（パール）でしたが、時代とともにファッションの流行が変わり、過剰生産なども重なったことから次第に需要が減っていきました。

現在では冠婚葬祭や少し格式の高いパーティーなど以外では身につけることがなくなった方も多いと思いますが、果たしてそんな真珠（パール）には買取価値があるのでしょうか。

買取価値のある真珠を種類別にまとめると、以下などが挙げられます。

• アコヤ真珠（和珠）
• 白蝶真珠（南洋真珠）
• 黒蝶真珠（タヒチパール）
• コンクパール

真珠（パール）のジュエリーとなると、真珠のサイズ、形、巻き、色、テリ、さらには装飾品、ブランドから総合的に買取価値が決まってきます。

そのため、先程触れたミキモトのような世界的に人気の高いブランドだと、同じ種類の真珠（パール）ジュエリーでも状態によっては数十万円以上の買取価値がつくケースも珍しくありません。

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身につけていない真珠（パール）のジュエリーを支援の力に

身につける機会は少なくなった真珠（パール）だとしても、上記の通り、現在でも宝石としての価値があります。

そのため、身につけることがなくなってしまった真珠（パール）があるようでしたら、処分はせずに必要としている人へ受け継いでいくことを検討してみてはいかがでしょうか。

また、他人へと受け継いでいく方法にも色々とありますが、お宝エイドでは、あなたがお持ちの真珠（パール）のジュエリーを「社会貢献」という新たな価値に変えることも可能です。

お宝エイドでは、本記事で紹介した真珠（パール）をはじめ、あなたに郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届ける取り組みをしています。

この機会にあなたが大切にしてきたジュエリーに、支援という新たな価値を与えてみてはいかがでしょうか。ご興味のある方は、是非一度お気軽にご相談ください。

（KOBIT編集部：Fumi.T）