「ヘネシー」という名前は聞いたことがあるけど、どんなお酒なのかよく分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ヘネシーとは、ブランデーの銘柄の1つで、イギリスやロシア王室を虜にした歴史を持つ美味しさと言われています。

今回は日本でも人気のヘネシーという高級ブランデーの特徴をご紹介します。

ヘネシーというブランデーとは

ヘネシーは、世界三大ブランデーの1つ、フランス西部のコニャック地方で作られる「コニャック」の銘柄の1つです。

ヘネシーは、レミーマルタン、カミュ、マーテル、クルボアジェといったコニャックとともに5大コニャックと呼ばれており、この中でも最高級品質のコニャックとして知られています。

ヘネシーの歴史は、今から遡ること250年以上前の1765年から始まり、イギリス王室やロシア王室などに愛され、日本には文明開化の1868年（明治元年）に初めて伝わったと言われています。

日本のバブル経済期には、銀座の高級クラブの定番ブランデーとして人気を博し、日本では知名度NO.1と言っても良いブランデーとなっています。

ブランデーというお酒の特徴については、下記の記事で詳しく解説していますので、合わせてご参考ください。

→ブランデーとは？ウイスキーなど他の洋酒との違いから魅力を知ろう！

コニャックの格付けとヘネシーの種類

ヘネシーが人気の理由の1つに、豊富なラインナップがあることがあげられますが、その基準は、コニャックの熟成年数（＝コント数）によって違いがあります。

コニャックの基本ランク

ランク	コント	熟成年数
スリースター	コント2以上	2年以上
V.S.	コント2以上	4年以上
V .S .O.P	コント4以上	7年以上
ナポレオン	コント6以上	12年以上
X.O.	コント10以上	20年以上

ヘネシーの種類と値段の相場

この品質ランクの仕組みはヘネシーが考案したものと言われていますが、ヘネシーはこの熟成年数によって、このように種類が分けられています。

種類	コント	価格相場
ヘネシーVS	コント2以上	1,000円～3,500円程度
ヘネシーVSOP	コント4以上	7,000円～10,000円程度
ヘネシーXO	コント10以上	15,000円～18,000円程度
ヘネシーパラディー	コント10以上	70,000円～120,000円程度
ヘネシー パラディ インペリアル	コント10以上	150,000円～380,000円程度
リシャール ヘネシー	コント10以上	250,000円～480,000円

「ヘネシー＝高級ブランデー」というイメージを持たれる方も多いと思いますが、比較的手頃な値段で入手できるラインナップが用意されていることも人気の理由となっています。

まとめ

ブランデーは種類やコント（熟成年数）によって、価値に違いがあるお酒です。

もしあなたがお酒を飲まない方でも、生前パートナー様が大切にしていたヘネシーがご自宅に眠っているならば、そのブランデーには価値が残っているかもしれません。

断捨離や遺品整理を機に処分を考えていたのであれば、新たな価値の使い道を考えてみてはいかがでしょうか。

→自宅に眠るヘネシーやレミーマルタンなど古いブランデーに高い価値

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（KOBIT編集部：Fumi.T）