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メタバース登校という新たな居場所。不登校・引きこもり支援の最前線

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メタバース登校と不登校・引きこもり支援の最前線

子どもたちが学校に行けなくなる不登校の数は年々増え続けています。

文部科学省の調査によると、令和3年度の全国小中学校の不登校者数は、過去最高の24万4,940人となり、前年比で約1.2倍と大幅に増えています[1]。

こうした中、メタバース空間を活用した「メタバース登校」という取り組みが、新たな子どもたちの居場所づくりが注目されています。

今回は、このメタバース登校を紐解きながら、不登校や引きこもり支援の最前線をお伝えしていきます。

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不登校・引きこもりの子どもたちに「メタバース登校」という新たな居場所

メタバース登校とは、認定NPO法人カタリバが2021年から開始したメタバース空間を活用したオンライン不登校支援プログラムです[2]。

メタバースとは、「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース:宇宙)」を掛け合わせた造語で、3次元の仮想空間上で、アバターと呼ばれる自分の分身を通して様々な人とコミュニケーションが取れる場所として、現在注目されています。

カタリバでは、このメタバース空間に教室や会議室など、学校さながらの空間を作り、学習支援専門のスタッフや同じ不登校・引きこもりの子どもたちとコミュニケーションが取れるような仕組みを立ち上げました。

2022年度は、埼玉県戸田市、広島県、岐阜県大垣東中学校など8つの自治体と連携し、不登校の子どもたちがオンライン上で登校して学びができる場、そして社会的接点が持てる居場所を提供しています。

このメタバース登校を通じて、学校外に設けているサテライト教室に登校できるようになった生徒も出てくるなど、本来の学校生活へ歩みを進められる事例も出てきました。

また、メタバース登校を出席認定として、通常登校と変わらない場として認める自治体もあり、子ども1人1人に合った学校制度の新たな在り方としても注目されています。

日本各地で活動を行うNPOの不登校・引きこもり支援の取り組み

こうしたメタバース登校のみならず、日本各地で不登校・引きこもり支援を行うNPOは数多くあります。ここではその一例として2つのNPOをご紹介します。

認定NPO法人フリースペースたまりば

1991年に神奈川県川崎市に若者たちの自立支援の場として、フリースペースたまりばを開設し、不登校や引きこもり、非行・いじめなどで悩む本人や家族の相談、援助活動を行っています。

子どもや若者たちが「自分はひとりじゃない。生きる価値がある」という自己肯定感や自尊感情を育むことを大切にし、リアルな居場所とつながりの場を提供し続けています。

やんちゃ寺

滋賀県草津市で10代の中高生を対象に「10代の生きづらさ」を感じる子どもたちが寄り添い、共感できる場を提供しています。

代表の佐藤すみれさん自身も高校で自分が「これでいい」という居場所がなかった苦しみを抱え、大人になってから、その当時の自分が欲しかったもの(居場所)をとして「やんちゃ寺」を開設しました。

現在は日本の若者のメンタルヘルスを世界規模の視野で改善するべく、国内外で講演をするなど、積極的な働きかけを行っています。

不登校・引きこもり支援で私たちができること

子どもたちが不登校や引きこもりになる理由は様々です。学校に馴染めない、友だちからの「からかい」や「いじめ」、転校などで環境が変わることが引き金になることもあります。

当たり前のことですが、これら共通して言えるのは、「子どもたちはなりたくて不登校や引きこもりになっていない」ということ。

言い換えれば、自分らしくいられる「居場所」さえあれば、不登校や引きこもりなどする必要はないのです。

ただ、現在は限られた居場所しか存在しないため、悩みや苦しみを抱える子どもたちが増えている現状にあります。

こうした現状を解決するべく、全国各地で居場所づくりを行うNPOが活躍していますが、国や自治体、企業とは異なり、非営利の運営ゆえに潤沢な活動資金がありません。そのため、運営の維持・発展には支援の力が必要不可欠なのです。

お宝エイドでは、こうしたNPOの活動を後押しするべく、物品寄付を通じた支援を行っています。

この機会に、あなたのご自宅に眠るお宝(価値ある物品)を通じて、不登校や引きこもりで苦しむ子どもたちへの明るい未来につなげてみませんか。

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KOBIT編集部:Fumi.T)

<参考文献>
[1] 文部科学省,「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について 」,available at https://www.mext.go.jp/content/20221021-mxt_jidou02-100002753_1.pdf
[2] 認定NPO法人カタリバ, available at https://www.katariba.or.jp/

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