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中国切手はなぜ高い?赤猿・パンダの動物切手など価値一覧

#中国切手#切手の寄付に関連するお宝エイドの記事一覧#昔集めたコレクションの寄付や使い道に関するお宝エイド記事一覧

亡きパートナーやご両親が、生前切手収集が趣味だった方もいらっしゃるかもしれません。

その中に昔の中国切手が含まれていたとしたら、ひょっとすると思いもよらない価値が眠っているかもしれません。

今回は、そんな中国切手の価値や種類についてお伝えします。

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中国切手とは?価値が高いと言われている理由

中国切手とは、中国で発行された郵便切手のことで、歴史的・文化的な背景や社会の変遷を反映した多様なデザインが特徴です。

中国切手は、1878年に清朝で発行された「大龍切手」を皮切りに始まり、その後の中華民国時代、中華人民共和国の建国以降、文化大革命、改革開放、そして現代に至るまで、さまざまな時代とテーマに沿って発行されてきました。

中国切手は海外切手の中でも価値が高いと言われていますが、その理由は主に4つあります。

1.    希少性と発行枚数の少なさ

中国切手の中には、発行枚数が限られているものが多く、特定の時代やテーマに限定されて発行された切手は特に希少価値が高まります。

例えば、文化大革命時代に発行された「文革切手」や、1980年の「庚申年猴票」(赤猿切手)は、非常に少ない枚数しか発行されておらず、現在では希少性が価格に反映されています。

2. 歴史的・文化的な価値

中国切手は、時代背景や政治・社会の変遷を反映しており、歴史的な価値が評価されています。

例えば、毛沢東や紅衛兵を描いた文化大革命時期の切手は、中国の政治的な象徴であり、特定の歴史的な文脈を持つためにコレクターの間で高値で取引されています。

このような歴史的な意味合いは、切手の付加価値として大きく作用します。

3. 中国国内外の富裕層や投資家による需要増加

中国の経済発展に伴い、国内外の富裕層や投資家が中国の伝統的な文化財や古物への投資を行うケースが増えています。中国切手は手頃な大きさで保存が容易であるため、骨董品や絵画と並び投機対象として人気が高まっています。

また、中国国外の中国人コミュニティでも、中国切手は文化的な価値と誇りの象徴とされ、高額でも購入されることがあります。

4. コレクター市場の成熟と人気

中国切手は、コレクターの間で長い歴史があり、特に歴史的な切手や限定シリーズは需要が安定しています。

中でも「大龍切手」といった初期の切手は、その稀少性と価値の高さから市場で非常に高額で取引されています。コレクター市場が成熟していることが、全体的な価格の上昇を支えています。

中国切手の種類と価値

中国切手の価値が高い理由を見てきましたが、具体的にどのような種類の切手がどのくらいの価値を持っているのでしょうか。

ここでは、代表的な3つの切手について、特徴と買取市場の相場感をまとめてみました。

赤猿切手

1980年に中国の切手シリーズとして発行されたもので、中国の伝統的な十二支の「申年」(サル年)にちなんでデザインされています。

切手には、中国画家の黄永玉による赤いサルが描かれており、金運や幸運をもたらすとされる縁起の良いデザインが採用されています。この鮮やかな赤いサルのデザインが「赤猿」という愛称で親しまれています。

発行枚数は約500万枚とされていますが、当時の中国の切手収集状況や流通の事情から、保存状態の良いものが少なく、特に未使用のものは希少性が高いです。

また、この切手が発行された1980年は中国切手市場が成長期を迎え始めた時期であり、当時のコレクターが少なかったため、現存する枚数が限られています。

赤猿切手は中国国内外で高い人気があり、その希少性や中国の文化的背景から、年々価値が上昇しており、一部のオークションでは、未使用の赤猿切手が数十万円から数百万円で落札されることもあります。

パンダ切手

パンダ切手は、1980年代初頭に中国で発行されました。

パンダは中国を象徴する動物であり、国家的なシンボルでもあるため、初めて発行された際には中国国内外で話題を呼びました。

この切手シリーズには、中国の自然や文化をテーマにした「自然シリーズ」の一環として、多くのバリエーションが加えられました。

また、パンダ切手は発行年ごとに異なるデザインが採用されていますが、特に初期の1980年頃に発行されたパンダ切手は希少で、未使用品は高額で取引されることが多いです。

毛沢東シリーズ切手

中国の「毛沢東切手」は、毛沢東主席をテーマにした切手で、中国の政治的・歴史的背景を色濃く反映したシリーズです。

文化大革命という中国の特異な時代背景を反映しており、毛沢東や紅衛兵を描いた切手には、社会主義や共産主義への忠誠を強調するメッセージが込められています。

毛沢東の肖像や「毛沢東語録」など革命を象徴するデザインの切手は、中国切手市場でも高い人気と価値を持ち、国内外のコレクターに高額で取引されています。

使い道のなくなった中国切手は支援の力に

コレクションとして根強い人気のある切手ですが、中国切手には歴史的・文化的背景や希少性から、特に高い価値が眠っているとされています。

もし、ご自宅や実家に眠ったままの中国切手を見つけ処分しようか迷っていたのであれば、この機会に新たな使い道を考えてみてはいかがでしょうか。

お宝エイドでは、本記事で紹介した「中国切手」をはじめ、様々な物品を通じたNPO団体の支援を行うことができます。

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