台風の災害支援活動を行う、支援先におすすめのNPOまとめ 2020年9月度
お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。
日本では毎年発生する災害「台風」に立ち向かう
毎年8月から10月に日本列島に被害をもたらす災害と言えば「台風」。直近の10年(2010年~2019年)での台風の発生数は毎年14~31個の間となっています。
2020年のハリケーン(アメリカ海洋で発生する台風のこと)の発生数が例年以上に多いと予想される報道がされていますが、その数で6~10個(例年は3~4個)です。
このように、世界的に見ても毎年日本列島は台風の被害と隣り合わせの状況で、しかも温暖化の影響から大型の台風の発生頻度は年々増加しています。
このように昔から幾度となく台風災害を経験してきた日本では、災害支援のための機能的なNPOが組織され、毎年訪れる災害に対する減災や復興支援の取り組み・ノウハウが蓄積されています。
そこで今回は、記憶に新しい「令和元年台風第19号」において、台風での災害支援・復興支援を行ったNPOが、具体的にどのような活動・貢献をされているのかについて紹介します。
令和元年台風第19号の復興支援で活躍したNPO
「令和元年台風第19号」は、10月6日に発生し12日に東日本に上陸した台風で、関東・甲信地方から東北地方にかけて記録的な大雨となり、台風としては初めて特定非常災害に適用され、各地に甚大な被害をもたらしました。
この台風では、26団体ものNPOが被災地の現場で復興支援に力を尽くしました(2019年10月20日時点の調査による)[1] 。
ここでは、具体的な活動の内容について、実際に復興支援に参加した2つの団体を紹介したいと思います。
日本赤十字社
令和元年10月16日(水)から令和2年3月31日(火)までおよそ半年間にかけて義援金の受付を実施。令和元年10月31日までに28億6,509万4,939円(69,611件)の義援金が集まりました [2]。
被災地では、以下のような活動を行なったと報告されています。
- 毛布や寝袋などの救援物資の配布
- 各市町のボランティアセンター立ち上げや運営支援
- 被災家屋の泥出し
- 避難所での炊き出し
- 医療救護班・こころのケア班の派遣
- 被害状況調査
世界192の国と地域に広がるネットワークと豊富な災害支援の経験を活かして、被災地の第一線で活動をされたNPOです。
ピースボート災害支援センター
2011年の東日本大震災の甚大な被害から、長期に渡り継続的な支援活動の実施を掲げ、災害支援を専門として国内外問わず活動している団体です。
令和元年に同じく関東を直撃した台風15号の支援活動から継続して、台風19号上陸直後の10月13日には被災地に調査スタッフを派遣。同時に緊急支援募金も立ち上げるなど、迅速に支援活動を開始されました [3]。
その後、台風15号から立て続けに甚大な被害のあった千葉県鋸南町と、福島県の中でも甚大な被害のあったいわき市を中心に現地での支援活動を開始され、
- 被災家屋の清掃活動
- 住民に向けた自宅再建のための講習会
- 物資配布や炊き出し
など、地元住民の方々に寄り添った継続的な復興支援を行いました。現在も定期的な支援や関わりを持ちながら、息の長い活動で被災地を支えています。
実は日本国内でも大きく異なる台風被害状況。支援の力を必要としている
台風の被害については国内でも大きな偏りがあり、都道府県レベルで見ても、被害の多い都道府県と少ない都道府県が存在します。
また近年は、気象の変化によって台風の進路も変わってきたことで、今まで台風被害の経験があまりない地域で、甚大な被害が出るケースも多発しています。
台風の多い日本列島。甚大な被害がいつどこで起こるか分からない状況の中、私たちは毎年自然災害と向き合う必要があります。
そのため、不幸にも台風被害にあってしまった地域に対しては、「困ったときはおたがいさま」という気持ちで支援していくことが必要なのではないでしょうか。
支援といっても、現地に赴いて災害ボランティアを行うことだけが全てではありません。義援金を寄付する、ふるさと納税で被災地を支援するなど、想いを形にする方法はたくさんあります。
お宝エイドでは、あなたのご自宅で眠っている「お宝」を換金し、今回ご紹介した日本赤十字社やピースボート災害支援センターなど、NPO団体の活動原資として送り届ける取り組みをしています。
※ 換金可能なお宝が対象であり、本記事で紹介したような毛布や寝袋などの救援物資を送り届ける取り組みではございませんのでご了承ください。
団体の活動を支援することで、1日でも早く復興を進める大きな支えとなります。あなたの家に眠っている”お宝”を被災地支援の「チカラ」に変えてみませんか。
[1] 【令和元年台風19号被害】NPOによる救援活動・ボランティア活動に関する情報(日本財団CANPAN)
[2] 令和元年台風第19号災害における日本赤十字社の活動
[3] 台風15号・19号被害 緊急支援募金を開始しました | ピースボート災害支援センター
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