身近で埋もれていたものが「お宝」に?落語に見るモノの価値
お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。
あなたの家に「お宝」が?
最近は終活ブームの一環で、生前整理を実践する方が増えました。
元気で生活できるうちに身の回りを整理整頓して、価値ある品物を早めに選り分けておけば、将来的に何かと便利ですね。ただ、品物の価値判断は専門家以外には難しいもの。
思いもよらない「お宝」が家の中で眠っているなんてことは、今も昔もあるものです。
『井戸の茶碗』の「お宝」は300両(現在の価値で約360万円)
日常的に使っていた品物が実は「お宝」だったという話は、古典落語の名作『井戸の茶碗』にも登場します。
江戸時代、とある長屋で暮らす浪人・千代田卜斎(ぼくさい)から清兵衛という屑屋(当時の廃品回収業者)が仏像を買い、その仏像を細川藩の若侍・高木作左衛門に売ります。
この3人の登場人物が揃って正直者なことから、話はややこしくなります。
仏像の中から出てきた小判の包みを、千代田と高木が「私の金ではない」と受け取り拒否。間に入って困った清兵衛が、長屋の大家に相談して小判の分配を提案しますが、千代田はなおも拒否。そこで「かた(抵当)の品物を何か差し上げては?」と再提案すると、千代田も納得して、手元にあった湯呑み茶碗を高木に渡します。
ところがこの茶碗、実は「井戸の茶碗」という稀代の名器。高木の主君・細川候がこれを買い、金300両になったのでした。その後、高木から譲渡された半分の150両を支度金に、千代田の娘が高木に嫁ぐ…というハッピーなラストで幕を閉じます。
「お宝」の物品寄付で社会貢献を
「お宝エイド」では、お宅で埋もれている様々な品物を寄付することで、NPO団体の活動を支援できるサービスを展開しています。
寄付できる品物の種類は、古切手のような身近な物から、時計、ブランド品、貴金属まで多種多様。『井戸の茶碗』のような骨董品や古美術品もOKです。
「社会貢献したかったけど今まできっかけが無くて…」という方、もしかしたら「お宝エイド」で現代の『井戸の茶碗』を実現できるかも?
KOBIT編集部:なかむら治彦 KOBIT公式サイト
1962年生まれの漫画家兼ライター。1984年に4コマ漫画でデビュー。 週刊少年ジャンプ、東京中日スポーツ、まんがスポーツ、週刊実話等、 数多の出版物で、漫画&読み物の二足のわらじを履く。 モットーは「笑いで社会に恩返しする」。 1990年代からは落語にはまり、本と音源のコレクターとなる。 落語脚本も執筆し、1998年「第1回新作落語大賞」では大賞を受賞。 春風亭昇太、柳家小ゑんなどプロアマ多数の口演実績を持つ。 現在、愛知県在住。ドラゴンズとグランパスと名古屋めしをこよなく愛する50代。 公式サイトはこちら
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