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軍刀が出てきたら?遺品整理や生前整理で処分するなら新たな価値へ

#刀剣の寄付#武具の寄付

自宅や実家を整理していて、パートナーや両親、祖父母が昔コレクションとして大事にしていた軍刀が出てきたら、どう扱っていいか分からない方もいらっしゃると思います。

そこで今回は「そもそも軍刀って何?価値があるの?」という疑問をお持ちの方へ、処分に困った軍刀の使い道についてご紹介します。

● お宝エイドのワンポイント

お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。


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※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。

家から軍刀が出てきたら?最初に確認すべき登録証の有無

はじめに、軍刀のような刀剣類が見つかった時には、必ず確認するべきこととして、登録証が一緒に保管されているか否か、があります。

軍刀の所持や譲渡する際も登録証は必須

日本では、「銃刀法」(銃砲刀剣類所持等取締法)の第3条で所持が禁止されていますが、第14条に定められた例外として、「銃砲刀剣類登録証」がある場合のみ所持が認められています。

そのため、ご自宅やご実家で軍刀が見つかった場合には、まずは銃砲刀剣類登録証が一緒に保管されているかを確認しましょう。

もしこの機会に他人への譲渡や美術館・博物館への寄贈、あるいはオークションや専門業者を通じて買取する場合にも、この登録証がないと行えませんので注意が必要です。

登録証がない場合の対処法

もし、登録証が見当たらない場合は、そのまま所有することは、先程触れたように銃刀法違反の対象となるため、まずは軍刀が見つかった場所を管轄する警察署に「銃砲刀剣類登録証」がない旨を伝えましょう。

その後、警察から「刀剣類発見届出済証」を発行してもらい、都道府県の教育委員会での審査を経て「銃砲刀剣類登録証」を発行してもらう流れとなります[1]。

軍刀と日本刀の違いは?軍刀の種類まとめ

一口に軍刀と言っても様々な種類があります。

家から出てきた軍刀がどのような種類なのかを知るために、軍刀それぞれの特徴を見ていきましょう。

軍刀と日本刀との違い

詳しい種類の話をする前に、軍刀と日本刀の違いについて整理しておきましょう。

軍刀とは、軍隊で兵士が持つために作られた刀剣類を指します。

明治時代に入り、フランス式の戦闘スタイルが導入される中で生まれました。

軍刀と日本刀は、作刀の方法や使用される材料、また拵(こしらえ)といった点で違いがありますが、最も大きな違いは、日本刀が基本的に両手で扱うのに対し、フランスで主流だった片手で扱うサーベルの影響を受けて、軍刀も片手で扱える設計になっている点です。

サーベル式軍刀

サーベル式軍刀(サーベル型軍刀)は、フランス陸軍やイギリス海軍が使用していた軍刀を参考に作られたものです。

この軍刀の特徴として、柄の部分に「護拳」が付いていることが挙げられます。護拳は、握り手を保護するとともに、手が滑って刀を落としてしまうのを防ぐ役割を果たしています。

日本刀式軍刀

軍刀の中で最も多く作られたとされるのが、日本刀式軍刀です。

サーベル式軍刀の後に製造されたもので、陸軍用として「九四式軍刀」や「九八式軍刀」、「三式軍刀」があり、海軍では「太刀型軍刀」が使用されていました。

これらの軍刀は、日本刀の伝統的な形状を保ちながら、素材や装飾を現代風にアレンジした和洋折衷のデザインが特徴です。

短剣(短刀)

日本海軍で主に使用された軍刀には、短剣(短刀)と呼ばれるものがあります。

短剣は全長10cm〜30cm程度の刀を指し、木製の鞘に黒革を巻き、真鍮または鉄製の装具が施されています。柄の部分には鮫皮を使用し、その上にモールを巻いたものが一般的です。

海軍の短剣には、日本の伝統的な短刀を基にしたものも多く含まれます。また、海風や潮の影響を受ける環境で使われることを考慮し、錆びにくいステンレス製の刀身を採用したものがある点も特徴です。

下士官・士官・将校軍刀

日本刀式軍刀の中には、幹部や兵員を指揮する役割を持つ曹長、軍曹、伍長といった階級の者だけが帯刀を許されたものもあります。

下士官向けに支給された軍刀には、「三十二年式軍刀」や「九五式軍刀」が含まれます。また、陸海軍の将校や士官が正装時、演習時、あるいは平時の勤務時に携行していたものとして「指揮刀」があります。

さらに、特別な功績を残した軍人には「元帥刀」と呼ばれる特別仕様の軍刀が贈られることもありました。

使い道のない価値ある軍刀を支援の力へ

今回、遺品整理や断捨離を通じて出てきた軍刀には、歴史的、美術的価値が眠っているかもしれません。

もしも、あなたにとって使い道やお役目を終えたのでしたら、その価値を必要としている方へつなげてみてはいかがでしょうか。

お宝エイドでは、本記事で紹介した「軍刀」をはじめ、様々な物品をNPO団体の活動支援へとつなげることができます。

お宝エイドでは郵送いただいたそれら「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。

あなたも、お役目を終えた“お宝”を通じて社会貢献活動をはじめてみませんか。

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<参考文献>
[1] 東京都教育委員会,「銃砲刀剣類を発見したとき」,available at https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/lifelong/cultural_property/firearms_and_swords/registration_02_01.html

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