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食器は『レ・ミゼラブル』にも登場した支援の術(すべ) 処分の前に見直そう

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若かりし頃、結婚祝いや新築祝いなど、何かといただくことの多かった食器。

当時は親戚や友人を自宅に招いた時に重宝したものの、今ではすっかり食器棚から出すこともなくなってしまったのではないでしょうか。

今回は、このように使うことがなくなり、現在は不要になった食器の価値をもう一度見直し、新たな価値や使い道について検討するきっかけとしていただければと思います。

『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャンが価値あるものとして盗んだのも「銀の食器」

ヴィクトル・ユーゴーが1862年に執筆し、数々の映画化・舞台化がなされたフランス文学『レ・ミゼラブル』にも、価値あるものとして食器が登場します。

『レ・ミゼラブル』の序盤のストーリーはこうです。
パンを一切れ盗んだ罪から投獄され、19年の服役ののち1815年に刑務所を出たジャン・バルジャンは、仕事にありつけないままフランスの街をさまよい、疲れ果てて寒空のした眠りにつこうとします。そこに現れ、一晩の食事と宿を用意したのがミリエル司教でした。

一宿一飯を与えられたバルジャンは、司教らが寝静まった夜に盗みを働き、銀の食器6枚と銀のスプーン1本を持ってそこを逃げ出します。しかし警官に捕まり、銀器の持ち主であるミリエル司教のもとに連れ戻されたとき、バルジャンは「食器は司教がくれた」と主張していました。「その通り」と肯定し、次に言ったミリエル司祭の言葉が以下です。

「だが友よ、急ぎすぎてうっかりなされたな。これも差し上げたのに」

(『レ・ミゼラブル』(2012) 吹き替え版 ミリエル司祭の台詞より)

そういい、銀の食器に加えて、「最上の品」である銀の燭台をも差し出します。バルジャンはこのことに衝撃を受け、「罪が渦巻く過去、いまの姓名すらを捨て、人生を一からやり直す」という決断をします。これが『レ・ミゼラブル』の物語のはじまりとなっています。
「19世紀のフランス文学史に刻まれた、著名な寄付のシーン」と言ってもよいでしょう。そこに登場するのが「食器」であり、それぐらい古くから「価値が高い」という共通認識があった品物だったのです。
あなたの台所にある食器の価値も、この機会に見直してみましょう。

「いま、食器を支援寄付する」ならば、まずメーカーを確認

バルジャンが盗んだ「銀の食器」は鋳つぶして、銀としての価値を持たせることもできたでしょう。これは純度の高い貴金属性だからいえることで、現在の高級食器は多くが陶器やガラス製なので、そのままで高い価値を持つかが重要です。その原材料よりも「ブランドやデザイナー」で価値が決まると言ってよいでしょう。
一般的に買取価値が高いとされているブランドの一例はこのようになります。

もし上記のようなブランド食器があれば、支援寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

使わないブランド食器は支援の力になる

長い間、食器棚にしまったままで、もうこれからも使うことがない食器。

ただ処分せずに、リサイクルや買取によって新たな価値を与えるのは素晴らしいことですが、支援寄付という新たなお役目を与えることも、選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。あなたの想いから生まれた力が、世界のどこかにまだいる、ジャン・バルジャンのように不遇な人へと届くことがあるかもしれません。

お宝エイドでは、あなたがお持ちの使わなくなった「お宝」を「支援」という形に変え、社会貢献へとつなげていく活動をしています。

あなたの家に眠る「お宝」をきっかけに、支援活動の第一歩をはじめてみませんか。


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この記事を書いた人
KOBIT編集部:Fumi.T KOBIT公式サイト
飼い猫のさんごちゃん
広告営業のサラリーマン時代から一転、鹿児島県の離島に移住して10年。現在はWebフリーランスとして活動中。妻の無類の猫好きが高じて、先住猫と保護猫合わせて7匹を飼っている他、地域の保護猫活動にもWeb担当として参画中。

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