赤い宝石「ルビー」が持つ高い価値。身につけなくなったら新たな役目を
燃えるような輝きを放つ赤い宝石ルビー。
若かりし頃、その美しい宝石が大好きで、頑張ったご褒美に自分で購入した経験、あるいは大切なパートナー様から記念日にプレゼントされて、長年大事にしてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしながら、年齢を重ねていく内に、次第にジュエリーを身につける機会も減ってきて、そろそろ手放そうかなと思っている、あなたは今正にそのようなタイミングにあるのかもしれません。
そこで今回は、「ルビーの価値」をテーマに、その歴史を紐解きながら、あなたが身につけなくなったルビーのジュエリーの新たな使い道について考えていきたいと思います。
赤い宝石「ルビー」の歴史と価値
ルビーの歴史は遡ること紀元600年頃から既に発見されていたと言われています。
ルビーは、大理石が形成される過程で熱と圧力によって生まれる「コランダム」という希少な鉱物。微量の酸化クロムが含まれることで赤く発色する輝きが、生命力や血液を感じさせたことから、古代では「戦いの神が宿る宝石」と呼ばれて珍重されていました。
日本にルビーが伝わったのは、ヨーロッパの文化が徐々に入り始めた鎌倉時代からと言われていますが、ジュエリーとして身につけるようになったのは江戸時代になってからのこと。
仙台藩主である伊達政宗の家臣だった支倉常長が、慶長遣欧使節団としてヨーロッパを訪れた際に身につけたのがルビーの指輪であったと言われています。
その当時、日本名で「紅玉」と言われていたルビーは一般市民の到底手の届くようなものではなく、情熱や富や成功の象徴として富裕層のみが手にできる高い価値を持つ宝石でした。
古いルビーのジュエリーにも高い買取価値がある
現在でも「赤い宝石」と言えば、その名を知らぬものはいないと言ってよいルビー。
指輪、ネックレス、ブレスレットやブローチなどのさまざまなジュエリーがありますが、作られた年代によって価値が大きく変わることはありません。
ルビーの価値を決めるのは、代名詞である赤いカラー。同じ赤色にも複数の種類があり、わずかなカラーの違いによって買取価値にも大きな差が出ることでも知られています
例えば、現在のほとんどのルビーは加熱処理によって鮮やかな色味を出す加工がされていますが、古いものの中には非加熱のルビーがあり、大変希少と言われています。
また、ルビーはミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジア、スリランカ、タンザニア、ケニアなど中央アジアで多く採れますが、その中でもミャンマーやスリランカで産出されるルビーは、不純物が少なくて透明度の高い個体が多く、非常に価値が高いことで知られています。
とくに有名なのはミャンマーのモゴック鉱山でのみ産出される「ピジョンブラッド(鳩の血)」と言われるルビーで、ダイヤモンドよりも高額で取引されることもあるほど。
もし、あなたがお持ちのルビーのジュエリーに鑑定書があるようでしたら、ぜひ産地を確認してみてください。
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ダイヤモンドより歴史が古く、多くの人々を魅了し続けてきた赤い宝石のルビー。
あなたのジュエリーボックスに眠っているルビーのジュエリーにも変わらぬ価値が今も残されています。
もし、役目は果たしたと感じられるようであれば、そのルビーのジュエリーに新たな価値を与えてみてはいかがでしょうか。 お宝エイドでは、使い道のなくなったご自宅で眠るお宝を「支援寄付」という新たな価値を与える活動をしています。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
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