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「食品ロス」を楽しく解決する?面白い事例を調べてみた

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「飽食」の時代と謳われ、多国籍のメニューを手軽に楽しむことができる日本。
その裏で、 実は日本は食料廃棄率・一人当たりの廃棄量が世界一だということを知っていましたか?農林水産省によると、日本の食料廃棄は年間643万トン(平成28年度推定)に上るそうです[1]。 国としてもNO-FOODLOSS PROJECTを展開し積極的に解決に向けて取り組んでいます。今回は、「食品ロス」問題について覗いてみます。

食品ロスの原因はいったいどこから?

消費者庁[2]によると、「食品ロス」とは、まだ食べられるのに廃棄される食品のこと。その主な原因は、スーパーやコンビニでの消費期限切れによる廃棄、レストランなどの流通における食べ残しや売れ残りなどです。家庭でも、買いすぎや消費・賞味期限切れなどによる廃棄が原因として挙げられるでしょう。

食品ロスの楽しい解決法

私たちの日々の生活からも大きく左右される「食品ロス」。楽しく解決する方法はないのでしょうか。

例えば、調理の過程で使い切れなかった食材を皆で持ち寄って調理を行う「サルベージ・パーティー」という取り組みがあります。この取り組みでは、他の人と知恵を貸しあいながら食材の新しい可能性を見出したり、家庭で食品ロスが生まれる理由を実感したりと、課題意識を高めることができます。
サルベージ・パーティ | Salvage Party – もてあましている食材に、最高のスポットライトを。

また「廃棄食品レストラン」という取り組みもあります。これは、廃棄になりそうな食材を、飲食店やスーパーと提携して集め、調理して実際に提供するというものです。ドイツのベルリンでも、三ッ星シェフがまだ使用可能な廃棄食材を使用した絶品コース料理を振る舞ったことで話題になりました。
3つ星シェフの「廃棄食品コース」が絶品だったーAkihiro Yasui


さらにインドでも、とあるレストランのオーナーが、24時間誰でも自由に開けて料理を持ち出すことができる「冷蔵庫」を設置し、余った料理をホームレスの人たちなどが食べられるようにしているなど、様々なアイデアが世界中で実現されています。
迷惑どころか「賞賛の嵐」。レストランが店先に冷蔵庫を設置した、ただひとつの理由

食品ロスの解決策は多種ある

身近だからこそ、個々人で工夫さえすれば解決につながる「食品ロス」問題。
世界には十分にお腹を満たすことができない人も多い中で、「食品ロス」の多い日本はより一層食品ロス問題に関する意識を高めていくべきではないでしょうか。
すぐに出来る身近なことから始めるのはもちろん、食品ロス問題にアプローチし、社会で困っている人たちをサポートするNPO団体も日本では多く存在します。
そういった団体に協力することで次のステップに踏み出しませんか?
お宝エイドから寄付できる団体の中にも、今回取り上げた食品ロスにアプローチをしている団体もあります。例えば、「フードバンクとやま」では、食品ロスを福祉施設などに流通させるアクションを行なっています。
ご興味がありましたら、是非ともお気軽にお声がけください。
(※お宝エイドでは食品の寄付は受け付けておりません)

参考文献

[1] 食品ロスの削減:農林水産省 

[2] 食品ロスについて知る・学ぶ _ 消費者庁

この記事を書いた人
KOBIT編集部:Moe.Y KOBIT公式サイト
学時代に北海道のとある地域で地域活性化の活動に携わり、半年間移住した経験から労働観に変化、就活をやり直して現在フリーライターとして国内を転々としている。大学時代は女性の労働問題や日本国内の食料問題に関心があり、大学でのプロジェクト立ち上げなども行なっていた。

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