はがきの正しい捨て方とは?分別方法・個人情報の処理・未使用はがきの活用法を解説
年賀状や転居のお知らせ、季節のあいさつなどで受け取ったはがきは、気付かないうちにたまってしまうものです。
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整理しようと思っても、古紙に出せるのか、個人情報をどう処理すればよいのか分からず、捨てられない人もいるでしょう。
はがきは紙製であっても、すべてを同じ方法で処分できるとは限りません。
写真付き、圧着式、ラミネート加工など、素材や加工方法によっては古紙回収に出せない場合があります。
また、未使用や書き損じの郵便はがきには、郵便物としての価値が残っています。
まずは、使用済みか未使用か、一般的な紙製か特殊加工されたものかを確認しましょう。
そのうえで、個人情報を適切に処理し、自治体の分別ルールに従って手放すことが大切です。
はがきの基本的な捨て方
一般的な紙製はがきは、多くの地域で古紙、雑がみ、資源ごみなどに分類されています。
ただし、ごみの名称や回収方法は自治体によって異なります。
紙製だから必ず資源回収へ出せると判断せず、居住地域のごみ分別表や公式サイトを確認してください。
紙製はがきは古紙や雑がみとして出す
普通紙で作られた郵便はがきや年賀はがきは、雑誌、封筒、コピー用紙などと同じ雑がみに含まれることがあります。
自治体の指定に従い、紙袋にまとめる、ひもで束ねる、指定の回収日に出すといった方法で処分します。
資源回収に出す場合も、宛名や差出人の情報を残したままにするのは避けましょう。
個人情報を処理した後、地域のルールに沿って排出します。
写真付きや加工済みのはがきは分別を確認する
次のようなはがきは、一般的な紙製はがきとは異なる扱いになる場合があります。
- 写真用紙を貼り合わせたはがき
- 家庭用プリンターで光沢紙に印刷したはがき
- フィルムや粘着剤を使った圧着はがき
- ラミネート加工されたはがき
- 金属、布、プラスチックなどの装飾が付いたはがき
- 強い防水加工や特殊コーティングが施されたはがき
こうした加工紙は、古紙の再生工程に適さないことがあります。
可燃ごみとして扱う地域もあるため、自治体の基準を確認しましょう。
取り外せる装飾は素材ごとに分けます。
シュレッダーにかけた後の紙も地域のルールに従う
細断した紙を資源ごみとして回収する自治体がある一方、可燃ごみに指定している自治体もあります。
紙の繊維が細かくなり、選別や再生が難しくなることがあるためです。
シュレッダーを使う前に、細断紙の分別区分と出し方も確認しておくと迷いません。
資源として出せる場合でも、飛散を防ぐための袋や容器が指定されていることがあります。
はがきに記載された個人情報の処理方法
はがきには、氏名、住所、郵便番号、家族の近況、勤務先、子どもの写真など、多くの個人情報が含まれています。
年賀状に印刷された二次元コードやSNSのアカウント名から、さらに詳しい情報へアクセスできることもあります。
自分の情報だけでなく、差出人の情報を守るためにも、読み取れない状態にしてから処分しましょう。
個人情報保護スタンプやローラーを使う
少量のはがきであれば、個人情報保護用のスタンプやローラーが便利です。
宛名、住所、差出人、電話番号、メールアドレスなどに重ねて使用します。
油性ペンで塗りつぶす方法もありますが、インクの種類や紙質によっては、光を当てると元の文字が見える可能性があります。
裏面から読めることもあるため、一度塗っただけで安心せず、向きを変えて重ね塗りするか、切断などの方法と組み合わせましょう。
シュレッダーで細かく裁断する
大量の年賀状や案内はがきを処分する場合は、家庭用シュレッダーが効率的です。
帯状に切るストレートカットよりも、縦横に細断するクロスカットや、さらに細かくするマイクロカットの方が復元されにくくなります。
ただし、厚手のはがき、写真付きはがき、圧着はがきは、機器の故障や紙詰まりの原因になる場合があります。
シュレッダーが対応する紙厚、枚数、素材を確認し、無理に投入しないでください。
はさみで情報を分断する
シュレッダーがない場合は、はさみで細かく切る方法があります。
氏名と住所がひとまとまりで残らないように、縦横の複数方向から切りましょう。
写真、手書きの署名、二次元コードなども、内容を復元できない大きさに切ります。
一部分だけを切り取るより、情報同士のつながりを断つことが重要です。
切った後の紙は、自治体が指定する区分で処分します。
大量なら溶解処理サービスも検討する
引っ越し、遺品整理、事務所の書類整理などで大量のはがきが出た場合は、機密文書の溶解処理サービスも選択肢になります。
未開封の専用箱ごと回収し、紙を溶解するサービスなどがあります。
利用料金、最低量、回収方法、溶解証明書の発行、混入できる素材は事業者によって異なります。
写真やプラスチック、クリップなどを入れられるか、事前に確認してください。
未使用・書き損じはがきは捨てる前に活用する
未使用の郵便はがきや、宛名を書き間違えた郵便はがきは、単なる紙ごみではありません。
郵便料金に相当する価値が残っている可能性があるため、交換、使用、寄付を検討しましょう。
郵便局で切手などへ交換できる場合がある
日本郵便が発行した未使用または書き損じの郵便はがきは、所定の手数料を支払うことで、郵便切手や別の郵便はがきなどへ交換できる場合があります。
すでに宛名や文章を書いたものでも、郵便物として差し出していなければ交換対象になる可能性があります。
ただし、料額印面と呼ばれる料金表示部分が汚れている、破れている、切り取られているなど、状態によっては交換できません。
交換できる品目や手数料は変更されることがあるため、日本郵便の公式サイトまたは郵便局の窓口で最新情報を確認してください。
なお、私製はがきは、文具店などで購入したはがき用紙に切手を貼って使うものです。
私製はがきの用紙そのものは、日本郵便が発行した郵便はがきではないため、交換の対象にはなりません。
未使用の切手を貼っている場合は、切手を傷めずに扱いましょう。
古い額面のはがきも使えることがある
郵便料金の改定前に購入した古い郵便はがきでも、現在の料金との差額分に相当する切手を貼れば使用できる場合があります。
古いからという理由だけで、すぐに捨てる必要はありません。
例えば、懸賞への応募、短いお礼状、商品に添えるメッセージなど、用途があれば活用できます。
使用前には現在の郵便料金を確認し、料金不足にならないよう注意しましょう。
書き損じはがきを寄付する
未使用や書き損じのはがきを集め、切手などに交換して活動資金へ充てる団体もあります。
福祉、国際協力、環境保全、災害支援、動物保護など、活用目的は団体ごとに異なります。
寄付する前に、次の点を確認してください。
- 受け付けているはがきの種類
- 使用済みはがきが対象になるか
- 個人情報を消す必要があるか
- 送付先と募集期間
- 送料の負担者
- 寄付後の使い道
受付条件は変更される可能性があるため、必ず団体の公式情報を確認しましょう。
受け取ったはがきには思い出や資料としての価値もある
受け取ったはがきは、換金できるものばかりではありません。
しかし、差出人の筆跡、当時の写真、文章、消印、図柄などには、その時代や人間関係を伝える価値があります。
特に、故人から届いたはがきや家族の節目を記録した年賀状は、捨てた後で取り戻せません。
処分を始める前に、残すもの、データ化するもの、手放すものの三つに分けると整理しやすくなります。
残す基準を決める
すべてを保存すると量が増え続けるため、自分なりの基準を設けましょう。
例えば、手書きの文章があるもの、家族写真が載っているもの、故人からのもの、結婚や出産など節目に届いたものだけを残す方法があります。
すぐに決められない場合は、保留用の箱へ入れ、半年後や一年後に見直す方法も有効です。
整理の勢いだけで大切なものを捨てないことが重要です。
スキャンや撮影でデータ化する
原物を減らしたい場合は、スキャナーやスマートフォンで表裏をデータ化できます。
受け取った年、差出人、出来事などをファイル名に含めると、後で探しやすくなります。
ただし、デジタル化しても個人情報であることは変わりません。
クラウドストレージの公開範囲や共有設定を確認し、端末の故障に備えてバックアップも用意しましょう。
古い絵はがきは価値を確認する
古い絵はがき、記念はがき、戦前の風景を写したはがき、特徴的な消印がある郵便物などは、収集品や地域資料として扱われることがあります。
著名な画家や写真家による図柄、限定発行品、まとまったシリーズにも需要が生じる可能性があります。
ただし、古ければ必ず高く評価されるわけではありません。
年代、発行元、希少性、図柄、消印、書き込み、変色、折れ、欠けなどが評価に関係します。
価値が分からないものは処分前に家族へ確認するか、古書、切手、郵便資料などを扱う専門店へ相談しましょう。
はがきを処分するときの注意点
野外や家庭で燃やさない
個人情報を消すためであっても、庭や空き地で燃やすのは避けてください。
火災、煙、悪臭、近隣トラブルの原因になるほか、廃棄物の野外焼却は法令や条例で制限されています。
自治体が定める方法で安全に処分しましょう。
SNSへ写真を載せない
整理中の年賀状や珍しいはがきを撮影し、SNSへ投稿すると、宛名、住所、消印、家族写真、手書きの文章などが映り込むことがあります。
画像を公開する場合は、個人を特定できる情報を確実に隠してください。
大量処分は回収量の制限を確認する
自治体によっては、家庭ごみの集積所へ一度に出せる量に目安や制限があります。
大量のはがきを処分する場合は、自治体の一時多量ごみに関するルール、古紙回収、持ち込み施設、溶解処理サービスなどを確認しましょう。
まとめ
使用済みの紙製はがきは、個人情報を読めない状態にしたうえで、自治体のルールに従って古紙、雑がみ、可燃ごみなどに分別します。
写真付きや圧着式などの加工はがき、シュレッダーにかけた紙は、地域によって扱いが異なるため注意が必要です。
未使用や書き損じの郵便はがきは、郵便局での交換、差額切手を貼っての使用、団体への寄付などに活用できる場合があります。
また、古い絵はがきや故人から届いたはがきには、収集品、歴史資料、思い出としての価値が残っているかもしれません。
捨てる前に、使用できるか、個人情報が残っていないか、保存したい思い出がないか、資料や収集品としての価値がないかを確認しましょう。
処分だけでなく、交換、寄付、データ化、保存といった方法から、はがきの状態と自分の目的に合う手放し方を選ぶことが大切です。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
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