エルメスの歴史と価値。女性を魅了し続けてきた世界最高峰のブランド
「30代になったらエルメス(HERMES)のバッグを1つは手にしたい…」
そんな若い女性が一度は憧れる、高級ブランドのエルメス。
あなたも若かりし頃に自分の頑張ったご褒美に購入したり、パートナー様からプレゼントされ、大切に使ってきた想い出があるのではないでしょうか。
今回は、この世界中で愛されてきたエルメスの歴史を辿りながら、その価値について迫ってみたいと思います。
お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。
180年以上に渡るエルメスの歴史。バーキン・ケリーの原型は高級馬具だった
エルメスが誕生したのは、今から遡ること180年以上前の1837年。初代創業者となるティエリー・エルメスが高級馬具を製作する工房をパリ9区に開いたところから歴史がスタートします。
1892年には、今もエルメスを代表するバッグである「ケリー」や「バーキン」の原型とされる、「オータクロア」が発表されましたが、当時は馬の鞍を収納するためのサドル・バッグだったと聞けば、驚く方も多いのではないでしょうか。
現在のエルメスのようなラグジュアリーブランドとしての礎が築かれたのは、3代目を継いだエミール・モーリス・エルメスだと言われています。
1920年頃には、ファッション界に大きな衝撃を与えることとなった「ボリード」が誕生。世界で初めてバッグにファスナーを採用されたモデルと言われています。
当時の道路が現在のように舗装されておらず、その上を馬車で通るため、振動でバッグの中身が飛び出してしまうことにあったことからファスナーの発想が生まれたという背景がありますが、こうした常に高品質な価値を提供する姿勢が高く評価され、イギリス、フランス、ロシアの貴族御用達のブランドとして発展していったのです。
日本でエルメスの人気に火がついた1980年代
今でこそ、日本でも人気の高級ブランドの1つとして名前が上がるエルメスですが、日本におけるエルメスの歴史は浅く、1964年に西武百貨店に代理店として入ったのが最初でした。
1970年代は既に人気だったルイ・ヴィトンやシャネルといったブランドと比べると知名度は低かったエルメスですが、1979年に丸の内に初の直営店舗がオープンすると、ついに人気に火がつきました。
すべて職人の手によって生み出されている高品質に加え、1人1人の個性に寄り添ったオーダーに応えてくれる特別性が、「エルメス=働く大人の女性のステータス」という位置づけを確立していったのです。
そして1984年には、ついに「バーキン」が世界的にリリースされ、バブル景気の後押しを受けた日本でも、ケリー、コンスタンスとともに、爆発的人気を博しました。
またバッグだけでなく、スカーフや香水、「アルソー」や「クリッパー」といった腕時計、Hをモチーフとしたアクセサリーやジュエリーなど、
エルメスのアイテムを1つ持つだけで凛とした美しい女性になれる、そんな女性憧れのブランドへと浸透していきました。
常に高い価値を私たちに提供し続けているエルメス
その後も1998年にはフールトゥやエールラインといったカジュアルラインを発表して、より幅広い世代の支持を得ることに成功したり、
日本では、2001年にはフラッグショップ(重要な位置づけのお店)として、かつて職人の街として栄えた銀座に「メゾン・エルメス」をオープンするなど、
変革を求めながらも、決して従来のブランドイメージを損なうことなく、常に高い価値をお客様に提供し続ける姿勢が、エルメスが愛され続けている理由と言えるでしょう。
<関連記事>
エルメスの刻印について<意味と製造年代のまとめ>
エルメスのロゴマークに込められた意味の秘密を探ってみた!
使い道のなくなったエルメスにも価値。支援寄付を通じて新たなお役目を
女性が憧れる高級ラグジュアリーブランドとして、まもなく誕生から2世紀を迎えようとしているエルメス。
高級馬具が元となった品質の高さは正に一生ものという価値があり、あなたが当時購入したバッグや財布のようなヴィンテージのエルメスであっても、今も変わらぬ価値が残されています。
もしも、かつてのように使う機会が少なくなり、クローゼットの奥で眠っているままになっているのであれば、この機会に価値を感じている方の手に届けてみてはいかがでしょうか。
本記事で紹介した「エルメス」をはじめ、お宝エイドでは様々な物品を通じたNPO団体の支援を行うことが出来ます。お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。あなたもお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
(KOBIT編集部:Fumi.T)
あわせて読みたいおすすめ記事
RECOMMEND