新型コロナウイルスが5類感染症に移行されて、ようやく日常を取り戻しつつある私たちの生活。

今年の夏休みや年末年始には、久しぶりに海外旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、海外旅行の際に必ず必要になる「パスポート」の有効期限についてお伝えしていきます。

久しぶりにパスポートを使用される方も多いと思いますので、本記事をご覧になりながら、ぜひお手持ちのパスポートをチェックしてみていただければと思います。

まずは確認！パスポートの有効期限

パスポートには、有効期限が5年のもの、10年のもの2種類があり、表紙の色が紺色のものは5年用、赤色だと10年用となっています。

今回久しぶりにパスポートを使うという方は、期限切れになっているか、有効期限が近くなっている可能性がありますので、まずは確認してみましょう。

パスポートは残存有効期間にも要注意！国別一覧

有効期限を確認して、期限切れではなかったらひとまず一安心ですが、もう1つ残存有効期間もチェックしましょう。

残存有効期間とは、有効期限が切れるまでの残り日数のことで、この残存有効期間の日数によっては、入国できない国（日本から出国できないケース）があります。 全日空が公開している国別の必要残存期間を一覧でまとめましたので、こちらも確認しておきましょう[1]。

投稿先の国	必要残存期間
アメリカ（ハワイ含む）	帰国時まで有効なもの(入国時90日以上が望ましい）
カナダ	カナダ滞在日数＋1日以上
メキシコ	帰国時まで有効なもの
イギリス	帰国時まで有効なもの（査証欄余白、表裏連続2頁以上必要）
フランス	シェンゲン領域を最後に離れる日から3ヵ月以上
ドイツ	シェンゲン領域を最後に離れる日から3ヵ月以上
ベルギー	シェンゲン領域を最後に離れる日から3ヵ月以上
シンガポール	入国時6ヵ月以上
タイ	入国時6ヵ月以上
ベトナム	入国時６ヵ月以上
マレーシア	入国時６ヵ月以上
台湾	滞在予定日数以上
韓国	入国時3カ月以上
オーストラリア	帰国まで有効なもの

※ 本表に記載の必要残存期間は2023年6月現在のものです。最新の情報は滞在先の在日大使館や外務省海外安全ホームページ等をご確認ください。

ヨーロッパでは、旅行先の国だけでなく、シェンゲン協定を結んでいる27カ国[2]の領域を離れる日から3ヶ月以上の残存有効期間が必要となります。

また、日本から比較的近いアジア圏は半年以上の残存期間が必要となりますので、有効期限が切れてなくとも、十分な残存有効期間があるかを必ず確認しておきましょう。

海外でパスポートの有効期限が切れたら大変！余裕を持って更新を

災害や病気など不足な事態によって、海外でパスポートの有効期限が切れてしまう可能性もゼロではありません。

その際には、各国にある日本大使館や総領事館でパスポートの切り替えを行うことができます。

ただし、切り替えに必要な書類は、日本国内での申請時と同じなので、公的書類が手元にない場合は、お住まいの役所や日本にいる家族に代理で発行して送ってもらったり、非常に大変です。

こうした不測の事態を限りなくゼロに近づけるためにも、パスポートの有効期限は少なくとも1年以上はある状態にしておくことをおすすめします。

仕事などでパスポートの申請になかなかいけない方もいらっしゃると思いますが、2023年3月27日からパスポートの更新がスマートフォンからも可能になりました[3]。

パスポートが失効（期限切れ）になっていなければ、従来のように窓口に行く必要はなくなりましたので、この機会に残存有効期間が少なくなっている方は、ぜひこのタイミングで更新してみてはいかがでしょうか。

海外に目を向けるこの機会に。今も支援を必要としている人々はたくさんいる

ここ数年は日本以外の国々に意識を傾ける機会がどうしても少なくなっていました。

海外旅行を計画するこの機会に、改めて世界で起きている様々な問題に目を向けていただければと思います。

そして、紛争・人権問題など今まさにあなたの支援の力を必要としている国や地域はたくさんあります。

お宝エイドでは、こうした問題解決に取り組むNPOの支援を行っています。あなたからご郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。あなたもお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。

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※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問い合わせください。

＜参考文献＞
[1] ANA，「旅券（パスポート）・査証（ビザ）のご案内」，available at https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/plan/int-info/passport/
[2] Orandatowatashi.nl，「EU, EEA, EFTA およびシェンゲン協定加盟国」，available at https://www.orandatowatashi.nl/%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8B%E8%B3%AA%E5%95%8F%E3%81%A8%E5%9B%9E%E7%AD%94/eu-eea-efta-schengen
[3] 政府広報オンライン，「パスポートの更新がスマホで可能に」，available at https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202301/1.html