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日本紙幣の歴史 お札のはじまりと印刷された歴代の人物たち

#お金#日本のお金

2024年にお札が一新されることから、日本の紙幣の歴史に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。

ここでは日本のお札のはじまりと、歴代お札に描かれた人物たちをまとめてみました。

安土桃山時代を起源にはじまったお札の歴史

日本で最も古い紙幣は、戦乱の世が終わる安土桃山時代の末期、三重県伊勢市で流通し始めた「山田羽書」と言われています[1]。

はじまりはお金の代わりとなる預り証の役割でしたが、次第に紙幣として発行されるようになり、江戸時代には藩札として、藩内独自の貨幣として使われるようになっていきます。

日本全国共通の貨幣として紙幣が発行されたのは明治時代になった1868年のこと。日本初めての全国通用の紙幣「太政官札」が日本紙幣の歴史のはじまりと言っても良いかもしれません。

当初は政府が発行する政府紙幣でしたが、1885年(明治18年)に、現在と同じく日本銀行から紙幣が発行されるようになり、初めて発行されたのが旧十円券で、大黒天の絵柄が使用されたことから「大黒札」とも言われます。

意外と少ない?お札に描かれた歴代の人物たち

お札と言えば、歴史的人物の肖像画が描かれていますが、1881年(明治14年)に発行された「改造紙幣」と言う政府紙幣で、神功皇后が初めてとされています。

以降、どのような人物が肖像画として使われてきたのでしょうか。時系列でまとめてみました。

発行年 人物
1881年 神功皇后
1888年 菅原道真
1889年 武内宿禰
1890年 和気清麿呂
1891年 藤原鎌足
1930年 聖徳太子
1945年 日本武尊
1946年 二宮尊徳
1948年 板垣退助
1951年 高橋是清
1951年 岩倉具視
1963年 伊藤博文
1984年 夏目漱石
1984年 新渡戸稲造
1984年 福沢諭吉
2000年 紫式部
2004年 野口英世
2004年 樋口一葉
2024年 渋沢栄一
2024年 津田梅子
2024年 北里柴三郎

現行紙幣を含めると18名、2024年に新たに3名が採用予定なので全21名となります。約140年間の日本紙幣の歴史で見ると、意外と少ないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ちなみに、お札に初めて女性が採用されたのは現行の5,000円である樋口一葉が初めてというのも日本が歩んできた歴史を感じさせる1つかもしれません。

まとめ

時代とともに変わってきた日本のお札。近年ではキャッシュレス化が進み、紙幣や硬貨を使う機会がめっきり減ったという方もいらっしゃるかもしれません。

2024年に新紙幣に切り替わるタイミングでもありますので、お金の歴史を振り返り、その価値を改めて考えてみてはいかがでしょうか。

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<参考文献>
[1] 日本銀行,「お金の話あれこれ(2) お金をいろいろ比べてみたら…」,available at https://www.boj.or.jp/about/education/arekore2.htm

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