世界的な現代美術家 奈良美智のポップでロックな作品の高い価値
現代美術の第二世代を代表するアーティストの奈良美智さん(以下本文では敬称略)。
彼が生み出すポップの中に強烈なインパクトが存在する作品に心奪われて、思わず手にした方もいらっしゃると思います。
今回は、この現代アーティストである奈良美智の歴史を紐解きながら、世界的に評価されているその作品価値についてご紹介します。
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純粋な想いを作品に注ぎ込む現代アーティスト・奈良美智
奈良美智は1959年の12月5日生まれで、現在62歳(本記事執筆2022年2月時点)になります。
青森県弘前市出身の彼は、小さい頃から1人で絵を描くのが大好きで、高校卒業後には東京五美大の1つである東京造形大学の彫刻科に合格。しかし、本当にやりたいことは絵画だと気づいたことから、1浪をして武蔵野美術大学の絵画科に入学した経歴を持ちます。
さらに、若くして海外嗜好だった彼は、20歳の時にヨーロッパとパキスタンに放浪の旅に出ることを決め、旅費を賄うために1年で武蔵野美術大学を中退して、授業料の安い愛知県立芸術大学に入学し直すという、大胆で冒険心のある一面も持ち合わせていました。
そんな彼の” 純粋に今やりたいことをやる”という性格を引き金として、奈良美智のアーティストとしての才能を開花させたのが、大学院卒業後の1987年にヨーロッパ旅行で訪れたドイツでの滞在でした。
翌年1988年にドイツ留学を決意してドイツ国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学。この時に師事していたA.R.ペンクの影響が、彼の作品には根付いているとされています。
世界中で評価されている奈良美智の作品価値
デュッセルドルフ芸術アカデミーを1993年に卒業後、2000年までケルン郊外にアトリエを構えて作品を作り続けていた奈良美智ですが、12年間のドイツ生活に一区切りをつけて日本へ帰国。
ここから数年で生み出された作品が、後に奈良美智の代表作となっていきました。
- Knife Behind Back,2000年
- Missing in Action,2000年
- dead of night,2004年
- Cosmic Girl(Eyes Open, Eyes Shut),2008年
- Dead of Night,2016年
彼の作品において最も特徴的と言えるのが、目つきの鋭い女の子をモチーフとしたポップアートです。
奈良美智の作品に魅了された方であれば、この女の子をテーマとしてポスターやポストカードなどの様々なグッズを集めた経験があると思いますが、
2000年に制作された鋭い目つきの少女を描いたアクリル作品「Knife Behind Back」は、2019年に香港でサザビーズが開催したオークションで、なんと約2,500万ドル(約25億円)もの価格がついて落札されました。
現在まで奈良美智の作品には、リトグラフや木版画、シルクスクリーンや銅版画など様々ありますが、特に世界的に評価が認められるようになった2000年から2010年代前半の作品は、数百万の買取額がつくものも珍しくありません。
記憶に新しいところでは、2020年に描かれた未発表の新作を愛知県豊田市が1億1000万円で購入して豊田市美術館に展示されたことが話題になるなど、還暦を過ぎた現在も彼の生み出す作品には国内外で高く評価されています。
奈良美智の作品を手放すならば。支援寄付というさらなる価値を
あなたもかつて魅了された奈良美智の作品。しかしながら、生活スタイルや環境の変化から手放すこと決意している方もいらっしゃるかもしれません。
あなたが大切にしてきた奈良美智の作品の数々には、今も変わらず価値があることが、本記事を通じてお分かりいただけたのではないでしょうか。
それならば、奈良美智の作品を手にしたい方の元へ届けてみてはいかがでしょうか。 お宝エイドでは、あなたのお役目を終えた物品を通じて、社会貢献へとつなげる活動をしています。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
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