図書カードで文房具は買える?対応店舗一覧と注意点を解説

一部の書店では、書籍に加えて文房具の販売も行っています。そこで気になるのが、「図書カードで文房具も買えるのか」という点ではないでしょうか。原則として、図書カードは「図書」と認められる商品の購入に限定されています。しかし、実務上は書店の裁量によって運用が異なっているのが実情です。
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図書カードで文房具が買える理由と背景
書店のスタイルの変化
大型書店や複合型書店(文房具+カフェ+本屋など)が増加する中で、商品ラインナップも広がっています。
文房具や雑貨を一緒に販売する店舗も多く、それにあわせて「文房具にも図書カードが使える」という柔軟な対応がなされています。
図書カード発行会社の見解
日本図書普及株式会社は、図書カードNEXTの利用について「加盟書店の判断にゆだねられる範囲がある」と明言しています[1]。
つまり、基本的には書籍を主目的とするカードではありますが、補助的な商品として一部の非書籍商品も取り扱うことが可能です。
文房具のように、学習や読書に密接に関係するアイテムは「関連商品」として認められるケースがあるのです。
図書カードが使える店舗と使えない店舗
どこのお店でも文房具の購入に図書カードが使えるわけではありません。
実際のところ、対応は店舗単位で異なります。
実際に文房具が買える書店の事例
以下は文房具が実際に購入できた事例がある書店です。
各店舗のポリシーや地域で異なる可能性があるため、店舗での確認が大前提です。
- 紀伊國屋書店:学用品や一部の高級筆記用具も対象
- 丸善:オリジナルノートやレターセットなど
- ジュンク堂:学用品・文具コーナーも図書カード対応
- 三省堂書店:ペンやノート等を「関連商品」として区分
- 未来屋書店:雑貨や文具販売に力を入れており対応範囲が広い
図書カードが使えない店舗
- コンビニエンスストア(図書カード対象外)
- スーパーの書籍売り場
- 一部の小規模書店
商品分類が「図書」ではない、もしくは加盟書店の契約外であれば、たとえ店舗内に文房具があっても図書カードでは購入できません。
万が一のために、会計前にスタッフに確認するのがベストです。
図書カードで購入できる関連アイテム一覧
文房具以外にも図書カードで購入可能な「関連商品」は増加傾向にあります。
- 地図や地球儀
- 学習支援アプリの解説書付きコード商品
- 教育系DVDやCD
- ペーパー素材の知育玩具
- カレンダーや手帳(年の初めによく使われる)
書店によってはこれらも「学習・啓発の一環」と見なされ、購入が認められています。
図書カード×文房具をプレゼント!賢い使い方・アイデア
文房具に図書カードを使えるなら、学生や親御さんにはうれしいですよね。
アイデアの一例として以下のような使い方があります。
- 卒業祝いに図書カード+ノートやペンなどの文房具
- 入学準備として、教科書+文房具を一括購入
- 読書欄付きのノートなど、「本にまつわる文房具」を購入
図書カードは金券であるにも関わらず「堅苦しくない贈り物」として、アイデア次第で大きな活用幅を持つアイテムなのです。
まとめ:文房具は“図書”と隣接する価値のある存在
図書カードは「出版物」を基本対象としていますが、教育的付帯価値のある文房具や学習用品は、店舗ごとの裁量と運用によって利用可能な場合があります。
アナログ文具と書籍は、どちらも知識を深めるための重要な道具であるという共通点があります。
現代の書店は単なる本の売り場ではなく、学びの空間へと進化しており、そのなかで図書カードの利用範囲も広がりつつあります。
知的好奇心を支えるアイテムの一部として、文房具も有効に活用していきましょう。
<参考文献>
[1]図書カードNEXT,よくある質問」,available at https://www.toshocard.com/guideline/faq.html
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