図書カードをコンビニで使う方法はある?対応状況と他の使い道

書籍の購入やプレゼントに便利な「図書カード」。「コンビニでも手軽に本が買える今、図書カードは使えるの?」と疑問に思ったことはありませんか?本記事では、図書カードがコンビニで使えない理由と使える場所・方法、また代替手段としての選択肢まで詳しく解説します。図書カードを上手に使いこなすヒントがきっと見つかります。
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図書カードはコンビニで使えるのか?
多くの方が気になる「コンビニで使えるのか?」という点ですが、残念ながら図書カードは一般的なコンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート等)での書籍購入等には使用できません。
一部例外として、地域フランチャイズ店舗によっては、利用できる店舗があります[1]。
また、図書カードではなく「QUOカード」など別種の金券が同時に扱われている場合があり、これと混同されやすい点に注意が必要です。
図書カードはなぜコンビニで使えないのか
加盟店制度の仕組み
図書カードは「図書カード加盟店制度」に加盟している店舗でのみ使用可能です。
この加盟店になるためには、専用システムの導入や定期的な手続きをクリアする必要があります。
書店はこれに対応している場合が多いですが、コンビニはその仕組みに未対応となっています。
利用できる書店との違い
書店では、図書カード対応端末が常備されており、図書カードまたはQRコードの読み取り処理が可能です。
しかし、コンビニの書籍コーナーは総売上のごく一部に過ぎず、専用端末の設置には対応していないため使用非対応となっているのが現状です。
コンビニのPOSシステムとの非互換性
コンビニエンスストア各社では独自のPOS・支払いシステムを導入しており、これと図書カードの決済処理を連携させることが難しいとされています。
システム的な機能不足と、取り扱う金券の優先度の違いが、大きな理由のひとつです。
図書カードの基本的な使い方
図書カードとはどんな金券?
図書カードは、全国共通図書カード事務局が発行する、書籍や雑誌などの購入に利用できるプリペイド型の金券です。現在は図書カードNEXTというQRコード付のデジタル型が主流で、紙製の旧式カードは徐々に流通を終えつつあります。
利用可能な商品とサービス
図書カードで購入できる主な商品は以下のとおりです
- 書籍(単行本、文庫、新書など)
- 雑誌
- 教科書や辞典
- 一部の文具や学用品(取扱店による)
ただし、CD・DVD、嗜好品、トレーディングカードなど書籍以外のグッズには使えない場合もあります。
使用時の注意点(図書カードNEXTの場合)
図書カードNEXTはQRコードを読み取って金額を処理する非接触型のモデルです。主な注意点は以下です
- 有効期限は発行日から10年間
- 残高確認や利用履歴は専用サイトで管理
- 利用にはNEXT加盟店での読み取り機器が必要
そのため、どこでも気軽に使えるわけではなく、使える店舗かどうか事前に確認が必要です。
図書カード利用可能な主な場所一覧
全国の加盟書店一覧(代表例を紹介)
以下は図書カード・図書カードNEXTが利用できる主な書店です:
- 紀伊國屋書店
- 丸善
- ジュンク堂書店
- 三省堂書店
- 有隣堂
- 文教堂
- 未来屋書店
- 喜久屋書店
中小の地域書店でも加盟しているところが多いため、書店入口に掲示されているロゴマークの確認をおすすめします。
図書カードNEXT対応店の探し方
図書カードNEXTの公式サイトでは、郵便番号や住所から対応書店を検索できる便利なサービスがあります。
- 図書カードNEXT加盟店検索:https://www.toshocard.com/bookstore/
街の書店に立ち寄る前に一度チェックしておくと安心です。
オンライン書店で使えるかどうか
オンラインで図書カードが使えるかどうかは、サイトによって異なります。
【図書カードNEXTが使えるオンライン書店】
- e-hon(書店連携ECサイト)
- honto(対応一部あり)
- 三省堂書店オンライン(一部店舗併用)
図書カードが使えない場所と利用できる場合でも注意すべき点
コンビニ・電子書籍プラットフォーム
前述の通り、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニ各社では図書カードは使用できません。
その他の非対応店舗・サービス
- 家電量販店(例:ヨドバシカメラ、ビックカメラ)
- スーパー書籍売場(イオン等)
- カフェ併設型の一部書店(支払いシステムが別な場合)
一見「本が売られている」場所であっても、図書カード利用可否は別問題です。
使用前に確認すべきチェックリスト
- 書店のレジ付近に図書カード取扱表示があるか?
- 図書カードNEXTに対応している端末があるか?
- 最新の加盟店情報を確認したか?
- 有効期限は切れていないか?
特に贈り物として渡す前には、相手の行動圏に利用可能店舗があるか確認しておくと親切です。
コンビニで図書カードを使いたい時の代替案
QUOカードの利用
コンビニで書籍や雑誌を買いたいなら、QUOカードの利用も一案です。
以下のような場所でQUOカードが使えます。
- コンビニ各社
- 一部書店(使用可能な種類は要確認)
ただし、QUOカードにも使えない店舗や商品があるため、事前リサーチが大切です。
電子マネーやギフトカードの使い分け
電子書籍を買いたい場合や、
ネット中心の読書派には以下のギフトカードがおすすめです
- Amazonギフト券
- 楽天ポイントギフトカード
- Google Playカード(Playブックス用)
これらはコンビニで広く取り扱われており、柔軟な選択が可能です。
どうしてもコンビニで本を買いたい場合の工夫
- 自分用には電子マネー(交通系ICやPayPay等)を活用
- ギフト用途なら「コンビニで使えるギフト券」を選ぶ
- 小中高校の販売用ブックフェアなら事前確認で対応可
コンビニでは「手軽さ」を重視した支払手段に対応する傾向があるため、用途を整理した上で金券を選びましょう。
まとめ:図書カードを正しく、賢く活用しよう
図書カードは読書好きへのギフトや、自分へのご褒美として根強い人気がありますが、コンビニでは使用できません。
これは図書カードが専用システムによる読み取り処理を必要とするためであり、POSシステム非対応のコンビニでは取り扱えないという理由が大きいのです。
しかし、図書カードが使える書店は全国に多く存在し、オンライン書店の一部でも利用可能です。どうしてもコンビニで手軽に本を買いたい場合には、QUOカードやAmazonギフト券といった代替手段を検討してみましょう。
図書カードの仕組みを理解し、目的と場所に応じた適切な活用で、より豊かな読書ライフを楽しんでください。
<参考文献>
[1]図書カードNEXT,「取扱店検索」,available at https://www.toshocard.com/bookstore/result_02_list.cgi?pref=%E5%B3%B6%E6%A0%B9%E7%9C%8C&city=%E6%B1%9F%E6%B4%A5%E5%B8%82&aid=
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