増加する日本の子どもの貧困と現状。支援先におすすめのNPOまとめ 2020年11月度
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一向に改善の兆しが見えない日本の子どもの貧困状況
厚生労働省の最新の調査報告によると、日本の子どもの貧困率は13.5%(新基準では14%)。およそ7人に1人が貧困によって生活に支障をきたしている状況にあるとされています [1] 。
この事実を知って、あなたはどう感じますか?
自分の周りで暮らしていけないほど生活に困っているような子どもがいない状況のため、まさかそんなに多くの日本の子どもが貧困にさらされているなんて、と思った方も多いことでしょう。
実はこうした日本の貧困の現状は、今に始まったことではありません。貧困率の調査が開始された1985年(昭和60年)から一度も改善されることなく、緩やかに増加し続けています。
このように、一向に子どもの貧困の改善の兆しが見えない原因の一つとして、日本では子どもの貧困問題について、メディア等で多くを語られることが少ないことが挙げられます。
虐待や育児放棄のような、大人の子育てに関する問題は取り上げられるものの、そうした子どもたちが、その後どれだけ苦しんでいるのか、という現実が私たちの耳には入ってきにくいのです。
当事者である子どもたちも、こうした社会構造で生きていかなければいけないため、
- 自分が貧乏と呼ばれることは嫌だ
- 偏見の目を向けられたり、いじめられたりするのが恐い
といった気持ちが強くなり、貧困の実態把握をより難しくさせてしまっているとも言われています。
ただ、こうした貧困にあっている子どもたちに対して、見て見ぬ振りをしているわけではありません。日本では、国レベル、民間レベルでも色々と支援を行っているのです。
その一例として、児童福祉支援を行っている機関とNPOを紹介したいと思います。
日本の子どもの未来のために支援活動を行う機関・NPO
子供の未来応援国民運動推進事務局
内閣府、文部科学省、厚生労働省及び独立行政法人福祉医療機構で形成された、貧困にある家庭や子供へ、必要な支援を届けるための事業です。
2015年に「子供の未来応援国民運動」をスタートさせ、寄付を募る活動をはじめ、自治体と児童福祉支援を行っている団体・NPOや企業との連携を促進する架け橋的な役割を通じて、幅広く子どもの貧困対策を実施しています。
NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえ
子どもが安心して食事やコミュニケーションが取れる場所を目的とした「こども食堂」を通じて、貧困の現状にある子どもたちへの支援を行っているNPOです。
こども食堂が全国どこにでもある、そんな環境を整えることを目指して、現在では全国3700箇所以上に広がるこども食堂を支えていくための活動をメインに行なっています。
また、企業や団体と協働で、こども食堂の安心・安全を高める活動や、子どもたちにさまざまな体験を届けられるプログラムの提供なども実施し、支援の輪を広げる活動を積極的に行っています。
子どもが夢と希望の持てる社会を繋いでいくために
2015年に国連で採択された持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
このSDGsで掲げられた17個の目標の内、一番はじめの目標が「貧困をなくそう」です。
これから先の社会を作っていくのは子ども達です。その子ども達が、今の生活を幸せに感じ、将来への夢や希望を持てることが、これから先の社会を繋いでいくためには必要です。
世界中に貧困に苦しんでいる子ども達はたくさんいますが、本記事でお伝えしてきた通り、日本も例外ではありません。
貧困の問題を解決するために私たちが目を向けるべきところはたくさんありますが、日本から世界へと支援の輪を広げるためにも、まずは日本の子どもが夢と希望の持てる社会を作っていくことが重要なのではないでしょうか。
お宝エイドでは、今回ご紹介した子供の未来応援国民運動推進事務局やNPO法人むすびえのような機関やNPOを支援するため、皆さまのご自宅で眠っている「お宝」を換金し、そのお金を活動原資として送り届ける取り組みをしています。
あなたが使わなくなって処分を考えている物は、換金を通じて、支援という新たな力になります。お宝エイドを通じて、子供たちの明るい未来の後押しをする第一歩をはじめてみませんか。
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