宝くじの仕組みと収益金の使い道 世界ではこんな社会貢献の動きも!
今やショッピングセンターには必ずあると言って良い宝くじ売り場。あなたも1度は購入したことがあるのではないでしょうか。
普段は“当せんすること”に目が行きがちですが、あなたが宝くじを購入したお金は、どんな形で活用されているか考えたことはあまりないかもしれません。
そこで今回は、宝くじの運営の仕組みと収益金の使い道についてご紹介します。
お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。
意外と知らない宝くじの仕組みと収益金の使い道
突然ですが、宝くじの発売元はどこが行っているかご存知でしょうか?
答えは、全国の地方自治体です。
宝くじは「当せん金付証票法」(昭和23年施行)という法律により、運営方法や収益金の使い道が明確に定められています。
宝くじの運営の仕組み
意外と知らない方も多いかもしれませんが、宝くじは一般の個人や企業が販売することが法律で禁止されています。
銀行が発売元だと思っていた方も中にはいらっしゃると思いますが、銀行等は発売や当せん金の支払いなどの事務全般を地方自治体から受託されている仕組みとなっています[1]。
宝くじのお金はどこへ?収益金の使い道
では、私たちが購入した宝くじのお金はいったいどこへ使われているのでしょうか。
宝くじ公式サイトが公表している令和4年度の宝くじの販売実績額は8,324億円で、下記のように振り分けられています[1]。
- 地方自治体の公共事業等:36.7%(3,052億円)
- 社会貢献広報費:1.3%(112億円)
- 当せん金(当せん者への支払い):46.9%(3,904億円)
- 印刷経費、売りさばき手数料など:15.1%(1,256億円)
約40%が純粋な収益金として、高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修などの公共事業、そして文化公演やスポーツフェアなどを通じた社会貢献事業へと使われています。
世界でも広がる宝くじを通じた持続可能な未来への支援
宝くじは日本のみならず世界中で人気があります。一例として、フランスでは2023年の10月に生物多様性を守ることを目的としたスクラッチくじが発売されたことで、注目を集めています[2]。
「ミッション・ネイチャー」という名前のこのくじは、一枚3ユーロで手に入れることができ、当たれば最高3万ユーロ(約476万円)の賞金がもらえます。くじ一枚ごとに0.43ユーロ(約67円)が、フランス政府生物多様性事務局(OFB)が選出した生物多様性を守るプロジェクトに使われる仕組みとなっています。
Avec le Loto de la #biodiversité, ce sont 20 projets qui seront soutenus. Ils reflèteront la richesse et la diversité du patrimoine naturel français.
— Sarah EL HAÏRY (@sarahelhairy) October 18, 2023
À proximité de chez vous, il y a un probablement un site naturel que vous pouvez soutenir avec #MissionNature ! 🏞️ pic.twitter.com/uK9b7DX6yv
この取り組みで支援されるのは、フランス国内にある20の生態系を回復させるプロジェクトです。大規模な6つのプロジェクトでは、例えば、汚染された水域のマングローブ林を守ったり、地中海沿岸の海草を保護したり、絶滅の危機に瀕しているワシの救済などが行われています。
地方レベルでは、14のプロジェクトが実施されており、農地開発によって損なわれた森林の回復や、開発によって影響を受けた湿地の保全などが含まれています。
このくじの重要な目的の一つとされているのは、国民に生物多様性の保護の重要性を広めることです。くじにはQRコードが印刷されており、それをスキャンすることで、プロジェクトの詳細や生態系の課題、支援団体などの情報が分かるようになっています。
あなたがお役目を終えた物品にも支援の力が眠っている
本記事でご紹介した宝くじのように、私たちが意外と知らないところに、社会貢献につながる価値が眠っているものはたくさんあります。
その一つとして、お宝エイドでは、あなたのご自宅に長年眠ったままの、お役目を終えた物品たちに、「支援の力」という新たな価値与える活動をしています。
お宝エイドでは、こうした使われることのなくなった「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問い合わせください。 お宝エイドでは、さまざまな社会課題の解決へのチャレンジするNPOやNGOといった非営利団体とパートナーシップを組み、物品寄付型ファンドレジングプログラム『お宝エイド』事業を展開しています。
断捨離や生前整理などで処分や使い道のない物品を通じて、私たちができる社会貢献活動の第一歩をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問い合わせください。
<参考文献>
[1]宝くじ公式サイト,available at https://www.takarakuji-official.jp/
[2] Yahoo! JAPAN SDGs,「買えば買うほど自然を豊かにする「宝くじ」フランス政府が考案」,available at https://sdgs.yahoo.co.jp/featured/417.html
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