宝石とは?定義・種類の基礎知識と価値の高い宝石ランキング
まばゆいばかりに光り輝く宝石たち。宝石と言えば、価値が高いものという言葉のイメージをお持ちの方も多いことと思います。しかしながら、宝石は実にたくさんの種類があり、価値も宝石によって様々です。
そこで今回は、改めて宝石とはどういったものかをおさらいし、具体的に価値が高いとされる宝石について「価値の高い宝石ランキング」としてご紹介します。
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宝石についての基礎知識
宝石の定義と分類
一般社団法人日本ジュエリー協会および一般社団法人宝石鑑別団体協議会の定義に基づくと、宝石に分類される装飾用の物質には、人工の処理がされていない「天然石(天然宝石)」と人の手によって何かしら処理された「人工生産物」の2種類があり、このうち天然石のみを宝石とするとされています[1] [2]。
ここからさらに定義を広げると、宝石は大きく以下5種類に分類されることもあります。
- 天然宝石:カットや研磨以外の人工処理がされていないもの
- 処理宝石:カットや研磨に加え、トリートメントの処理が施されたもの
- 人工宝石:天然石と同様の化学特性、物理特性、内部構造を人工的に作り出したもの
- 人造宝石:天然石とは異なる物質を使って、人工的に天然石と良く似た構造の宝石を作り出したもの
- 模造宝石:ガラス・プラスチック・セラミックなどを用いて天然石と似た色、外観、質感を模倣したもの
天然宝石の分類
いわゆる価値の高いとされる宝石は、天然宝石に分類されますが、天然宝石はさらに貴石と半貴石の2種類に分類されます。
- 貴石:「希少性」「外見の美しさ」「硬さ(モース硬度7以上)」の3つの条件を満たしている天然石
- 半貴石:貴石の条件を満たしていない天然宝石
貴石と半貴石を単純比較すれば貴石の方が価値は高いと言えますが、貴石であっても、傷があったり、透明度が低かったりするものは半貴石より価値が下がる場合もあります。
参考:天然石とは?種類や特徴・パワーストーンとの違いについて
宝石の価値ランキング!世界五大宝石をご紹介
貴石の中でも、特に産出地域が限られていて希少性がある宝石は「世界五大宝石」と呼ばれ、宝石の中でも特に価値が高いとされています。
ここでは5大宝石についてそれぞれご紹介していきましょう。
ダイヤモンド
和名では「金剛石」と呼ばれ、地球上で最も硬い鉱物として知られるダイヤモンド。
採掘や加工の難易度から、「4C」と呼ばれる4つの要素で価値基準が明確に確立されている宝石です。
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ルビー
コランダムという無色透明な石が不純物の濃度によって赤く変化した宝石がルビーと呼ばれます。
スリランカやタイ・ベトナム・ミャンマーなどの限られた地域でしか採掘されない希少性の高さが特徴で、特にミャンマーで産出されたルビーは「ピジョンブラッド」と呼ばれ、色合いと透明度が高いとされています。
また、ルビーは発色を良くする加熱処理がされるのが一般的ですが、加熱処理せずとも鮮やかで透明度の高い原石のルビーは、非常に価値が高くなっています。
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サファイア
ルビーと同じコランダムという鉱物の中で、赤以外のものはサファイアと呼ばれます。
一般的に「サファイア=青色」がイメージされることが多いですが、実はピンク、オレンジ、イエロー、グリーン、パープル、バイオレットと多岐に渡るカラーがあるのが特徴です。
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エメラルド
ベリルという鉱物に別元素が混入することで緑色に発色する宝石がエメラルドです。
紀元前4000年頃のバビロニアの人々が取引をしていたという記録が残るほど、古くから価値が認められていて、かのエジプトの女王クレオパトラも愛した宝石としても知られています。
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アレキサンドライト
クリソベリルという鉱物からなるアレキサンドライトは、太陽光の下では青や緑色、白熱灯の下では赤色に変わる変色性という特徴を持つ宝石です。
他の4つの宝石よりも希少性が高いとされ、「パライバ・トルマリン」「パパラチアサファイア」とともに世界三大希少石とも呼ばれ、ダイヤモンドを凌ぐ価値がある原石も珍しくないと言われています。
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宝石の価値はずっと残り続ける。支援の力につなげる使い道
ここまでお伝えしてきたように、宝石には様々な種類があり、価値も異なります。しかしながら、共通しているのは、宝石の価値は形ある限りずっと残り続けます。
もし、生前整理や断捨離をきっかけに、あなたがこれまで身に着けてきた宝石を手放そうと思っているならば、その宝石に込められた価値を次の方につなげてみてはいかがでしょうか。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
<参考文献>
[1] 一般社団法人日本ジュエリー協会,「宝石の定義・命名法 2021年改訂版」,available at https://jja.ne.jp/books/pdf/gem2021.pdf
[2] 一般社団法人 宝石鑑別団体協議会,「定義と命名法」,available at https://www.agl.jp/pages/10/
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