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山下清の作品価値。人生そのものを描き続けた天才画家を紐解く

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「丸刈り頭に、白のランニングシャツと半ズボン姿の日本画家」と言えば山下清氏(以下、本文では敬称略)を想像する方も多いのではないでしょうか。

色鮮やかではっきりとしたタッチに魅了されて、若かりし頃に作品を手にした方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、そんな山下清という画家の生涯を紐解きながら、その作品価値に迫ります。

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ドラマにもなった裸の大将・山下清の画家としての人生

テレビドラマ「裸の大将放浪記」でも知られているように、山下清は幼い頃に重い消化不良で生死をさまよい、一命を取り留めたものの、その後遺症として言語障害と知的障害を患いました。

くしくも画家としての才能は、その障害によって開花したと言っても過言ではなく、彼が12歳の頃に入園した知的障害者施設の八幡学園で出会った「ちぎり紙細工」が、絵画に目覚めるきっかけだったと言われています。

当時、学園の顧問医を勤めていた式場隆三郎がその才能に目を付け、清を指導していくことで才能はどんどんと花開きはじめ、1939年には大阪の朝日記念会館ホールで展覧会が開催され、注目を浴びることになりました。

その後、18歳になった山下清は、ある日突然と学園を飛び出して放浪の旅に出かけることになります。

32歳に放浪の旅を終えるまで、実に約15年間に渡っては、旅先で見た風景を貼り絵として残し、この中から現在も語り継がれる代表作が生まれました。

1971年に49歳の若さでこの世を去るまでには、貼り絵のみならず、油絵や水彩画、ペン画など、幅広い作品を制作した山下清ですが、彼が描き出す鮮やかな美しさと純粋さから、「日本のゴッホ」とも言われています。

放浪中の情景で生まれた山下清の代表作と作品価値

山下清の代表作として、以下の作品が知られています。

<山下清の代表作>

  • 桜島
  • 清の見た夢
  • ひまわり
  • 日本平の富士
  • 長岡の花火
  • パリのエッフェル塔
  • 東海道五十三次

作品価値としては、山下清の原点とも言える「貼り絵」にフォーカスが当てられることが多いですが、ペン画でも数万~十数万円、希少な作品になると数百万円で買取されることもあります。

色紙にサインペンで描かれた作品などは贋作も多いことでも知られ、本物の作品を見極めるために「山下清鑑定委員会」が発足されていることからも、いかに彼の作品価値が高いかが分かります。

ご自宅に眠る絵画の処分を検討しているなら

山下清が生涯に渡って制作した作品数は明らかになっていませんが、いずれも今もなお高い価値があることは事実です。

もしも、あなたが若かりし頃に手にした作品や祖父母から譲り受けた作品があり、生前整理や断捨離を機に手放そうと考えているのでしたら、その価値を必要としている方へとつなげてみてはいかがでしょうか。

お宝エイドは、そうしたご自宅に眠る「お宝」を通じて、社会貢献につなげる活動を行っています。

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KOBIT編集部:Fumi.T)

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