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所信表明:公益財団法人 日本自然保護協会(NACS-J)

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一度失われた自然は二度と取り戻せない

日本自然保護協会は、暮らしを支える自然の豊かさを守り、その価値を広め、自然とともにある社会を実現することを使命とし、日本と世界の生物多様性の保全に取り組むNGOです。

一度失われた自然は、二度と取り戻すことはできません。

今、日本で絶滅の危機にある生き物は約3600種。種の絶滅は、生物学的な問題に留まるものではありません。自然に育まれた文化・歴史の断絶にも関わることです。

絶滅危惧種を指標に森林、海岸、草原などの生態系の保護活動に取り組む。
A:イヌワシ B:アカウミガメ(提供:表浜ネットワーク) C:オオルリシジミ D:ツキノワグマ(撮影:戸谷省吾)

自然環境は暮らし・社会・経済の基盤

日本では、古くから、山から里、川や海と豊かな自然に恵まれ、さまざまな産物を利用し、持続的な暮らしを続けてきました。しかし、特に高度成長期以降、自然のしくみを無視した開発や過剰な利用、廃棄物の増加、気候変動の影響や、里山などの管理放棄、持ち込まれた外来生物の拡散など人々の急激な行動変化が、生態系のバランスを崩し、自然の豊かさや持続性の源である生物多様性が損なわれています。

人と自然の良好な関係が崩れ、健全な生態系が失われると、山崩れや洪水などの大規模な自然災害の増加にもつながり、われわれ自身の安定した生活の基盤の喪失や感染症の拡大などの健康被害のリスクも増えていきます。

今、世界中でこうしたリスクを低減するため、生態系のバランスを保ち、生物多様性をこれ以上損なわない社会・経済を再構築しようという取り組みが加速しています。

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」SDGsでも17あるゴールのうち、4つは自然にかかわる目標が設定され、その他のゴールの基盤となっています。

社会や経済の問題を解決するためにも、環境を守り、生物多様性の劣化を食い止めることが必要だということが共通の課題としてかかげられています。

「自然のちから」で、明日をひらく

日本自然保護協会では、自然と共にある持続的な暮らしや社会を実現するため、全国規模の自然保護問題の解決と支援を行い、自然とのふれあいの場や機会、自然の価値と恵みを伝える導き手を増やす活動を展開しています。

A: 世界自然遺産に登録された小笠原諸島 B:ユネスコエコパークに登録された綾町の里山 C: 自然観察指導員の養成講習会 D: 次の世代に自然の大切さを伝える自然観察会

1951年の設立以来、全国の自然を想う市民ボランティアや専門家とネットワークし、地域ごとの個性ある自然環境の調査を行って、貴重な自然の価値を科学的に示し、国内の法制度や保護地域化のしくみを提案してきました。

また全国各地で自然観察指導員をのべ3万人養成し、自然を見守り豊かさを体験する自然観察会活動を推進しています。そして、世界遺産条約への批准、ユネスコエコパークへの登録を推進するなど、貴重な日本の自然の豊かさを世界レベルの価値として守り続けています。

自然を相手にする活動は、長い年月がかかります。活動の支えは、私たちの取り組みへの多くの方々の共感と行動と寄付です。

これからも日本の自然の豊かさを守り、自然を活かした社会課題の解決に向け、各地のみなさまとともに取り組んでいきます。

公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

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