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東京パラリンピック2020で注目 パラスポーツを取り上げた映画・小説・漫画3選

#パラスポーツ#パラリンピック#障がい者支援に関連するお宝エイド記事一覧

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行を受けて、1年延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック。

今回は、開催がいよいよ間近に迫ってきたこの時期に、改めて「パラスポーツ」への理解を深めていただくきっかけとして、パラスポーツをテーマとした映画や漫画をご紹介したいと思います。

● お宝エイドのワンポイント

お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。


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世代問わず高まるパラスポーツへの関心

パラスポーツとは広く障がいのある人が行うスポーツのことで、どちらかと言えば健常者のスポーツに基づいた種目のイメージが強いですが、「ゴールボール」や「ボッチャ」などパラスポーツ独自に考案した競技もあります。

2021年8月24日~9月5日まで開催される東京2020パラリンピックでは22競技539種目が予定され、各メディアでも特集が組まれるなどパラスポーツへの関心は日増しに高まっています。

パラスポーツは「共生社会」への礎石になると期待されており、パラスポーツに着眼した作品が増えていますが、今回は、よりパラスポーツに関して身近に感じることができる3つの作品を厳選して紹介します。

パラスポーツを身近に感じられる映画・小説・漫画3選

パラカヌーを扱った映画『水上のフライト』

映画「水上のフライト」オフィシャルサイト

2020年11月に公開された兼重淳監督・脚本土橋章宏氏による映画で、土橋氏書き下ろしによる文庫本(徳間文庫)も出版されています。

将来オリンピック候補と言われた走り高跳びの有望選手だった藤堂遥(演・中条あやみ)が、ある日不慮の事故で下半身麻痺となり、パラカヌーとの出会いでパラリンピックへの道を切り開いていくストーリーです。

健常者だった頃は良くも悪くも「走り高跳び」が全てだった。その唯一のものを失った彼女が立ち直ることができたのは、支えてくれるたくさんの仲間と1番近くにいてくれた母の存在。

再びパラリンピックという舞台、そして金メダルを目指すことになった主人公が「生きる上で本当に大切だったこと」に気づいていく姿を通じて、パラスポーツの素晴らしさを知ることができる作品です。

知的障がい者バスケットボールを扱った映画『だれもが愛しいチャンピオン』

映画「だれもが愛しいチャンピオン」オフィシャルサイト

2018年公開のハビエル・フェセル監督・脚本のアカデミー賞外国語映画賞を獲得したスペイン映画。

プロバスケットボールのサブコーチだった主人公のマルコが、ある問題を起こしてチームを解雇され、自暴自棄になって飲酒運転で捕まったのをきっかけに、知的障がい者のバスケットボールチーム「アミーゴス」を指導することになったところから、彼の人生が大きく動き出すストーリーです。

ハンディを抱えるがゆえに、バスケットを教えることもままならない状況から全国大会へ出場するまでに成長するマルコと選手たち。

実際に障がいを持つ俳優たちのユーモア、純粋さ、力強さ、1人1人が持つ個性がリアルに描かれている作品です。

車椅子バスケットボールを扱った漫画『リアル』

リアル 1 (ヤングジャンプコミックス)-Amazon

1999年より週刊ヤングジャンプで不定期に連載されている井上雄彦氏による漫画。一時休載になっていましたが、東京2020オリンピック・パラリンピックを翌年に控えた2019年に連載再開されたことで再び大きな注目を集めました。

小学校からバスケットボールに打ち込んでいた主人公の野宮朋美が、ある日バイク事故を起こし、後ろに乗せていた女性を下半身不随にしてしまったことをきっかけに高校を退学。

人生への希望と生き方を見失ってしまったところから物語がはじまります。

そして、短距離選手の有力選手だったが骨肉腫により右脚を失った戸川清春、野宮と同じ高校のバスケットボール部のチームメイトで、交通事故により下半身不随となってしまった高橋久信。この3人を中心に、パラスポーツである車イスバスケットボールとの出会いを通じて、それぞれの人生と向き合い成長していく姿が描かれています。

健常者としての視点、障がい者になってしまった人の視点、そして障がい者として生きる人の視点。それぞれの人生には不公平なんてなく、誰しも葛藤や戦いという現実(リアル)があることを感じさせてくれる作品です。

また、シリーズ累計1億部以上を誇るバスケットボール漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」で知られる井上雄彦氏が描く車いすバスケットボールの“リアル”も見事に描かれているため、パラスポーツの魅力も存分に感じられる作品となっています。

世代を問わず楽しめるパラスポーツ。推進している団体を支援するなら

世界最大のパラスポーツの祭典であるパラリンピック。

第16回を迎える今回は自国開催ということもあり、パラスポーツは私たちの中でより身近に感じられるものとなりましたが、実はパラリンピックに参加予定の約30の競技団体のうち、法人格を持っていない団体は10にのぼります。

そうした団体はNPO法人をはじめとした財団の支援を受けて運営されており、パラスポーツの推進は、これら支援団体の存在を欠かすことはできません。

お宝エイドでは、様々な物品を通じて、こうしたパラスポーツを推進する団体への活動原資を送る活動をしています。 この機会に、あなたも家に眠る「お宝」を通じて、パラスポーツ発展への支援をはじめてみませんか。

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この記事を書いた人
KOBIT編集部:Fumi.T KOBIT公式サイト
飼い猫のさんごちゃん
広告営業のサラリーマン時代から一転、鹿児島県の離島に移住して10年。現在はWebフリーランスとして活動中。妻の無類の猫好きが高じて、先住猫と保護猫合わせて7匹を飼っている他、地域のTNR活動にもWeb担当として参画中。

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