稀代の芸術家「岡本太郎」。ピカソに魂を揺さぶられた作品と価値
「芸術は爆発だ!」
昭和生まれの方なら、この言葉を聞いて岡本太郎さん(以下本文では敬称略)
を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
今回は、岡本太郎と言う稀代の芸術家と彼が生み出した作品の価値について迫っていきたいと思います。
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数々の名言を残してきた「岡本太郎」。芸術家としての歴史を紐解く
岡本太郎は、漫画家である父と小説家の母という芸術一家に生まれ、幼少期から絵を描きはじめるなど、その類まれなる才能を活かす道へと自然と進んでいきました。
その才能と同時に岡本太郎を象徴する自我の強さが若くして確立され、後に彼の名言となった冒頭の名言「芸術は爆発だ」の言葉のごとく、才能を認められ進学した東京美術学校(現在の東京藝術大学)をすぐに退学し、自分の目指す芸術を求めて単身フランスパリに飛び立っていったのです。
このフランスでの経験が岡本太郎の芸術家としての転機となりますが、数ある芸術作品の中で最も彼が衝撃を受けた画家がパブロ・ピカソだったと言われています。
参照:ピカソの絵画など。世界中で高い評価と作品価値を持つ理由とは?
戦争という不自由を経て爆発する岡本太郎の才能
パリにて芸術家の道を順調に歩んでいた岡本太郎の身にふりかかったのが、第二次世界対戦でした。
日本への帰国を余儀なくされて30歳にして徴兵された岡本太郎は、後の自伝で軍隊生活をこう振り返っています。
“隊生活四年。収容所での一年。あの五年間、私は冷凍されていたような気がする。わが人生で、あれほど空しかったことはない。”
良くも悪くも、この時の彼の過酷で虚しい体験が、後に制作された作品の原動力となったのかもしれません。
岡本太郎の功績をさらなるものに押し上げた「妻」の存在
芸術家としての才能に恵まれながら、幼少期は奔放な両親のトラウマから独身主義を貫いていた岡本太郎。
しかしながら、二科賞の受賞や前衛美術運動など精力的に制作活動に打ち込んでいた1940年代に、生涯のパートナーとなる平野敏子さんと出会います。
敏子さんは彼の作品価値と功績を揺るぎないものにした存在とさえ言われるほど、岡本太郎の良き理解者で支援者でもあり、彼にとって唯一無二の存在だったと言われています。
没後25年以上経ても変わらぬ岡本太郎の高い作品価値
岡本太郎は1996年に84歳で生涯を終えましたが、現在でも残された作品は高い評価を得ています。
その作品の一例をご紹介しましょう。
<岡本太郎の代表作>- 痛ましき腕:1936年(1949年再制作)
- 夜:1947年
- 森の掟:1950年
- 花ひらく:1958年
- 明日の神話:1968年〜1969年
- 太陽の塔:1968年〜1970年
岡本太郎と言えば、太陽の塔を代表に立体作品のイメージが印象的ですが、実際は油絵・版画といった作品も多く、企業のノベルティのような日用品も多く手がけていました。
現在でも、油絵は状態が良ければ数十万円程度で買取されていますが、希少性が高いものは過去に数百万円の値がついたこともあります。
過去最高の落札額としては1958年に旧国鉄の神田駅に制作された「花ひらく」で、毎日オークションにおいて2016年1月に出品され、
当初予想落札価格の400万円~600万円を大きく上回る1,450万円で落札されて、岡本太郎作品のレコードを記録しました。
このように死後25年以上経った現在でも、彼の作品は高く評価されています。
岡本太郎の作品を手放すことを検討しているならば
1950年代以降はバラエティ番組にも積極的に出演し、その名言ともに印象を残してきた岡本太郎。
あなたが若かりし頃、そんな彼に魅了されて作品を手にした方もいらっしゃるかもしれません。彼の作品が自宅の片隅で眠っているようであれば、この機会に改めてその作品価値を見直してみてはいかがでしょうか。
また、もし断捨離や生前整理を機にそれらの作品を手放すことを検討しているのであれば、ぜひ、その作品価値をつなげていただければと思います。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
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