立春はいつ?節分との違いと、雛人形や季節の器で楽しむ春支度
「立春はいつ?」「節分の翌日は、もう春なの?」と気になったことはありませんか。
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2027年の立春は2月4日(木)です。
ただし、立春は毎年同じ日とは限らず、2月3日になる年もあります。
立春は、暦の上で春が始まる節目。
まだ寒い日が続く時期ですが、雛人形を出したり、梅の絵柄の器を使ったりと、暮らしの中に少しずつ春を迎えるきっかけにもなります。
この記事では、立春の日付が変わる理由や節分との関係を解説するとともに、家にある季節の道具を生かした春支度を紹介します。
立春はいつ?
| 年 | 立春 | 節分 |
|---|---|---|
| 2027年 | 2月4日 | 2月3日 |
| 2028年 | 2月4日 | 2月3日 |
| 2029年 | 2月3日 | 2月2日 |
| 2030年 | 2月4日 | 2月3日 |
このように、立春も節分も、毎年必ず同じ日になるわけではありません。
その年の日付を知りたい場合は、国立天文台が公表する暦要項などで確認できます。
立春は「一日」と「期間」の両方を表す
立春という言葉は、春の始まりに当たる一日だけでなく、次の節気である「雨水」の前日までの期間を指すこともあります。
期間としては、およそ15日間です。
日付を尋ねるときの「立春はいつ?」は、通常、節目となる一日を指します。
一方、「立春のころ」という表現なら、その日を含む早春の時期を表していると考えると分かりやすいでしょう。
立春の日付はなぜ変わる?毎年2月4日とは限らない理由
立春は太陽の位置をもとに決まる
立春は、カレンダー上で固定された記念日ではありません。
地球から見た太陽の位置をもとに決まります。
専門的には、太陽の視黄経が315度になる瞬間を含む日が立春です。
視黄経とは、太陽の見かけの通り道である黄道上で、太陽がどこに位置するかを表す角度のこと。
日本の暦では、その瞬間が日本時間の何月何日に当たるかで日付が決まります。
一年の長さと暦のずれが関係している
季節が一巡する周期は、暦の365日とぴったり一致するわけではありません。
そのため、立春に当たる瞬間の時刻は年ごとにずれていきます。
うるう年による暦の調整も関係し、立春の日付が変わることがあるのです。
「立春は必ず2月4日」「うるう年だけ2月3日になる」と覚えるのではなく、必要に応じてその年の暦を確認するのが確実です。
立春とは?二十四節気で考える春の始まり
一年を24に分ける二十四節気
立春は「二十四節気」の一つです。
二十四節気は、太陽の動きをもとに一年を24に区分したもので、季節の変化を捉える目安として使われてきました。
立春はその最初に置かれる節気です。
春の始まりを示す立春、夏の始まりを示す立夏、秋の始まりを示す立秋、冬の始まりを示す立冬は、合わせて「四立」と呼ばれます。
暦の上では春でも、寒さが続くのはなぜ?
立春を迎えたからといって、急に暖かくなるわけではありません。
二十四節気による季節の区切りと、実際の気温の変化は別のものだからです。
現代の気象上の区分では春は3〜5月ですが、立春は2月上旬に訪れます。
地域によっては雪が深く、厳しい冷え込みが続くこともあります。
立春は、冬物を片付ける合図というより、これから訪れる春に目を向ける節目と考えるとよいでしょう。
暖かな衣類は残しつつ、器や飾りに少しだけ春らしさを取り入れる楽しみ方もできます。
立春と節分・旧正月・春分はどう違う?
節分は立春の前日
節分は、本来「季節を分ける」節目を意味します。
立春だけでなく、立夏・立秋・立冬の前日も節分に当たりますが、現在は一般に立春の前日を指します。
つまり、節分の日付が先に固定されているのではなく、立春がいつになるかによって、その前日である節分も決まります。
立春と旧正月は別のもの
立春を「昔のお正月」と捉えている人もいるかもしれません。
しかし、立春と旧正月は同じものではありません。
旧正月は旧暦の1月1日です。
旧暦は月の満ち欠けを基礎とし、季節とのずれも調整する暦であるのに対し、立春は太陽の位置によって決まります。
日付が近くなる年はありますが、必ず一致するわけではありません。
春分は春の途中に訪れる節気
春分も二十四節気の一つで、3月ごろに訪れます。
立春が春の始まりを示すのに対し、春分は二十四節気による春のほぼ中央に位置する節目です。
春分のころは昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、厳密に等しくなるわけではありません。
「春」という字が入っていても、立春と春分では時期も意味も異なります。
立春を目安に雛人形を飾るなら
立春当日に飾らなければならないわけではない
立春以降、桃の節句に向けて雛人形を飾る家庭もあります。
ただし、必ず立春当日に出すという全国共通の決まりはありません。
地域や家庭の習慣を大切にしながら、無理なく準備できる日を選びましょう。
天候や室内の環境を見て、湿気がこもりにくく、落ち着いて作業できる日に出すのもよい方法です。
飾る場所は、直射日光、結露しやすい窓際、暖房の風が直接当たる場所を避けるようにします。
受け継いだ雛人形は、まず状態を確認する
久しぶりに箱から出す人形は、次の部分を確認してみてください。
- 顔や手にひび、欠けがないか
- 衣装にほつれや変色がないか
- 髪や小道具が傷んでいないか
- 屏風や飾り台にゆがみ、破損がないか
人形の顔や衣装は繊細です。
汚れが気になっても、自己判断で水拭きしたり、家庭用の洗剤を使ったりするのは避けましょう。
補修が必要な場合は、購入店や人形の修理を扱う専門家に相談すると安心です。
大きな段飾りを置く場所がない場合には、家庭の考え方に合わせて親王飾りを中心に楽しむなど、今の暮らしに合う飾り方を考えることもできます。
飾らない人形や道具も丁寧に保管し、組み合わせが分かる写真や記録を残しておくと、次に飾る際に役立ちます。
梅や早春の意匠を楽しむ器・茶道具
手持ちの器を一つ替えるだけでも春支度に
立春のころには、梅やうぐいすなど、早春を連想させる意匠に目を向けてみましょう。
食器棚に眠っている湯のみや小皿に、春らしい絵柄が見つかるかもしれません。
普段の菓子皿を梅柄のものに替える、明るい色の小鉢を使うなど、一つ取り入れるだけでも食卓の印象は変わります。
季節のために一式を買いそろえなくても、手持ちの器で十分に楽しめます。
なお、文様には季節を表す役割だけでなく、縁起のよい意味もあります。
松竹梅のように祝いの意匠として使われるものもあり、「梅の器は早春以外に使えない」と一律に考える必要はありません。
茶席など約束事を重視する場面と、家庭の日常使いを分けて考えるとよいでしょう。
古い器は、使い方を選んで生かす
譲り受けた器や古道具を使う際は、ひび、欠け、補修跡などを確認します。
古いというだけで使えないわけではありませんが、食品用としての安全性や補修材料が分からない場合は、食べ物を直接盛る用途を避け、飾りとして楽しむ方法もあります。
また、金彩や上絵のある器、漆器などは、電子レンジや食器洗い機に適さない場合があります。
対応しているかを見た目だけで判断せず、しおりやメーカーの案内を確認してください。
器の価値は価格だけではありません。
絵柄の筆づかい、手に取ったときの重さ、家族が使ってきた記憶も、その器ならではの魅力です。
掛け軸や花器で楽しむ立春のしつらえ
床の間がなくても季節は飾れる
梅を描いた掛け軸や、春にちなんだ言葉の書は、季節を感じるきっかけになります。
床の間がない住まいでも、棚や玄関の一角に小さな飾りを置けば、春のしつらえを楽しめます。
掛け軸など紙や絹を使ったものは、日光や湿気の影響を受けやすい品です。
直射日光や空調の風を避け、掛ける場所の強度にも気を配りましょう。
近くに花を置く場合は、水がかからない距離を確保します。
古い花器は水漏れにも注意
長く保管していた花器は、見た目に問題がなくても、細かなひびなどから水が漏れる場合があります。
家具の上に置く前に状態を確認し、防水性が分からないものは、花器の内側に収まる別の容器である「落とし」を使うなど、直接水を入れない工夫をしましょう。
枝ものを生けるときは、倒れにくい置き方も大切です。
子どもやペットがいる家庭では、手が届く位置や植物の種類にも注意してください。
季節の道具を長く使うための手入れと収納
素材に合った手入れをする
季節の道具は、年に一度しか使わないものも少なくありません。
出すときとしまうときに状態を確かめる習慣が、傷みの早期発見につながります。
ただし、人形、陶磁器、漆器、掛け軸では適切な手入れが異なります。
すべてを水拭きやアルコールで清掃できるわけではありません。
ほこりを払う場合も、表面の装飾や傷み具合に配慮し、不安があれば無理に触らず専門家へ相談しましょう。
箱やしおりも、道具の情報として残す
元箱、取り扱いのしおり、作者名や購入先が分かる資料は、道具と一緒に保管しておくと役立ちます。
素材や扱い方を確認できるだけでなく、家族などに受け継ぐ際の説明にも使えます。
ただし、箱書きや署名だけで作者や真贋、金銭的価値を断定することはできません。
資料は、その品について知るための手がかりとして捉えましょう。
使う機会がなくなった場合は、修理して使い続けるほか、希望する家族や知人に譲る、取り扱いのあるリユース店に相談するなどの選択肢があります。
譲る際は相手の希望や保管場所を確認し、品物の状態も伝えることが大切です。
立春に関するよくある質問
立春になったら冬物を片付けてもよいですか?
立春は暦上の春の始まりであり、気温が十分に上がる日ではありません。
衣類や寝具の入れ替えは、地域の気候と実際の気温に合わせて段階的に進めましょう。
雛人形は立春当日に飾らないといけませんか?
必ず立春当日に飾る必要はありません。
地域や家庭の習慣を尊重し、天候や都合に合わせて準備してよいでしょう。
春の柄の器は春以外に使えませんか?
家庭で楽しむ場合、季節の使い分けを厳密に守らなければならないわけではありません。
文様の意味を知ったうえで、自分の暮らしに合わせて使うことも、器を生かす楽しみ方です。
まとめ|立春をきっかけに、手持ちのモノで春を迎えよう
立春の日付は太陽の位置をもとに決まるため、毎年固定ではありません。
まだ寒さが続く時期ですが、立春は家にある季節の道具を見直すよい機会です。
雛人形の箱を開ける、梅の絵柄の小皿を出す、花器の状態を確かめるなど、小さな春支度から始めてみてはいかがでしょうか。
道具の素材や意匠、受け継がれてきた背景を知ると、身近なモノの見え方も変わります。
新しく買うことだけでなく、今あるモノを丁寧に使うことも、春を迎える豊かな楽しみ方です。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
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