聴導犬の仕事や役割とは?聴覚障害者の音を運ぶ大切なパートナー
身体に障がいを抱える方の日常生活をサポートする身体障害者補助犬は、盲導犬、介助犬、そして聴導犬の3種類に分かれます。
盲導犬や介助犬は聞き馴染みがあるものの、聴導犬はあまり知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「聴導犬」をテーマに、どのような仕事や役割を担っているのか、聴導犬になるためにはどのようなステップが必要なのかなど、理解を深めていきたいと思います。
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聴導犬とは?仕事や役割について
聴導犬は、音が聞こえない、聞こえにくいといった聴覚が不自由な方に対して、さまざまな動作を通じて音を知らせてサポートをする役割を担っています。
一例として、日々このような仕事を聴導犬は行っています。
- 携帯のメール着信音を知らせる
- ノックの音を知らせる
- 玄関チャイムの音を知らせる
- 目覚まし時計の音を知らせる
- 呼び鈴の音を知らせる
- 緊急時対応:警報器音を知らせる
- FAXの着信音を知らせる
- 赤ちゃんの泣き声を知らせる
- キッチンタイマーの音を知らせる
- やかんの笛の音を知らせる
これ以外にも、外出時では銀行など窓口の順番待ちの際に、鈴を鳴らしてもらうことで、自分の名前が呼ばれたことを知らせてくれるなど、屋内外を通じて、障がいを抱える方の「耳」となって生活や安全のサポートを行っているのです。
聴導犬はどんな犬がなれるの?犬種や訓練のこと
盲導犬や介助犬は、誘導や重い荷物を加えたりすることからラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどの大型犬が多いですが、聴導犬は、音を知らせることが役割のため、小型犬から大型犬までさまざまな犬種の犬が活躍しています。
この聴導犬には、動物愛護センターや動物愛護団体などに収容されている、捨てられたり、保護された犬の中から候補犬が選ばれています。
具体的には生後2ヶ月~4ヶ月の子犬が大正で、家庭犬としての訓練、音に反応する訓練を繰り返し、約2~3年くらいかけて認定試験にクリアした犬だけが聴導犬として、耳の不自由な方のサポートを行うことができるとされています[2]。
誰一人取り残さない社会の実現のために、私たちができること
現在2030年までの世界的な取り組みが進められているSDGsが目指す「誰一人取り残さない社会の実現」には、本記事でご紹介した聴導犬の存在も欠かすことはできません。
しかしながら、こうした身体障害者補助犬は、社会福祉法人やNPOなど利益を目的としない団体が育成や貸与、アフターケアから啓発活動まで行っているのが現状です。
こうした非営利団体は、国からの補助金はわずかにあれど、そのほとんどが寄付金や助成金、募金などで支えられていることから、支援の力なくしては運営の維持や発展はできません。
お宝エイドでは、こうした資金を必要としているNPO団体などに対して、物品寄付という形で支援活動を行っています。
あなたのお持ちのお役目を終えた物品が「誰一人取り残さない社会の実現」の大きな力となりますので、この機会に社会貢献につなげてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問い合わせください。
<参考文献>
[1] 日本補助犬協会,「聴導犬の役割」,available at https://www.hojyoken.or.jp/what/hearingdog
[2] 日本聴導犬協会,「聴導犬に関心のある方に」,available at https://www.hearingdog.or.jp/index.php?f=hp&ci=10146&i=10186
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