Y字路を描き続ける現代美術家 横尾忠則の作品と高い価値
85歳を超えた現在も精力的に作品を描き続ける、日本を代表する美術家の横尾忠則さん(以下、敬称略)。
記憶に残るインパクトのある画風に魅せられ、若かりし頃から現在に至るまでの間に、作品を手にした方もいらっしゃると思います。
今回は、横尾忠則の人生を紐解きながら、彼が残してきた作品とその価値についてご紹介していきます。
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アーティスト横尾忠則の誕生の歴史と足跡
1936年6月27日に兵庫県西脇市で生まれ、幼少期より様々な超常現象を経験した横尾忠則は、年齢を重ねていくに連れて、次第に死の世界に憧れを抱いたと言われており、彼の作品にはこうした世界観が色濃く反映されているものが多く残されています。
もともと24歳でデザイン会社に入社し、グラフィックデザイナーとして働いていましたが、本格的な画家として歩みをはじめたのは1980年のこと。彼が44歳の時にニューヨーク近代美術館で行われたピカソ展で感銘を受けたことがきっかけだったと言われています。
これまでのグラフィックデザイナーとしての経験も多分に活かし、油絵、オフセット印刷、テクナメーションや立体など、1つの技法にとらわれないスタンスで多彩なジャンルの作品を生み出していった横尾忠則ですが、その原点は多くの人との交流や共同で仕事をしていたことに通じます。
彼が多大な影響を受けたと言う、三島由紀夫や映画監督の黒澤明をはじめ、田村正和、三宅一生、岡本太郎、谷内六郎、高倉健、浅丘ルリ子など、広い親交があったことでも知られています。
現在では「日本のアンディ・ウォーホル」とも称され世界中で高い評価を受けていますが、その作風は完全なオリジナルかつ、現在もなお進化し続けています。
2022年4月19日から7月18日まで開催されていた「開館10周年記念 Forward to the Past 横尾忠則 寒山拾得への道」では、画家宣言をしてから40年にして「朦朧体(もうろうたい)」と呼ばれる日本画の技法を獲得したのではないかと評されるほど、86歳にして新たな境地を私たちに見せてくれたのです。
横尾忠則の作品と買取価値
グラフィックデザイナーであり、美術家として現在進行系で活躍する横尾忠則ですが、彼の代表作には次のような作品があります。
<横尾忠則の代表作>
- 腰巻お仙
- 夢を売る妖精たち
- 万博 空
- 動く道路
- 万博 ふんすい
- 葬列 II
- Y字路シリーズ
伝統と未来の融合をテーマに、オカルトや地球外生命体、死後の世界など現実と想像の境界が取り払われているような作品が数多くありますが、その作品数の多さはポスターだけでも900点以上に上ると言われ、市場にも多く出回っています。
買取価値としては数万円~数十万円くらいで取引されているものが多いと言われていますが、希少な作品になると高値がつくものもあります。
あなたがお持ちの作品にも、ひょっとすると思わぬ価値が眠っているかもしれません。
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あなたが若かりし頃から集めてきた横尾忠則の作品には、「価値」という軌跡が彼の人生とともに積み重なっています。
もしあなたが生前整理や断捨離などで、作品を手放そうと考えているのであれば、その価値を必要としている方のもとへ届けてみてはいかがでしょうか。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
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