9月の誕生石サファイアの価値。英国王室でも受け継がれる青の宝石の魅力
若かりし頃に大切なパートナーや自分へのご褒美に購入したジュエリーの数々。
その中でも、本記事をご覧の方は青く輝くサファイアの美しさに魅了されて、記念日や節目の際にはサファイアの指輪やネックレスを身に着けてこられたのではないでしょうか。
でも年齢を重ねていくにつれて、次第と身に着ける機会もだんだんと少なくなってしまうもの。もしかしたら生前整理や断捨離を兼ねて、そろそろ手放そうとされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回は、あなたが若かりし頃に魅了されたサファイアという宝石を改めて思い起こしていただくきっかけとして、その価値について歴史を辿りながらご紹介していきます。
本記事を通じて、身に着けなくなったサファイアのジュエリーの新たな使い道について考えるきっかけにもしていただければと思います。
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サファイアの価値と歴史
サファイアの歴史は非常に古く、すでに紀元前4、5世紀に編纂された旧約聖書に登場しています。
ローマのトラヤヌス帝の時代からヨーロッパに広がり、キリスト教文化では、聖職者を任命する際にはサファイアの指輪を人差指にはめる習わしがあったとされるほど、神聖な宝石として珍重されてきました。
近年になってもその価値は失われることはなく、1981年にイギリスのチャールズ皇太子がダイアナ元妃にサファイアの婚約指輪を贈ったことをきっかけに、日本でもサファイアブームが起きたことを記憶している方もいらっしゃるかもしれません。
さらに、時を経て2010年にはチャールズ皇太子とダイアナ元妃の次男であるヘンリー王子がキャサリン妃へこの形見のサファイアをエンゲージリングとして贈ったことも記憶に新しいところです。
サファイアには「誠実」「慈愛」といったまっすぐで強い気持ちを意味する言葉が込められていますが、歴史的に見ても揺るぎない価値を人々へ与え続けてきた宝石と言えるでしょう。
半永久的に失われることのないサファイアの価値
古くから神聖なジュエリーとして身に着けられてきたサファイア。このサファイアという宝石の価値は、「色・透明度・重さ」の3つで決定されると言われています。
一般的にサファイアと言えば、美しく澄み切った「青色」を想像する方が多いと思いますが、実はその原石はルビーと同じ「コランダム」という鉱物で、赤以外の全ての色をサファイアと呼びます。
サファイアにはピンク、オレンジ、イエロー、グリーン、パープル、バイオレットと多岐に渡るカラーがありますが、中でも最も価値が高いとされるのがブルーサファイアです。
サファイアは世界各地の鉱山から採掘される原石で産地によって評価も異なりますが、歴史的な産出国と言われるカシミール産、ミャンマー産、スリランカ産のサファイアは価値が高いとされています。
特にインドとパキスタンの国境に位置するカシミール産のサファイアは、「コーンフラワー・ブルー」と呼ばれ希少価値が高く、他の産地よりも100倍近い価格で取引されることもあります。
また、経年劣化によるキズや内包物で多少価値は変わるものの、サファイアそのものの価値は半永久的に変わることはありません。
▼その他ジュエリーの価値を知りたい方はこちらの記事も参考ください
役目を終えたサファイアのジュエリーに新たな価値を
あなたが大切に身に着けてきたサファイアのジュエリーには今でも価値が残されています。
もしあなたにとっての役目が終わり、ジュエリーボックスの中で眠ったままになっているのであれば、新たな使い道として必要としている方の元へ価値を受け継いでいくことを検討してみてはいかがでしょうか。
お宝エイドでは、使い道のなくなった自宅で眠るお宝に「支援寄付」という新たな価値を与える活動をしています。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
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