9.11(アメリカ同時多発テロ事件)についてあらためて知ろう
9.11(アメリカ同時多発テロ事件)と聞いて、今あなたはどれくらい当時の記憶を思い出せるでしょうか。
世界に衝撃が走ったあの事件から21年。本記事を通してあらためて「あの日あの時に何があったのか」について、思い起こすきっかけとしていただけたらと思います。
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いつもと変わらぬ朝を迎えた”9.11”
2001年9月11日。ワールドトレードセンター(世界貿易センター)は、いつもと変わらぬ朝を迎えていました。
アメリカニューヨーク市マンハッタン区にあったこの場所は、世界28か国から430のテナントに約5万人のビジネスマンが集う、世界経済の中心地でした。
中でも110階建てのツインタワー(1 WTC・2 WTC)は、北タワーの1 WTCの106〜107階には「ウィンドウズ・オン・ザ・ワールド (Windows on the World)」と呼ばれる展望レストランがあり、南タワーの2 WTCの屋上には展望デッキが設けられるなど、
オフィスビルとしてだけでなく、1日に10万人以上の観光客が訪れる、ニューヨークを象徴する観光名所でもありました。
その2つのビルが午前9時59分、10時28分に跡形もなく崩壊してしまった事実を、その当時現場にいた人々はどうやって受け入れることができたでしょうか。
9.11の現場にいた被害者にしか知りえない世界
9.11(アメリカ同時多発テロ事件)では、あの当日だけで3000人近くの方が犠牲になりました。
逃げ場を失って窓から飛び降りる選択肢しかなかった方、取り残された人々を助けるためにビルに向かって崩落に巻き込まれた方、ハイジャックされた航空機の中で必死に惨劇を起こさないよう抵抗して命を落とされた方…。
あの時、あの瞬間には犠牲になられた1人1人それぞれの“選択”がありました。
あの9.11という破滅的な出来事に、世界中で悲しみやテロに対する怒りに包まれていましたが、その現場にいた方は「生きる」ことしか考えていなかったことと思います。
9.11当日に1 WTCの50階のオフィスにいた篠原竜一氏は、ある寄稿でこのような言葉を残されています[1]。
” 幸いにも筆者は約1時間かけて階段を降りて無事避難できたが、忘れられないのは数多くの消防士が、ペットボトルとペーパータオルを避難する我々に配りながら階段を昇って行ったことだ。彼らの多くは命を失ったはずだ。また、避難している時に、人を押し退けて逃げるという人を一人も見なかったことがとても印象に残っている。“
また、2 WTCの77階から85階の間に航空機が直撃した時に75階から74階に避難していたジョセフ・ディトマー氏も当時の様子について、こう語っています[2]。
“恐怖に包まれたが、階段にいる人々の間には不思議な一体感があったという。ある男性は障害のある女性を背負っていた。「本当に美しい光景でした。いつもこんなふうだったらいいのにと思いました」”
そこには現場にいた方しか知りえない、困難や恐怖に立ち向かう勇気、わずかな希望に向かって団結する力があったのです。
誰もが希望を持てる世界にするために
私たち人間は時が経つにつれ、良くも悪くも「忘れる」ことができる生き物です。
また、9.11(アメリカ同時多発テロ事件)から20年以上が経った今、その当時を知らない世代の方達も増えてきています。
しかしながら、ウクライナ紛争など、今もなお絶えず深い苦しみ、悲しみに直面している方は今この時、この瞬間にもいらっしゃいます。
こうした現状を解決するべく、数多くのNPOが活動していることをみなさんはご存知でしょうか。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
<参考文献>
[1] 9.11を経験した筆者が、米国ボーディングスクールを推す理由| 幻冬舎ゴールドオンライン
[2] 9.11生還者の証言:105階にいた男性──警備員は歌っていた:AFPBB News
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