お宝エイド

新着記事

NEW ENTRY

社会課題

LRTとは?富山や栃木宇都宮で定着した路面電車を活用したまちづくり

#LRT#SDGs#SDGs11#高齢者支援

地方都市の活性化や超高齢社会の一助を担うまちづくりの一環として、「LRT」という乗り物が注目を集めています。

本記事では、「LRTとは?」をテーマに、少子高齢化が進む日本にとって持続可能なまちづくりのあるべき姿を考えていきたいと思います。

LRTとは?従来の路面電車との違いから見る次世代交通網

LRT(次世代型路面電車システム)は、「Light Rail Transit(ライト・レール・トランジット)」の略称で、各種交通との連携、低床式車両(LRV)の活用、軌道や停留場の改良による乗降のしやすさなどが特徴の新しい交通システムです。

日本では、2006年4月に富山県富山市で日本初の本格的なLRTとして導入され、2023年8月には、すべての線路を新設した初のLRTが栃木県宇都宮市に開業され、多くの注目を集めました。

従来の路面電車に比べて走行性能が高い車両を使用し、専用軌道などを利用することで速達性や定時性を向上させています。また、他の交通機関との乗り換えがしやすく、バリアフリー性に優れた軌道系交通機関としてイメージされています。

欧米では1970年代後半からすでに導入されているLRTですが、パーク&ライドやトランジットモールの設置、市街地への自動車乗り入れ規制など都市計画の一環として導入されることが多く、よりまちづくりと密接に関わる都市交通システムの位置づけを担っています。

LRT導入で変わりつつある栃木県宇都宮に住む人々の暮らし

LRTの導入によって、まちに住む人々の暮らしはどのように変わったのでしょうか。

2023年にLRTが開業し、まもなく1年を迎えようとしている栃木県宇都宮市では2024年4月20日時点で利用者が300万人に達し、1日平均乗客数も約1万5000人となりました [1]。

4月の新年度に伴う就職や転勤、学校への入学をきいかけに、新たにLRTを利用する方が約1400人も増加したことからも、「住民の足」として定着しつつあることが伺えます。

その一方で、周辺の路線バスや乗り合いタクシーを使ってLRTに乗り継ぐ人がまだ少ない事が課題として見えてきました。

LRTに比べて路線バスの運行本数が少なかったり、車社会が定着している地域性ゆえに公共交通機関を乗り継ぐことへの文化が乏しいことから、利用を控える人もまだ多いのが現状です。

持続可能なまちづくりの課題と私たちがすべきこと

まちづくりは導入してすぐに私たちの生活になじむものではなく、従来の構造との共存や住民への理解を含めて長い時間をかけていかなければなりません。

人口減少や少子高齢化の影響を大きく受ける地方都市にとって、今後何十年、何百年にわたって暮らしをしていくためには、LRTだけでなく、そこで暮らす人々の架け橋になるものの導入が求められます。

たとえば最たるものとして医療福祉の分野があげられますが、都市部のようにスムーズな医療福祉の連携がままならない地方では、NPOが架け橋となって活躍していることもご存知でしょうか。

その一例として、特定非営利活動法人あえりあでは、障がいをお持ちの子どもと家族、看護師を始めとした有資格者、医療福祉施設の3つの架け橋となり、スムーズな生活をサポートする仕組みづくりに尽力しています。

このように持続可能なまちづくりのためには、国や自治体、企業だけでなく、NPOなど民間団体の下支えも欠かすことはできません。

お宝エイドでは、こうしたNPOの活動支援を行うべく、ご自宅に眠る「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届ける取り組みを行っています。

あなたもこの機会に、支援寄付を通じて持続可能なまちづくりの実現に貢献をしてみませんか。

寄付できる物品一覧を見る

支援先のNPO一覧をみる

寄付方法を見る

※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問い合わせください。

<参考文献>
[1] 宇都宮ライトレール,「ご利用者数が累計300万人に到達しました!」,available at https://www.miyarail.co.jp/info/2155

そもそもお宝エイドとは?


寄付先のNPOを調べる

あわせて読みたいおすすめ記事

RECOMMEND