エルメスのロゴマークに込められた意味の秘密を探ってみた!
の時代の女性にも憧れのブランドとして名を馳せるエルメス(Hermes)。
そのエルメスのロゴマークと言えば、馬、馬車、人の絵ですよね。このロゴマークにはどのような意味が込められているかご存知でしょうか?
本記事では、エルメスのロゴマークの秘密についてご紹介します。
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エルメスのロゴマークの意外な意味
エルメスのロゴをよく見ると、不思議な点があることに気づくのではないでしょうか。
馬と馬車、それに従者が描かれているのに、馬車に乗る人、つまり御者(ぎょしゃ)が描かれていないことが分かります。
これにはエルメスが創業当時から大切にしている、ある意味が込められています。
このロゴマークを分解していくと、
- 従者=職人
- 馬車=ブランドアイテム
- 御者=ユーザー
それぞれこうした意味があるとされています[1]。
エルメスが創業以来大切にしているのは、職人の緻密なものづくりと、それを使用する購入者のライフスタイルと言います。
そこには、
”エルメスは、職人の手で1つ1つ最高品質のアイテムを作り上げます。しかしながら、そのモノを使いこなすのはあなた次第です。”
時代が移り変わっても、エルメスは何十年も変わらずに使える物を作り上げている自負があるからこそ、使用するユーザーには大切に扱って欲しい。
そのブランドを愛する思いが、御者が描かれていないロゴマークに込められているのです。
【豆知識】エルメスのブランドカラーはなぜオレンジ色か?
エルメスと言えばもう1つ、オレンジカラーのボックスをイメージされる方も多いかもしれません。
ロゴマークと同様に深い意味が込められているのでは?と想像してしまうかもしれませんが、実は仕方なくオレンジ色になったという歴史があります。
時は第二次大戦中の最中、既に創業100年を超える高級ブランドとして確立していたエルメスでしたが、戦争による物品不足によって、それまで使っていたベージュカラーの包装紙が手に入らない事態に見舞われました。
そこで苦肉の策として、手に入りやすかったオレンジ色の包装紙で代用して乗り切りましたが、戦後になってオレンジの箱が良いという顧客の声が多く上がり、ブランドカラーとして採用されることになったと言います。
こうした背景を知ると、御者をあえて描かなかったエルメスの思いに、ユーザーがオレンジ色でその思いに応えるという形が完成した瞬間だったと思えば、エルメスの歴史の深さと愛され続ける理由が伝わってくるのではないでしょうか。
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<参考文献>
[1] エルメス公式サイト,「6代にわたるアルチザン」,available at https://www.hermes.com/jp/ja/content/272477-six-generations-of-artisans/
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