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猫の保護活動のいまを知る|支援先におすすめのNPOまとめ 番外編

#猫の保護活動

あなたは道端で上の写真のような耳をした猫と出会ったことはありますか?

飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行った目印として、このように耳先をV字カットした猫のことを、さくらの花びらのように見えることから「さくらねこ」と呼びます。

TNR(「Trap:捕獲・Neuter:不妊手術・Return:元の場所に戻す」の略)と呼ばれる猫の繁殖を防止して、殺処分の減少につなげる保護猫活動の一環です。こうした活動は誰がどのように行っているかご存知でしょうか?

「国が?それとも地方自治体の行政が?」いえいえ、そうではありません。実はそのほとんどが各地域のボランティア団体が主体となって、獣医師の協力を得ながら実施しているのです。

筆者も、今までさくらねこの存在は知っていても、どのように行われているのかを全く知らなかった一人です。わたしの妻が最近参加している地域の保護猫ボランティア活動に関わるようになったことで、動物愛護について色々と知る機会が増えました。

今回はその経験から、保護猫活動を運営・維持していくことがいかに大変か、さらには活動を継続していくためには、どのようなことが必要とされているのかについてお伝えしていきたいと思います。

人の手が必要不可欠だからこそ継続するのが大変な保護猫活動

環境省の統計資料によると、2004年度の時点で238,929匹であった猫の殺処分数は、2018年度には30,757匹とおよそ8分の1に減りました。

表向きには飼い主の意識向上や譲渡の増加のためと言われていますが、実際は全国のボランティアやNPO団体の保護活動によるものも大きいとわたしは感じています。

わたしたちが考えている以上に、猫の繁殖力は強いものです。

1匹のメス猫が1度の出産で産む子どもの数は4~8匹。犬と大きな差はありませんが、犬が妊娠できるのは1年に1~2回なのに対し、なんと猫は1年中、交尾をすればほぼ確実に妊娠ができる動物なのです。

妊娠期間は約2ヶ月、離乳までの期間は約2か月なので、メス1匹が1年間で産むことができる子どもの数は12~24頭という計算になります。そう考えると、先程の殺処分数の減少がいかにすごい数字かお分かりいただけるのではないでしょうか。

そして、殺処分数の減少の裏側には、ボランティアやNPO団体によって継続的な保護や譲渡会・TNR活動が実施されていることが背景にあるのです。

すべてのボランティア団体がうまく行くわけではない

「猫が好きだから何とかしたい」というだけの志からはじまったボランティアが、こうした活動を継続するのは非常に大変です。

わたしの妻が参加しているボランティア団体は活動開始してから1年ですが、

  • 活動資金がいくらあっても足りない
  • 活動を拡大するためには人手が足りない
  • 実績がないために各機関の協力がなかなか得られない
  • 活動に対して地域住民からの反発や誤解を招くこともある

といった問題も生じます。それらから、本来の目的である「猫の命を救うこと」が見失われてしまうような問題や課題も次々と起こります。

動物愛護を行うということは、同時に、これら人間を介して起こる問題も解決していかなければ前に進まないことを、当事者として痛感しているところです。

実際に先般のTNR活動に協力してくれた獣医師からも「ボランティア同士や地域住民との人間関係のトラブルがきっかけで継続できなくなってしまう団体が多い」という話を聞いて、改めて保護猫活動の継続の難しさを考えさせられました。

「動物愛護」をテーマに活動するNPO

様々な事情で飼い主がいなくなった猫や犬たちの命を救うのは、地域のボランティアの力なくしては実現しないことです。そして、その活動を維持し続けることがいかに大変なのかについて、本記事ではお伝えしました。

こうした状況の中、NPOとして組織的に動物愛護活動を行っている団体について、自分が保護猫活動の実情に触れているからこそ、月並みな表現ではありますが「本当にすごいな」と感じています。

では、動物愛護をテーマに活動しているNPOは具体的にどのような取り組みを行っているでしょうか。一例として、2つの団体を紹介させて頂きます。

特定非営利活動法人もりねこ

岩手県盛岡市で組織的に保護猫活動をしているNPOです。

  • 保護された猫たちに新しい家族をつなぐことを目的とした「保護ねこカフェ」の運営
  • FIVキャリア(ねこエイズ)やハンディを抱える猫がのびのびと暮らせる環境作り
  • 盛岡市と連携した保護猫事業

ゆくゆくは私たちも組織的に活動してたくさんの命を救っていきたい。そんなお手本とも感じられる団体です。

もりねこ出身の猫限定でキャットホテルのサービスもするなど、里親さんが見つかってからも大切にしていきたいというスタッフ皆さんの想いが、とても素敵に感じられます。

認定NPO法人 日本レスキュー協会

兵庫県伊丹市を拠点に災害救助犬やセラピードッグの育成や派遣とともに、動物福祉・保護・愛護活動も行っているNPOです。
1995年の阪神・淡路大震災で災害救助犬の重要性を実感されたことをきっかけに設立し、これまで東日本大震災やインドネシアのスマトラ沖地震など、国内外問わず被災地へ災害救助犬やセラピードッグを派遣されてきました。

災害の現場で多くの人を救うと同時に、動物たちが持っている力や存在意義を示し続けていることが、動物福祉、愛護活動にもつながっていると感じます。

「みんなおなじ大切な命」を守るために。支援の力を

ほんの10年前と比べれば、動物愛護法の改正があり、殺処分ゼロを目標に掲げる自治体も増えるなど、日本全体の動物保護の意識は高くなったと言えます。

ただし、ボランティアやNPOによる保護猫・保護犬活動がなければ、助かる命も救えないばかりか、失われる必要のない命が増え続けてしまう現実があります。

そして、こうした動物愛護を継続していくことは、人の協力や支援がなくては成り立ちません。

人も動物も、みんなおなじ大切な命。

そんな大切な命を紡いでいくために、あなたの地域で動物愛護活動をしている団体があり、信頼できる団体であるならば、どんな形でもよいので支援をしていただければと思います。

もし支援先が見つからない、どんな支援が望ましいのかわからないというのであれば、今回ご紹介したようなNPOに寄付する形の支援からはじめてみてはいかがでしょうか。

● お宝エイドのワンポイント

お宝エイドでは、物品の寄付を通じて、今回ご紹介した「特定非営利活動法人もりねこ」「認定NPO法人日本レスキュー協会」といったNPO団体の活動原資として送り届ける活動をしています。あなたの家に眠るお宝を通じてNPOの活動を支援し、大切な命を守り続けていきましょう。


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この記事を書いた人
KOBIT編集部:Fumi.T KOBIT公式サイト
飼い猫のさんごちゃん
広告営業のサラリーマン時代から一転、鹿児島県の離島に移住して10年。現在はWebフリーランスとして活動中。妻の無類の猫好きが高じて、先住猫と保護猫合わせて7匹を飼っている他、地域の保護猫活動にもWeb担当として参画中。

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