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地域猫活動とは?目的と必要性・抱えている問題点について知る

#TNR#保護猫#地域猫活動#猫

意外と知らない地域猫活動のこと

最近「地域猫」という言葉を見聞きする機会が増えた方も多いと思います。

地域猫とは、飼い主のいない猫のこと、いわゆる野良猫(のらねこ)と呼ばれる猫であったり、飼育放棄されて身寄りがなくなってしまったりした猫のことを言います。

地域猫活動は、こうした地域猫として存在している猫の見守り、頭数管理、適切な保護・譲渡を行うことを指します。

地域猫活動が最終的に目的とするところは、「飼い主のいない猫をゼロにすること」になります。そのために、ボランティアやNPOが中心となって行政支援を受けながら活動を行っています。

全国的に地道な活動の積み重ねのかいあって、2004年度(平成16年度)に238,929匹あった猫の殺処分数は、2021年度(令和3年度)には11,718匹にまで減少しました。

しかしながら、まだ年間1万匹以上の地域猫が、死ぬために生まれてきている、あるいは家族がいなくなってしまい殺されてしまっているのが現状なのです。

地域猫をゼロにするために必要なことと問題点

地域猫活動といっても、具体的にどのようなことを行っているのでしょうか。大きく次の3つの活動があります。

TNR(不妊去勢手術)

地域猫を減らしていくためには、これ以上、地域猫となってしまう猫の数を増やさないことが何より大事です。

猫は繁殖期が年に2~4回あり、1回の出産で4~8匹産むほど繁殖能力が高い動物です。そのため、繁殖をさせないよう捕獲して不妊手術を行い、元の生活に戻すTNRという取り組みを行っています。

<関連記事>
TNRとは?地域猫活動の現在と抱える問題点を実体験から伝える

適切なエサやり・猫トイレの設置

いま地域猫として暮らしている猫たちの健康管理や糞尿による地域への影響が出ないように、決められた場所と時間に餌を与えたり、猫用トイレを設置して清掃をする活動です。

TNRによってさくら耳として暮らす猫たちの一生をサポートするのも、大切な地域猫活動の1つです。

地域住民への周知・理解促進

地域猫活動は、その地域で暮らす住民の協力なくしては成功できません。しかしながら、全ての方が猫好きというわけではありませんし、健康上猫と接することができない方もいらっしゃいます。

大切なことは、「みんな、同じ、大切な命」であること、これを地域住民全体で理解をすること、そのために地域猫活動の理解のため、地道な周知活動が行われています。

まとめ

地域猫は人間の手によって増えてしまったもの、ここに地域猫活動が抱えている問題点があると言えます。

「自分の猫ではないから関係ない」「知らない猫が家の庭に入ってきて困る」など、思いはそれぞれあるかもしれませんが、同じ地域で暮らしている猫たちであることを改めて理解し、望まれずに暮らす猫たちがいなくなるために、私たち1人1人ができることを考えていきましょう。

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