お年玉は何歳まであげる?年齢別の相場や卒業のタイミング、渡し方のマナーを解説
お正月が近づくと、孫や甥・姪などへお年玉を用意する人も多いでしょう。
お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。
しかし、相手が高校生や大学生になるにつれて、お年玉を何歳まで渡すべきか迷うことがあります。
お年玉の対象年齢には、法律や全国共通の決まりがありません。
高校卒業、成人、大学卒業、就職などを区切りにするのが一般的ですが、家族の慣習や本人の生活状況によって適切なタイミングは異なります。
この記事では、お年玉を何歳まであげるかを判断する基準、年齢別の金額相場、卒業する際の伝え方を解説します。
お年玉が持つ本来の意味や、現金以外で新年を祝う方法も確認していきましょう。
お年玉は何歳まであげるもの?
お年玉は、高校卒業から就職までの間に終了する家庭が多い傾向にあります。
ただし、何歳まで渡さなければならないという決まりはなく、家庭ごとに判断して問題ありません。
対象年齢に明確な決まりはない
お年玉は、お世話になった人へ必ず支払う費用ではなく、新年を迎えた子どもの成長や幸福を願う贈り物です。
そのため、対象となる年齢や金額について、法律上の決まりや全国一律のマナーはありません。
高校卒業までとする家庭もあれば、大学生や社会人になっても渡す家庭があります。
地域の習慣、親族同士の関係、子どもの人数、家計の状況などによっても考え方は変わります。
大切なのは、世間の基準だけに合わせることではありません。
贈る側が無理なく続けられ、受け取る側にも理由を説明できる基準を設けることが重要です。
高校卒業から就職までが主な区切り
お年玉を終える時期として選ばれやすいのは、高校卒業、18歳または20歳、大学・専門学校卒業、就職です。
いずれも子どもから大人へ移行する節目に当たります。
年齢だけでなく、経済的に自立しているかどうかを判断材料にする家庭もあります。
例えば、同じ20歳でも、学生には渡し、働いて収入を得ている人には渡さないという考え方です。
一方、同年代の親族で扱いが大きく異なると、不公平感が生まれる可能性があります。
迷ったときは、兄弟姉妹など大人同士で話し合い、親族内の基準をそろえておくと安心です。
お年玉を終える代表的なタイミング
家庭に合った基準を決めるために、代表的な終了時期と、それぞれの考え方を見てみましょう。
高校を卒業するまで
高校卒業は18歳前後という分かりやすい節目です。
進学する人と就職する人に分かれる時期であり、子ども向けの習慣を終えるタイミングとしても受け入れられやすいでしょう。
親族に子どもが多く、お年玉の負担が大きい場合にも、全員一律で高校卒業までと決めれば公平性を保ちやすくなります。
ただし、進学後も学業への応援として渡したい場合は、大学や専門学校の卒業まで続けても構いません。
成人するまで
成人を迎えたことを、大人になった区切りとする考え方です。
成年年齢は2022年4月から18歳へ引き下げられましたが、20歳を節目と考える慣習も残っています。
そのため、18歳と20歳のどちらを基準にしても、家庭内で方針が共有されていれば問題ありません。
18歳で終了する場合は、高校在学中に最後のお年玉となる可能性があります。
本人が戸惑わないよう、成人を迎えるから今年で卒業と事前に伝えておくとよいでしょう。
大学・専門学校を卒業するまで
学生である間は安定した収入がないことも多いため、大学や専門学校の卒業まで渡す家庭もあります。
この場合、お年玉を学業や一人暮らしへの応援として位置付けられます。
ただし、浪人、留年、大学院進学などがあると、終了時期が曖昧になりがちです。
学生なら年齢を問わず渡すのか、22歳までのように上限を設けるのかを決めておくと、後から判断に困りません。
就職して収入を得るまで
経済的な自立を基準にし、就職したらお年玉を終える方法です。
年齢にかかわらず、働いて安定した収入を得るようになったことを、子どもの立場から卒業する節目と考えます。
新社会人となった最初のお正月に、最後のお年玉を渡す方法もあります。
その場合は、就職祝いを兼ねた応援の気持ちであることを添えると、印象に残る贈り物になるでしょう。
結婚や世帯の独立を区切りにする場合もある
家庭によっては、成人後も孫や甥・姪へお年玉を渡し続け、結婚や世帯の独立を最後の区切りとすることがあります。
長年続けてきた習慣を急にやめにくいときに選ばれる基準です。
ただし、大人になってからも高額な現金を渡し続ける必要はありません。
就職後は金額を抑えたり、食事や品物による新年祝いへ切り替えたりする方法もあります。
年齢別に見るお年玉の金額相場
お年玉の金額にも明確な決まりはありません。
以下は一般的な目安であり、相手との関係や地域、親族内のルールによって変わります。
無理に相場へ合わせず、継続できる範囲で決めましょう。
未就学児は500円〜1,000円程度
乳幼児はお金の価値を十分に理解していないため、500円〜1,000円程度の少額にする家庭が多く見られます。
現金を渡さず、お菓子、絵本、玩具などを贈る方法もあります。
硬貨には誤飲の危険があるため、小さな子どもへ直接渡すときは注意が必要です。
保護者へ預けたり、紙幣をポチ袋へ入れたりするとよいでしょう。
小学生は1,000円〜5,000円程度
小学校低学年では1,000円〜3,000円、高学年では3,000円〜5,000円程度が一つの目安です。
学年が上がるごとに金額を増やす方法のほか、6年間同じ金額にする方法もあります。
小学生になると、自分で欲しい物を選ぶ機会が増えます。
すべてをすぐ使うのではなく、使う分と貯める分に分けるなど、お金の管理を学ぶきっかけにできます。
中学生は3,000円〜5,000円程度
中学生には3,000円〜5,000円程度が目安です。
交通費や友人との外出など、自分でお金を使う場面が増える年代ですが、金額を急に高くする必要はありません。
何に使うか本人に考えてもらい、計画的に管理する経験につなげることも、お年玉が持つ価値の一つです。
高校生は5,000円〜10,000円程度
高校生には5,000円〜10,000円程度を渡す例が見られます。
学用品、衣類、趣味など使い道が広がる年代であり、本人が管理する金額も増えていきます。
一方で、複数の親族から受け取ると合計額が高額になることがあります。
本人の金銭感覚や保護者の教育方針にも配慮し、親族間で大きな金額差が生じないようにしましょう。
大学生・専門学校生は5,000円〜10,000円程度
大学生や専門学校生へ渡す場合も、5,000円〜10,000円程度が一つの目安です。
成人している場合には、子ども向けのお年玉ではなく、学業や新生活を応援する新年祝いとして渡す考え方もあります。
一人暮らしをしていて生活費がかかるからといって、必ず増額しなければならないわけではありません。
現金に加えて、食品や日用品を贈る方法も実用的です。
社会人には原則として不要
社会人は自分で収入を得る立場であるため、一般的にはお年玉を渡さなくても失礼には当たりません。
就職した年を最後にしたり、就職祝いとして別の品物を贈ったりすると、自然に区切りをつけられます。
社会人になっても親しい関係を保ちたい場合は、お年玉を続けるのではなく、食事へ招く、手土産を渡す、新年のあいさつを交わすといった形へ変えてもよいでしょう。
お年玉の金額を決めるときのポイント
お年玉は多ければよいものではありません。
受け取る子どもの年齢だけでなく、相手との関係性や親族全体のバランスを考えて決める必要があります。
相手との関係性を考える
自分の子どもや孫と、甥・姪、いとこの子ども、友人の子どもでは、適切と感じる金額が異なります。
親等だけでなく、普段どの程度交流しているかも判断材料になります。
付き合いが浅い相手の子どもへ高額なお年玉を渡すと、保護者に気を使わせることがあります。
迷ったときは、事前に保護者へ確認すると安心です。
同年代で大きな差をつけない
同じ場所でお年玉を渡す場合、同年代の子ども同士に大きな金額差をつけるのは避けたほうが無難です。
年齢差に応じて段階を設ける場合も、小学生は一律、中学生は一律というように、説明しやすい基準を設けましょう。
上の子がお年玉を卒業し、下の子だけが受け取る場合には、高校卒業までなどのルールを伝えておくと、愛情の差だと誤解されにくくなります。
無理なく続けられる金額にする
一度高額なお年玉を渡すと、翌年以降に減額しにくくなることがあります。
今後、親族の子どもが増える可能性も含め、自分の家計に無理のない金額を設定しましょう。
お年玉の価値は金額だけで決まるものではありません。
短い手紙や応援の言葉を添えることで、金額以上に思いが伝わる贈り物になります。
高額になりすぎないよう注意する
一人から受け取る額が常識的な範囲であっても、年間を通じて多額の財産を受け取っている場合は、贈与税の確認が必要になることがあります。
通常の少額のお年玉で直ちに問題になるケースは多くありませんが、教育費などを含めて高額な援助をしている場合は、税務署や税理士などの専門家へ確認すると安心です。
お年玉をやめるときの伝え方
毎年渡してきたお年玉を、説明なく突然やめると、本人だけでなく保護者も戸惑う可能性があります。
成長を祝う前向きな表現で区切りを伝えましょう。
最後のお年玉であることを前向きに伝える
お年玉をやめる際は、単にもうあげないと告げるのではなく、成人や卒業、就職を迎えたから今年で卒業と伝えるのがおすすめです。
例えば、次のような言葉を添えられます。
- 成人を迎えたので、お年玉は今年で卒業です
- 就職おめでとう。
社会人になった記念に、これを最後のお年玉にします
- 高校卒業までという家族のルールなので、今年が最後です
お年玉の終了を、関係が薄くなることではなく、成長した証しとして表現するのがポイントです。
本人と保護者へ事前に共有する
甥や姪へのお年玉を終了する場合は、その保護者である兄弟姉妹にも伝えておくと、親族間の誤解を防げます。
金額や対象年齢を細かく比較するのではなく、お互いに負担の少ないルールを相談しましょう。
特に、双方の子どもへお年玉を渡し合っている場合は、一方だけが終了すると金額の釣り合いが変わります。
高校卒業までに統一するなど、あらかじめ合意しておくとスムーズです。
お年玉を卒業した後の新年の贈り方
現金としてのお年玉を終えても、新年や成長を祝う気持ちまでなくす必要はありません。
年齢に合った方法へ変えることで、関係を大切にしながら習慣を受け継げます。
実用品や長く使える品を贈る
進学や就職の節目には、文房具、名刺入れ、鞄、腕時計など、日常で使える品が喜ばれることがあります。
新品に限らず、手入れをした家族の時計や万年筆を譲る方法もあります。
家族が長く使ってきた品には、価格だけでは測れない記憶や物語があります。
なぜ大切にしてきたのか、いつ使っていたのかを一緒に伝えれば、単なる中古品ではなく、家族の歩みを受け継ぐ贈り物になります。
譲る前には、修理やクリーニングが必要か確認しましょう。
本人が使わない場合は無理に渡さず、別の家族へ譲る、買取やリユースを通じて必要な人へつなぐことも、品物を生かす選択肢です。
食事や体験を贈る
物を増やしたくない相手には、食事、旅行、展覧会、コンサートなどの体験を贈る方法があります。
一緒に過ごす時間そのものが、新年の思い出になります。
成人した相手であれば、本人の興味や予定を聞いてから内容を選びましょう。
現金よりも用途が明確で、会話や交流の機会を作りやすい点も魅力です。
手紙や言葉を添える
お年玉の袋には、一年の目標を応援する短いメッセージを添えられます。
お年玉を卒業する年には、幼い頃の思い出や成長への喜びを書いた手紙を贈るのもよいでしょう。
時間がたってから読み返せる手紙は、現金を使い終えた後にも残ります。
物やお金だけでなく、思いを伝えることも贈り物の大切な価値です。
お年玉の由来と本来の意味
現在のお年玉は現金を渡す習慣として定着していますが、もともとはお金ではなかったと考えられています。
年神様の力を分ける習慣に由来する
お年玉は、正月に迎える年神様へ供えた鏡餅を、家族へ分け与えた習慣に由来するといわれています。
年神様の魂や力が宿った餅を御歳魂と呼び、一年を健やかに過ごすために分け合ったとする説です。
時代とともに、餅や品物を贈る習慣が現金へ変化し、主に大人から子どもへ渡す現在の形になりました。
こうした由来を知ると、お年玉は単なる臨時収入ではなく、新しい一年の幸福を願う贈り物だと分かります。
お金や物との付き合い方を学ぶ機会になる
お年玉は、子どもがお金について考えるよい機会でもあります。
欲しい物をすぐに買うのか、より大きな目的のために貯めるのか、家族と相談しながら決めることで金銭感覚を育てられます。
保護者が全額を預かる場合も、何のために保管するのかを説明することが大切です。
本人名義の口座へ入れる、学用品に使うなど、使途を共有すれば、お金を大切に扱う意識につながります。
また、買った物を長く使う、不要になったら譲る、売却して次の持ち主につなぐといった考え方も伝えられます。
お年玉を入口として、お金だけでなく物の価値や循環について学べるでしょう。
お年玉に関するよくある質問
成人した大学生にもお年玉は必要?
必ず渡す必要はありません。
成人を区切りに終了しても、学生である間は応援として継続しても問題ありません。
親族内で基準をそろえ、本人へ理由を説明できるようにしましょう。
甥や姪に会わない年も渡すべき?
会わない場合に、必ず郵送や送金をする必要はありません。
毎年渡しているなら、保護者へ預ける、次に会ったときに渡す、キャッシュレス送金を利用するといった方法があります。
キャッシュレス送金では、利用規約や年齢条件を確認してください。
自分の子どもだけがお年玉をもらったらお返しは必要?
お年玉に形式的なお返しは必要ありません。
ただし、相手にも子どもがいる場合は、同程度のお年玉を用意するのが一般的です。
相手に子どもがいない場合は、手土産や季節の贈り物、感謝の言葉で気持ちを表せます。
喪中でもお年玉を渡してよい?
家庭や地域によって考え方が異なります。
祝い事を控えたい場合は、お年玉ではなくお小遣いなどの名目にし、華美なポチ袋を避ける方法があります。
親族内の慣習がある場合は、事前に確認すると安心です。
まとめ|お年玉は年齢と自立の節目を基準にしよう
お年玉を何歳まであげるかについて、明確な決まりはありません。
高校卒業、成人、大学・専門学校卒業、就職などが代表的な区切りです。
本人の生活状況や家族の慣習を踏まえ、親族間で無理なく続けられるルールを決めましょう。
終了するときは、今年で終わりとだけ告げるのではなく、成人や就職を祝う前向きな言葉を添えることが大切です。
現金を渡さなくなった後も、食事や体験、実用品、家族が大切にしてきた品などを通じて、新年を祝う気持ちを伝えられます。
お年玉は金額だけに価値があるものではありません。
相手の成長や幸福を願い、お金や物を大切にする心を伝えることこそ、長く受け継ぎたいお年玉の役割といえるでしょう。
お宝エイドでは様々な物品を通じたNPO団体の支援を行うことが出来ます。お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。あなたもお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
(KOBIT編集部:Fumi.T)
あわせて読みたいおすすめ記事
RECOMMEND