リサイクル率日本一!SDGs未来都市・鹿児島県大崎町の取り組みに学ぶ
現在世界的に進められている持続可能な未来を作ることを目指す取り組みのSDGs。
日本でも全国各地で国や行政をはじめ、企業やNPO団体に至るまで様々な取り組みを行っています。
今回はその一例として、2019年度にSDGs未来都市に選定された鹿児島県大崎町の取り組みをご紹介します。
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ごみの処分でひっ迫状況にあった鹿児島県大崎町
鹿児島県大崎町は、焼却処理施設がなく、家庭や町から出たごみは全て埋立処分場での処理を行っていました。
焼却処理施設の新設には莫大な費用がかかり実現が難しいこと、既存の埋立処分場には処理の許容量があり、このままでは大崎町のごみは処理できず溢れかえってしまう課題を抱えていました。
この課題解決に向けて、大崎町が取り組み始めたのが、ごみの分別・回収の取り組みでした。 平成10年にスタートした際は、現在ではどの自治体も一般的に行っている、資源ごみの分別のみでしたが、現在では実に27品目に分別され、2006年度〜2017年度までの12年連続でリサイクル率日本一、2018年度にはリサイクル率が80%を超える結果になりました。
- 空き缶
- 生きビン
- 茶色ビン
- 無色透明ビン
- その他のビン
- ペットボトル
- ダンボール
- 新聞紙・チラシ
- 雑誌・雑古紙
- コピー用紙
- シュレッダー紙
- 紙パック
- 紙箱・包装紙
- その他の紙製容器・包装紙・袋
- 蛍光灯
- 乾電池等
- 古着・布類
- 廃食油
- プラスチック類
- スプレー缶・カセットボンベ
- 金属製フタ鍋、やかん等
- 割りばし・串等
- 陶器類
- 小型家電
- 生ごみ
- 一般ごみ
- 粗大ごみ
住民と行政、そして企業が一体となって目指す「サーキュラーヴィレッジ」
この輝かしい実績の背景には、多くの苦労があったと言われています。その大きな障壁の1つが住民の理解です。
このままでは埋立施設がひっ迫すると言われても、住民は危機感を感じにくいのは当然のこと。そのため、埋立処分場の現状を丁寧に説明し、なぜやらなければいけないのか、分別することでどうなるのかを、何度も何度も住民説明会で伝えたと言います。
こうした地道な努力の積み重ねてリサイクル率80%以上を実現した大崎町は、次のステップとして2018年から外部企業や大学と連携してリサイクルをテーマとした循環型事業への取り組みを開始。
当初の目的であったごみの減量と埋立処分場の延命化の他に、現在までにこのような成果を実現しています。
- 処理経費の低減・売却益金の町への還元
- 大崎町リサイクル未来創生奨学金
- 雇用の増加
- 移住者の増加
鹿児島県大崎町に学ぶ。私たちができること
このように鹿児島県大崎町では、行政と住民が同じ方向に向かって協力し、地道に継続した活動を行ったことが、リサイクル率が80%を超える結果へとつながりました。
私たちはSDGsと聞くと、どこか壮大かつ個人レベルでは達成不可能なテーマのように感じることもあるかもしれませんが、1人1人の意識と行動が目標達成には不可欠です。
まずは私たち自身ができることを見つけて行動に移すことが第一歩。その方法の1つに支援寄付もあります。
お宝エイドでは、日本や世界で社会活動を行うNPO団体に、物品寄付を通じて支援する活動を行っています。 あなたのご自宅に眠る「お宝」がSDGs達成に向けての大きな後押しとなりますので、ぜひこの機会に、お宝エイドを通じた支援活動をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問い合わせください。 お宝エイドでは、さまざまな社会課題の解決へのチャレンジするNPOやNGOといった非営利団体とパートナーシップを組み、物品寄付型ファンドレジングプログラム『お宝エイド』事業を展開しています。
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