兜と鎧からなる日本の「甲冑」に今なお残る歴史的・美術的価値
実家の遺品整理をしていたら、生前父母または祖父母が大切にしていた品が色々と出てきて、その中にいかにも時代を感じる甲冑や刀剣などが見つかり、処分するにもどうすればよいか困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、「甲冑の価値」をテーマに取り上げ新たな使い道につなげるきっかけとしていただきたいと思います。
なお、日本等・刀剣の価値については下記記事で取り上げていますので、ぜひ合わせて参考いただければ幸いです。
参照:日本刀・刀剣の買取価値は?遺品整理や相続で処分に困ったら
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甲冑とは?種類や歴史について
甲冑とは、兜と鎧からなる戦において武士や侍が身につけていた日本の伝統的な武具のことです。
その歴史は古く、弥生時代から木製甲冑が使われていたことが確認されていますが、私たちがイメージする、いわゆる兜に鎧の甲冑となったのは、平安時代に入ってから確立されたことが分かっています。
甲冑の種類は歴史とともにより頑丈で軽快に動けるように改良され、大鎧→胴丸・腹巻→当世具足と変化していきました。甲冑を見ればどの時代に作られたものかが分かることから、歴史的な文化財として価値の高いものとされています。
また、甲冑は世界的に美術品としての価値の評価も高く、西洋にも日本の甲冑と同じくプレートアーマーと呼ばれる装甲具がありますが、実用性と気品を兼ね備えた日本の甲冑は芸術品の域と評価され、美術品目的で買取されることも珍しくありません。
甲冑は美術品としても高い買取価値が残されている
では、具体的に甲冑にはどのくらいの買取価格で取引されているのでしょうか。
甲冑の中で多く流通しているのは足軽兵のものとされていますが、作りが簡素で数も多いため、鎧、兜、篭手(こて)や臑当(すねあて)など全て揃っていても数万円程度とされています。
しかし、これが武将になると数十万円~数百万円、大名クラスになれば数千万円で取引されることも珍しくありません。
また、知名度のある武将や大名なら兜だけでも数十万円の価値が付けられたり、無銘の甲冑でも歴史的価値や美術品としての価値が認められれば高値で買取されるケースもしばしば見られています。
もし先祖代々、蔵や屋根裏などで、箱や甲冑についての書物など付属品と一緒に大切に保管してきた甲冑であれば、思わぬ価値が眠っているかもしれません。
処分を検討している甲冑を支援の力に
このように現在では使い道のない甲冑にも歴史的価値や美術品としての価値が残されています。
日本のみならず世界中にその価値を必要としている方がいらっしゃいますので、処分を検討しているのであれば、この機会に買取やオークション等を通じて価値をつなげてみてはいかがでしょうか。
また、甲冑に新たな付加価値を与える方法として支援寄付という形もあります。お宝エイドでは、ご自宅に眠る物品を換金して、NPOの活動を支援する力につなげています。 この機会に、お宝エイドを通じて社会貢献への取り組みもはじめてみてはいかがでしょうか。
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(KOBIT編集部:Fumi.T)
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