外国人労働者受け入れの影響は?日本が抱える「雇用」の問題って?
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最低賃金が上がって日本の雇用は改善する?
先月の記事で日本の子供の貧困の現状についてお伝えしましたが、これとセットで考えていきたいのが雇用問題。
最低賃金は毎年見直されており、ここ3年は3%を超す上昇がみられ、東京や神奈川では1000円を突破しました。一見、景気のよい話のようですが、時給1,000円であっても1日8時間働いて8,000円、月に20日で16万円、1年働いたとしても192万円。これでは結婚や子育てはできないと、諦めてしまう方もみられます。
現在は人手不足が叫ばれており、人材確保のために賃金を高めに設定する企業も少なくありません。ですが、経験の浅い若者や高齢者は給料に見合う働きができるかの問題もあり、雇用のハードルが上がるというスパイラルもみられます。
今の日本に存在する「雇用」に関する課題
外国人労働者受け入れの影響
制度改正もあり、今後、日本でも外国人労働者の受け入れ数は、どんどん増えていくことは明白です。
地方の小さな介護施設にいる私の祖母も、フィリピンからやってきた方に介助されており、すでに身近な存在になりつつあります。人手不足の解消を目的として外国人の労働者を受け入れる一方で、雇用の機会を失う方も増えることが懸念されています。
非正規雇用者は減少するのか?
正社員ほど制約がなく企業にとってはメリットの多い「非正規雇用」も大きな問題です。雇用が不安定なだけでなく、仕事に必要な訓練や研修もされないため、スキルの向上ができず歳を重ねても価値のある人材へ成長しないというのも大きなデメリット。高齢者の非正規雇用も増えている影響もあり、減少の兆候は今のところ見られません。
寄付で支援を必要とする方をサポート
雇用問題で大きな煽りを食うのは、若者たちです。スキルがないため雇用を躊躇され、外国人労働者に取って代わられることもあるでしょう。下記のNPOは、その現状を食い止めようと奮闘しています。若者たちは日本の未来を支える宝です。お宝エイドは、そんなNPOと皆様からの品物による寄付を繋いているのです。
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KOBIT編集部:山崎 葉月 KOBIT公式サイト
執筆歴20年を超えるフリーライターで、2人の子供はすでに独立し、15歳になるビーグル犬と気ままな2人暮らし。初めてボランティアを行ったのは高校生の時で、老人介護施設での体験が現在の活動の基礎となった。マレーシアに5年在住していた経験から、日本以外の社会貢献にも精通している。
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