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途上国の医療の現状とは 医療格差について考える

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「医療」で解決できることが解決されない?

国連サミットが2015年に採択した「SDGs」。

3つ目のゴールとして掲げられているのが、健康と福祉の達成です。

WHOによると、世界人口の約半数が、基礎的な保険サービスを受けることができない状況にさらされているといい、先進国では心臓病やがんなどの生活習慣病が、途上国ではエイズや肺炎、結核といった感染症が主な死亡原因となっています。

感染症は、治療法がわかっているものも多く予防できる病気であるにも関わらず、まだまだ医療費を自己負担できない患者が多く、感染症患者の95%は途上国で起きているとされています。費用さえ捻出できれば、と生活費を最低限に削ってまで病院にかかるための努力をしている人が多く存在するのも事実です。

制度整備が進んでいない地域からみる医学の大切さ

アフリカ

アフリカでは、そもそもの医療環境が不足している現状があります。

医療人材、医療機器、医薬品、運営費の不足といった課題により、病気になってしまったら、そのまま治療を受けられずに亡くなってしまう子供が多く存在します。

そして、アフリカ大陸に存在するレソト、マラウイ、モザンビーク、南アフリカの4カ国では今もなお100万人を超える人たちが施設不足や医療人材不足により、HIVウイルスの治療を受けられず、治療を受ける前に命を落としてしまう現状があります。

南アジア

世界で最も貧しい地域の一つである南アジアでも、同様に医療環境が整っていないことで十分な治療を受けることができない人が多く存在します。

例えば、インドでは、人口13億人に対し、正規の医師の数が100万人ほどしかおらず、公立病院も1万5000棟にも満たず、これに対し政府は医療費負担などの策を打っているものの、借金をしてまでやむなく私立病院に通う患者さんも多く存在するのが現状です。

パキスタンでも、公立の医療施設の衛生環境が悪い、資金が足りないなどの課題を背景に、システムが「前払い」である故に、死に直面していても放置される可能性がある、という問題もあります。

医療格差をこれ以上広げないために

世界で亡くなる人のうち、予防できたはずのものはどれだけあるのでしょうか。

これだけ世界の中で予防や治療に関する知識が存在しているにも関わらず、医療環境の問題から命を落としてしまう人が今も多く存在するのは前段落でも見た通りです。

他国の医療問題は、ボランティアなどで現地に赴くことがなければ、直接問題を実感することがなく、少し遠い世界の話のように聞こえるかもしれません。しかし、読者の皆様にも気軽に行える支援があります。それは募金による活動団体への支援です。

例えば、お宝エイドでも支援することが可能な特定非営利法人の「国境なき医師団日本」では、緊急性の高い医療ニーズに答えることを目的とし、人種や宗教に関わらず全ての人を対象に、無償で医療を提供する活動を行っています。

あなたも、すぐできることから世界の医療問題に手を差し伸べませんか。

もし、ご自宅に眠っている「お宝」を通じた寄付にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人
KOBIT編集部:Moe.Y KOBIT公式サイト
学時代に北海道のとある地域で地域活性化の活動に携わり、半年間移住した経験から労働観に変化、就活をやり直して現在フリーライターとして国内を転々としている。大学時代は女性の労働問題や日本国内の食料問題に関心があり、大学でのプロジェクト立ち上げなども行なっていた。

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