天災、人災…「義援金」が困っている人へと届くまで
お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。
数々の「義援金」が作る支援の輪
世界中のアニメファンが心を痛めた京都アニメーションのような人災。
西日本豪雨など防ぐことが難しい自然災害。
私の住む地域も数年前に河川が決壊し、大きな被害を受けました。暮らしは一変し、家や仕事を失うことも稀ではありません。途方にくれてしまいますが、そこに一筋の光として希望を与えるのが義援金です。金銭的にはもちろん、見知らぬ誰かが力を貸してくれる気持ちにも助けられる2つの効果があるのも大きな特徴といえるでしょう。
義援金が支援を必要とする人に届くまで
義援金が回る仕組み
表記については、義捐金と義援金がありますが、どちらも被災された方へ応援やお悔やみの気持ちを込めて贈るお金。定義は同じです。地域防災計画にも記載されていますが、国や地方自治体の制度として確立しているものではありません。
一方、支援金と呼ばれるものもありますが、こちらは特定の団体を自分で選んで募金し、被災地の救命活動などを行う活動の資金として使用されるもののこと。義援金とは種類が違うので注意が必要です。
義援金は、赤十字社などが窓口となっていることが多く、義援金配分割合決定委員会の審議を経て、市町村を通じて被災者へ直接届けられます。
実際にどれくらい集まるの?
平成30年の7月に発生した西日本豪雨では、赤十字社に241億758万2,299円もの義援金が集まりました。そのうち、特に被害を受けた倉敷市の義援金は、自宅が全壊の場合1,627,200円、半壊であれば1,356,000円が被災された方へ届けられています。全壊からの再建は平均2500万円ほどかかるといわれており、これだけでは生活を立て直すのは難しくはありますが、当面の暮らしを支えることができるでしょう。
現地で活動する団体を支援してみませんか?
頼もしい義援金ですが届くのは2~3ヶ月後からと遅く、一番大変な直後を支えるのは災害ボランティアやNPO法人などです。その際には、設備や什器は必須であり、やはり資金が必要。
義援金だけでなく、いち早く活動するにあたっての支援も欠かせません。
現金での寄付は寄附金控除の対象となり、寄付する側にも魅力があります。また、現金だけでなく、家に眠っているお宝を支援に活かすという方法もあり、お宝エイドを通じて下記のような団体をサポートすることも可能です。
・お宝エイドの「寄付できる団体」を見る参考記事(外部リンク)
[1] 平成30年7月豪雨災害義援金|国内義援金・海外救援金への寄付|寄付する|日本赤十字社
[2] 住宅・生活再建にはこんなにお金がかかる _ 防災情報のページ – 内閣府
[3] 倉敷市災害義援金の配分金額について_福祉援護課_倉敷市
KOBIT編集部:山崎 葉月 KOBIT公式サイト
執筆歴20年を超えるフリーライターで、2人の子供はすでに独立し、15歳になるビーグル犬と気ままな2人暮らし。初めてボランティアを行ったのは高校生の時で、老人介護施設での体験が現在の活動の基礎となった。マレーシアに5年在住していた経験から、日本以外の社会貢献にも精通している。
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