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お宝エイド参加団体の声

所信表明:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

#お宝エイドに参加のNPO団体の声の記事一覧#子どもたちの今と未来に必要な支援に関連するお宝エイド記事一覧#教育支援の取り組みに関連するお宝エイドの記事一覧

● お宝エイドのワンポイント

お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。


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※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。

本の力を生きる力に

シャンティは1981年からアジアを中心に活動する、日本生まれのNGOです。

私たちはこれまでカンボジアやタイ、ミャンマーといったアジアの国々で、子どもたちへの本を通じた教育文化支援や、国内外の災害や紛争後の緊急人道支援に取り組んでいます。

(C)Yoshifumi Kawabata

安心して学べる環境を

シャンティは2021年に設立40年を迎えました。これまでアジアの6カ国8地域で、本に触れる文化づくりと教育の質の向上を目指し、「学ぶための本や教材」「学びを届ける人」「安心して学べる場所」そして「学びと出会うための活動」を軸として、公教育支援、学校外教育そして緊急人道支援の場で活動を行ってきました。

公教育支援では、緊急度の高い地域で学校や図書館を建設し、安心できる学び舎をつくっています。また、長期的に質の高い教育を維持するために、現地の行政職員や学校の教員に対する研修、学校の運営管理手法の指導を継続して行っています。

また、学校外教育では、大人から子どもまで、学びたい時に安心して学ぶことのできる図書館の運営や移動図書館活動を実施し、学校に並ぶ教育の場として、生涯学習に対する支援を行っています。

(C)Yoshifumi Kawabata

緊急人道支援は、阪神淡路大震災をきっかけに、国内外で実施してきました。紛争や災害後に豊かな生活を取り戻し、基本的人権を守るためには、教育の復興が欠かせません。東日本大震災発生後は、被災地で移動図書館活動を実施しました。

コロナ渦での活動

新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に止まらないなか、私たちの最大の懸念は、紛争や災害の後、長い年月をかけて貧困の連鎖を断ち切るために築きあげてきた教育の基盤が、再び崩れていくことです。日本でも今、教育の在り方、貧困の深刻化などの壁に直面しており、日本以上に脆弱性の高い国々では危機的状況に陥りかねません。

新型コロナウイルスの感染拡大から日本、そして途上国の子どもたちの命と学びをどうしたら守ることができるのか。シャンティでは、活動の形を変えながら事業を継続しています。

たとえばミャンマーでの読書推進活動は、当初、学校を訪問して絵本の読み聞かせなどの図書サービスを提供する予定でしたが、政府による休校措置により学校での活動ができなくなりました。そこで、シャンティが出版した絵本や紙芝居の読み聞かせ動画の配信を行うことにしました。学校や図書館に行くことができない間、子どもたちが家族と一緒に物語の世界に触れ、想像力や自ら考える力の向上や、言葉や文字に関心を持つことが期待されています。

アフガニスタンでは、コロナ禍で経済の停滞に伴う生活困窮世帯が増加しました。特に困難な状況にある国内避難民や帰還民に対して、新型コロナウイルス感染予防のための啓発活動と、衛生用品や食糧などの緊急支援物資の配布を行いました。感染予防に関する正しい情報を迅速に届けるため、啓発活動の一環で作成した看板やパンフレットは、読み書きができない人でも分かりやすいようイラストを多用し、目を引くカラフルな配色にするなどさまざまな工夫を凝らしています。

私たちはこれまでの各国での経験を活かし、この状況下にこそ国内外で子どもたちの希望と笑顔を絶やさない活動を継続していきます。

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)

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