2023.06.24

社会貢献とは？私たち個人ができる身近な取り組みを考えよう！

日頃から社会のために貢献できることはないだろうかと考えている方もいらっしゃると思います。ただ、いざ考えてみると個人でどのような社会貢献ができるのだろうと感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は、改めて社会貢献とは何かをおさらいし、私たち個人でできる身近な社会貢献活動に目を向けてみたいと思います。

社会貢献の意味や定義について

社会貢献とは、よりよい社会を作るために、企業やNPOなどの団体やボランティア、そして私たち個人が行う社会活動や慈善活動のことです。

企業においてはCSR（社会的責任）を伴う活動であったり、保護観察中の人たちが地域社会に貢献する活動を行うことを通じて、立ち直ることの意味でも「社会貢献活動」という言葉は使われる[1]など、その意味は広く定義されています。

このように社会貢献とは実に抽象的に感じてしまう言葉ですが、いずれにおいても、行動の大小にかかわらず、私たちが生活を営む社会に関心を持ち、よりよいものにつなげることが根本としてあります。

では、具体的に私たち個人ができる社会貢献活動にはどのようなものがあるでしょうか。ここではその一例として、身近な社会貢献活動を4つご紹介します。

現在世界的な行われているSDGs（持続可能な開発目標）でも重点的な取り組みの1つとして掲げられているのが食品ロス（フードロス）の削減です。私たちが暮らす日本では、年間522万トン（令和2年度統計）と言われています。

私たち1人1人が家庭ごみの削減を意識して行動することで、ゴミの廃棄処理のコスト削減や二酸化炭素排出の抑制につながります。

エシカル消費とは、「消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。」を指します。

エシカル消費の一例としてフェアトレード商品というものがあります。

私たちが日用品や食料品を購入するなら、できれば安いものが良いと思うのは誰しも同じことかもしれません。しかしながら、驚くほど安い価格で販売されている裏側には、途上国の安い賃金で働く労働者がいたり、生産者から正当な対価に見合わない価格で仕入れをしている現実もあります。

こうした先進国と途上国との公平性を保つための貿易の仕組みをフェアトレードと言い、近年ではその基準を満たしたフェアトレード商品が、店頭で多く見かけるようになりました[2]。

消費者である私たちが、こうしたフェアトレード商品を購入することも持続可能な社会貢献活動の1つと言えます。

ボランティアとは、「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」のことを言います[3]

お住まいの地域活動に参加することから、災害時に被災地へ赴いて復興活動に参加するなど、種類や活動内容は多岐に渡ります。

寄付はNPO団体や慈善活動へ金銭や物品を贈って活動支援をすることを言います。

海外の貧困地域や紛争地域の直接足を運ぶことは難しいですが、国内外で活動するNPO団体などへの寄付を通じた、間接的な社会貢献活動と言えます。

社会貢献につながる活動や取り組みは、よく見渡せば身近なところにたくさんあることに気づきます。

直接的なこと、間接的なことにとらわれず、1人1人できることから始めることが、大きな貢献へとつながりますので、まずは行動の第一歩を踏み出してみませんか。

お宝エイドでは、様々な社会問題の解決へのチャレンジするNPOやNGOといった非営利団体とパートナーシップを組み、物品寄付型ファンドレジングプログラム『お宝エイド』事業を展開しています。

※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問い合わせください。

＜参考文献＞
[1] 法務省，「社会貢献活動とは」，available at https://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo02_kouken01.html
[2] 特定非営利法人フェアトレード・ラベル・ジャパン，「フェアトレードミニ講座｜フェアトレードとは？」，available at https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/course.php
[3]厚生労働省，「ボランティアについて」，available at https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/12/dl/s1203-5e_0001.pdf