赤い羽根募金とは?意外と知らないしくみや寄付の使い道
お金による寄付と言えば募金活動が思い浮かびますが、数ある募金の中でも昔からよく知っているのは「赤い羽根募金」ではないでしょうか。
ただ、いつからどのように誕生したのか、実際に集めた募金はどのような使い道をされているのか分からないことも多いはず。
今回はそんな赤い羽根募金のしくみや募金の使い道についてご紹介します。
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赤い羽根募金の歴史としくみ
赤い羽根募金は、正式名称を「赤い羽根共同募金」と言います。
赤い羽根が象徴的なこの募金活動は、遡ること1947年(昭和22年)。戦後まもない時期に、社会福祉施設などに対する財政補填のために行われていた民間の募金活動を制度化したものが始まりとされています。
現在では社会福祉法に基づき、厚生労働大臣の告示のもと、毎年10月1日から翌年3月31日までの6ヶ月間、全国の都道府県ごとに設置された「共同募金会」によって全国一斉に行われる募金活動として実施されています[1]。
赤い羽根募金で集まった寄付金と使い道は?
戦後まもない日本の復興を支える、国民の助け合い運動として始まった赤い羽根募金ですが、直近の2021年(令和3年)度の共同募金で集まった寄付金の額は169億5,594万976円でした[2]。
設立からおよそ75年間で募金総額は1兆円を超えていますが、集まった寄付金の使い道は地域福祉事業を中心に活動する市民団体やNPOの助成金に充てられています。
- 高齢者や障害者等を対象として行う食事、入浴サービス事業
- 住民全般を対象として行う各種福祉研修・講座開催事業
- 機材整備資金
- フードバンク活動等応援助成事業
- 居場所を失った人への緊急活動応援助成事業
また、2000年の社会福祉法の改正では、1995年に起きた「阪神・淡路大震災」の教訓から共同募金会が災害ボランティアの支援等を行えるよう、災害時に備えて寄付金の一部を積み立てる「準備金」という制度を創設し、地震や豪雨といった緊急災害時の支援金としても活用されています。
寄付の形はさまざま。お金だけじゃない支援の力
「じぶんの町を良くするしくみ。」として75年以上活動が続けられてきた赤い羽根共同募金活動。
こうした助け合いの力は、今回ご紹介した「お金」以外にも、下記記事でご紹介しているようにさまざまあります。
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<参考文献>
[1] 厚生労働省,「共同募金」,available at https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/kyoudoubokin/index.htm
[2] 赤い羽根共同募金,「令和3年度年次報告書」,available at https://www.akaihane.or.jp/news/bokin/29910/
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