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寄付のあれこれ

阪神・淡路大震災の取材経験から、寄付は災害救助犬のNPOへ

#NPO#はがき寄付#物品寄付してみた

私自身の寄付の経験

これまで寄付らしい寄付はしたことがありません。募金箱を抱えて立っている人がいると、応じることがある程度です。ただ、これについては人よりも頻度が多いと自負はしています。直近では1カ月ほど前、いつも行くスーパーマーケットの入り口で出会い、そうしました。

こういったときに思うのは、「一生懸命やっている人がいるから、素通りできない。善意の人たちだろうに、全くの無駄骨にさせては申し訳ない」です。正直にいって、「そのお金で助かる人がいる」といったところまで考えることはほとんどありません。実際、前回応じた募金も何のためのものだったか覚えてないぐらいです。

私の想像力の乏しさもあるでしょう。しかし、通りがかりに声を掛けられているだけなので、私同様に寄付の目的を十分には把握できない人も多いのではないでしょうか。もちろん、とやかく考えなくていい程度の額しか出していないせいもあります。

じっくり選べた「お宝エイド」の寄付先

また、街頭募金に応じることに不安がないわけではありません。というのは、「募金詐欺」の話も聞くからです。つまり、困っている人たちの元へと届くわけではなく、途中で懐に納められてしまう例もあるのです。詳細は省きますが、実際に見るからにおかしいという街頭募金に出会ったこともありました。また、「おかしい」とも思わせないぐらいに巧妙にやっているところもあるかもしれません。

「お宝エイド」の場合は、「寄付できる団体」として、ネット上に寄付先の候補が挙げられています。今のところ、50ほどあるようです。これならば、瞬時に寄付するかどうかを決める必要もなく、それぞれの団体の情報も十分です。

災害救助犬の育成NPOを選ぶ

それら団体の中から、「日本レスキュー協会」を選びました。1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに設立され、防災救助犬やセラピードッグの育成・派遣をしている認定NPO法人です。理由は主にふたつあります。

(1)阪神・淡路大震災の発生当時、私は全国紙のカメラマンでした。勤務地は福岡市でしたが、ドライバーに通れる道を探してもらって、その日の夜のうちに神戸市の中心部に入りました。「あのとき、もっと災害救助犬がいたら、助かった人も増えたかも」とは私自身も考えます。

(2)日本レスキュー協会の所在地は兵庫県伊丹市です。私は今は関西在住で、リストアップされている「寄付できる団体」の中では比較的近くです。もしかしたら、これでつながりができ、寄付以外にも協力できることがあるかもしれません。

果たして喜んでくれるのか

寄付などといっても、用意したのは未使用・書き損じの年賀状や官製はがき50枚です。額面をトータルしても、2,000円あまりでしかありません。これを現金化してもらうと、さらに金額が減ります。送付にはゆうパックでの集荷もできるようですが、分量が少ないので、ポストへの投函(とうかん)にしました。 「こんな微々たる金額で喜んでくれるのか」「もしかしたら、もっと効率のいい寄付の仕方があるかもしれない」といったことも頭をよぎります。ただ、しばらくすると寄付先からの連絡もいただけるようです。結論を出すのはそれからでもいいでしょう。

この記事を書いた人
KOBIT編集部:柳本学 KOBIT公式サイト
バブル世代。新聞社2社に勤務し、当初は取材記者で後に写真部員(カメラマン)に転向した。カンボジアでの「対人地雷で足を失った人たち用の義肢製作指導をする日本人」など、東南アジア各国で青年海外協力隊員を取材した経験もある。人物取材・ポートレート撮影ならば、スティーヴン・ホーキング(理論物理学者)、稲盛和夫(京セラ創業者)、松田聖子(歌手)、長谷川町子(漫画家)など。現在は関西在住で、フリーのライター兼カメラマン。

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