全12回に渡って、各月の誕生石の意味や石言葉を毎月お届けするシリーズ企画。

第3回目の今回は3月の誕生石の特徴や価値についてご紹介します。

意外と知られていない3月の誕生石の種類

3月の誕生石と言えば「アクアマリン」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

実は誕生石は月に1つの宝石と決められているわけではなく、3月は12ヶ月の中でも多い4種類の宝石が誕生石に選ばれています[1]。

アクアマリン

代表的な3月の誕生石として語られることの多いアクアマリンは、ラテン語で「海水」を意味します。

その名の通り、透き通った南国の海のようなブルーが特徴で、4月の誕生石であるエメラルドと同じ「ベリル」という鉱物に分類されます。

ブルーの範囲もいくつかありますが、9月の誕生石であるサファイヤのような濃いブルーにはならず、透明感のある爽やかな色合いが魅力の宝石です。

●お宝エイド参考記事：3月の誕生石アクアマリンの特徴と宝石に込められた意味

珊瑚（サンゴ）

海に生息する珊瑚からできた宝石も3月の誕生石になります。

アクアマリンとは対象的に血液のような赤色が特徴ですが、原料となる珊瑚によってピンク、白、黒といった色もあります。

他の鉱物と比べると柔らかく加工しやすいことから、多様なデザインのアクセサリーがあることでも知られています。

●お宝エイド参考記事：海の宝石「珊瑚」のジュエリーに高い価値。新たな使い道を考えるなら

ブラッドストーン

濃い緑色の石に赤い斑点が浮かんでいるジャスパーという鉱物から作られたブラッドストーン。

血（ブラッド）がついた石（ストーン）という名前は、イエス・キリストが処刑された時の血液がジャスパーに染み込んで生まれたという由来から、キリスト教では「聖なる石」として珍重されてきました。

アクセサリーとしてはあまり一般的とは言えませんが、ブラッドストーンも3月の誕生石として選ばれています。

●お宝エイド参考記事：新3月の誕生石「ブラッドストーン」とは？宝石の特徴と石言葉

アイオライト

ギリシャ語のios(紫色)とliyhos（石）に由来した青紫色の宝石アイオライト。

光の当たり方によって灰黄色や淡青色に変化する「多色性」という性質を持つコーディエライトという鉱物から作られた宝石です。

●お宝エイド参考記事：アイオライトに込められた意味とは？新3月の誕生石となった宝石の魅力

あなたが大切にしている3月の誕生石に込められた意味

このように3月は、アクアマリンをはじめ、4種類の宝石が誕生石として定められています。

3月生まれのあなたは、この中で守護石として、これまで大切にされてきたアクセサリーや指輪を１つはお持ちなのではないでしょうか。 それぞれの誕生石には、このような宝石言葉（石言葉）が込められています。

ご自身が大切にされてきた誕生石に込められている意味はご存知なかった方は、過去さまざまなシーンで、誕生石からのパワーをもらっていたとお気づきになるかもしれません。

お役目を果たした宝石に「支援の力」という新たな価値を

生まれ月の誕生石には全てに意味があり、その誕生石を身に着けていると幸せが訪れるとされてきました。

そのため、現在も各月の誕生石をあしらったジュエリーは、世代にかかわらずお守り代わりとして自身で購入したり、大切な方への贈り物として存在しています[2]。

もし、生前整理や断捨離をきっかけに、あなたがこれまで身に着けてきた宝石を手放そうと思っているならば、その宝石に込められた幸せと価値を次の方につなげてみてはいかがでしょうか。

お宝エイドでは、お役目を終えた物品を必要としている方へつなげるのと同時に、国内外で尽力しているNPOの支援寄付につなげる活動を行っています。 あなたがお持ちの「お宝」を通じて、この機会に社会貢献にもつなげてみませんか。

※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。

（KOBIT編集部：Fumi.T）

＜参考文献＞
[1] 一般社団法人日本ジュエリー協会，「誕生石」，available at https://jja.ne.jp/aboutjewellery/aboutjewellery_inner04.html
[2] スタージュエリー，「アクアマリン(3月)」，available at https://www.star-jewelry.com/sj-all?prefnstone=stone&prefvstone=%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3(3%E6%9C%88)