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「学校に水道がない」環境で学ぶ子供たち

日本では学校に行くのはごく当たり前のことですが、一部の地域では切実な問題。

古代には文明が栄え、日本も大きく影響を受けたパキスタンでも根深い問題です。人類史の主役でもあった地ですが、現在は識字率が世界で2番目に低く、学校に通えない子も多い状況。女の子はさらに過酷な状況におかれていますが、通える環境であってもトイレが壊れていて使えないという場合も少なくありません。

たかだかトイレ、されどトイレ。これが体調不良や学校へ通わないことへの原因の1つにもなっており、教育に乏しい現状に拍車をかけています。

地方と都会の経済の差。学歴に比例する

ヒマラヤがそびえるネパールの教育問題は、農村の教育者不足。公立学校の教員は給料が安く、それ故、教えられるレベルも限られているのが現状です。一方、都市部の私立校といえば、海外で活躍する医者やビジネスマンを目指すのが一般的。世界で活躍を目出して、勉強はもちろん英語を頑張っている学生さんも多くみられます。

しかし、頑張りを実らせる場は国内には乏しく、必然的にできる方は海外や都会へ出てしまい帰ってくることはありません。農村部などの地域では、現在の状況を改善することは難しいという現象が生まれます。

こうした状況を改善するために活動する日本のNPO

諸外国の教育問題は、日本のNPOも多く取り組んでおり、支援者1人あたり3,000円~10000円の無理のない支援金で大きく改善した事例も少なくありません。教育に付随して医療・水・衛生・緊急支援まで、長期に渡り地域に影響を与える点も見逃せません。今回の例は極端な例と思われるかもしれませんが、近年発展目覚ましいマレーシアでも、一般的な学校は先生が不足しているため午前の部と午後の部に分かれています。一方で、インターナショナルスクールなど、お金を持っている方の学校なら十分な教育が受けられるという現実があります。日本が当たり前ではなく、恵まれていることを少し知っておく必要があるでしょう。

とはいえ、お金の支援では違和感を覚える場合もあるかもしれません。

そんな場合は、物品寄付という方法もあるのはご存知ですか? 身の回りに眠っている物たちは、地球の未来を変える可能性があります。あなたの一歩は、世界を変える一歩にもなるのです 。

仕組みとメリット |物品寄付のお宝エイド

この記事を書いた人
KOBIT編集部:山崎 葉月 KOBIT公式サイト
執筆歴20年を超えるフリーライターで、2人の子供はすでに独立し、15歳になるビーグル犬と気ままな2人暮らし。初めてボランティアを行ったのは高校生の時で、老人介護施設での体験が現在の活動の基礎となった。マレーシアに5年在住していた経験から、日本以外の社会貢献にも精通している。

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