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能登半島地震で長期化する断水 被災地の影響と私たちにできること

#地震#災害復興支援に関連するお宝エイド記事一覧#災害支援#能登半島地震

令和6年1月1日に発生した能登半島地震。本記事執筆時点では、石川県内のおよそ3万戸余りが、いまだ断水している状況です。

今回は地震発生からまもなく1ヶ月半が過ぎようとしていますが、依然として続く断水の影響と私たちにできることを考えていきたいと思います。

※本記事は2024年2月21日時点の状況を踏まえた内容となっております。

なぜ長引いているのか?能登半島地震で続く断水

能登半島の地震により、水道システムは甚大な被害を受けました。

生活基盤となるライフラインの中で、電力やガス、通信はほぼ回復しましたが、未だ水道の復旧の目処が立っておらず、現地での日常生活を再開する最大の障害となっています。

地震から1ヶ月半が経過しても、被害の大きかった輪島市と珠洲市ではほぼ全域で断水が続いています。

断水がなぜこのように長期化しているのでしょうか。

珠洲市の発表によると、1月1日に発生した地震の影響で、市内の取水場や浄水場、配水池など、水の供給設備の多数が損傷したとのことで、1月27日時点では、市の約90%の世帯に水を供給している宝立浄水場はほぼ復旧し、試運転が開始されています[1]。

一方、2月11日時点で、輪島上水区域の山岸町の一部、門前上水区域の門前町の一部のみ167戸しか復旧が進んでおらず、ほぼ全域で断水が続いている状況です[2]。

長引く断水が被災地に与えている影響とは

こうした長引く断水状況におかれている被災地では、どのような影響が及んでいるのでしょうか。

東京都が令和元年度に行った水道局の調査によると、家庭で一人が1日に使う水の量は、平均214リットルとなっています[3]。今ではほとんどの家庭にお風呂が設置され、トイレも水洗タイプが一般的になっています。

以前に比べ、水を使用する場面は多くなっています。飲用水は言うまでもなく、顔を洗うこと、手を洗うこと、料理、洗濯、入浴、トイレなど、日常生活で水は不可欠です。

この一切が自由にできない状況である石川県内では、倒壊免れた家に戻ろうにも戻れないなどの直接的な影響だけではありません。満足にトイレに行けなかったり、水分を摂取できないことで脱水症状や循環器系の疾患につながったり、ストレスの助長など、断水の長期化は「災害関連死」のリスクを高める影響もあると言われています。

被災地で今必要な支援と私たちにできること

過去の大地震発生の際の断水期間を見ると、阪神・淡路大震災で3ヶ月間、東日本大震災では、実に完全復旧まで5ヶ月間かかったと言われています。

今回の能登半島地震でも、東日本大震災と同程度の期間がかかるのでは、という見方もあります。

現在、被災地では様々な支援が行われていますが、一例として下記のNPO団体が災害発生直後から避難所で水や衛生用品等の物資配布をはじめとした支援活動を行っています。

いまだ被災地の混乱は収まっていないため、個人としてどのような支援をするのが良いのか、自分には何ができるのか、とお考えの方も多いかもしれません。

お宝エイドでは、上記でご紹介したような、被災地で復旧活動や被災者のサポートを行っているNPOの活動を支援する形で、能登半島地震への支援へとつなげています。

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KOBIT編集部:Fumi.T)

<参考文献>
[1] 珠洲市,「水道・下水道」,available at https://www.city.suzu.lg.jp/soshiki/5/11636.html
[2] 輪島市,「水道の断水及び復旧の状況について」,available at https://www.city.wajima.ishikawa.jp/article/2024011700016/
[3] 東京都水道局,「もっと知りたい「水道」のこと」,available at https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/faq/qa-14.html

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