草間彌生の作品に高い買取価値。手放すことを検討するなら支援の力に
日本人現代アート作家を代表する1人として、その名を知られている草間彌生さん(以下、草間彌生と敬称略で表記)。
現在では国内外で非常に高い評価を得る彼女の作品ですが、今ほど名のしれていない頃に作品の1つを手にした方もいらっしゃるかもしれません。
すでに1980年代後半には、高い価値が認められていたと言われる草間彌生の作品の数々ですが、果たして今どのくらいの評価を得ているものなのでしょうか。
そこで今回は、草間彌生の作品価値について、歴史を紐解きながら見ていきたいと思います。
お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。この機会にお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
※もし、ご支援される際に「譲渡所得税」や「寄付金控除」についてご心配の場合は、ご支援される団体様までお問合せください。
草間彌生の生い立ちと美術的価値
草間彌生を象徴する作品として、水玉(ドット)をモチーフとした作品がしばしば挙げられますが、これは彼女が幼い頃に発症した統合失調症によるものという話はご存知の方も多いと思います。
病気からくる幻覚や幻聴から逃れるために絵を描きはじめた彼女は、やがて水玉ひとつひとつが生命であり、自分の存在が感じられるものとして、水玉をモチーフとした作品を多く作ってきたと言われています。
若い頃から類まれなる芸術的才能を発揮し、京都市立美術工芸学校絵画科を卒業後、何度かの個展をきっかけに1957年に渡米。
1960年代には、ボディペインティングや反戦運動など、「クサマ・ハプニング」と呼ばれる過激なパフォーマンスアートを打ち出して「前衛の女王」という異名がつきましたが、当時は今ほど広く認知した存在ではありませんでした。
そんな草間彌生の人気が爆発的になったのは、1990年代後半から2000年に入った頃と、意外にも最近のこと。
2002年に紺綬褒章、2004年には森美術館で個展「クサマトリックス」開催して52万人を動員、2006年に旭日小綬章、そして2016年には女性画家では四人目とされる文化勲章を受章するなど、次々と功績を残していきました。
その後も精力的に活動を続けており、2021年3月22日に92歳となった今も現代アートの第一線で活躍されています。
国内外で高く評価される草間彌生の作品。その買取価値は?
これまで草間彌生が生み出してきた作品は、絵画から彫刻・オブジェといった立体作品まで様々ありますが、そのいずれも高く評価されていると言われています。
主な代表作には下記のようなものがあります。
- かぼちゃ
- レモンスカッシュ
- ハイヒール
- 金魚
- レモンジュース
- ハンドバッグ
- 帽子
- 靴
- 蝶々
- 果物
例えば、最も知られているかぼちゃシリーズは、1980年代後半には、オークション市場ですでに1000万円で取り引きされていたと言われており、2015年10月に香港で開かれたサザビーズのオークションでは、約8億円で落札されたことは、記憶に新しいところです。
代表作ではなくとも、当時数万円で購入した作品が数百万円で買取されることは決して珍しいことではなく、草間彌生の作品価値は現在進行系で上がり続けていると言ってよいでしょう。
現代アート全体の美術的価値については、こちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご参考ください。
参照:自宅に眠る現代アート作品。買取だけでない支援寄付という価値の与え方
美術品を手放すのであれば、支援の力に
草間彌生の作品ならずとも、生前整理や遺品整理をきっかけに美術品を手放す機会にある方も多いと思います。
一例として、草間彌生と同じく現代アート作品として高く評価を得ている作家を見てみると、このような方々がいらっしゃいます。
- 村上隆
- 奈良美智
- 岡本太郎
- 横尾忠則
- 白髪一雄
- 李禹煥
- ロッカク・アヤコ
- 河原温
- 吉原治良
- 今井俊満
- オノサト・トシノブ
その作品に想い入れがあるほど、また美術的価値も高いとなれば、ただ買取してもらうだけでは寂しいと感じる方も少なくないようです。
それならば、あなたがお持ちの美術品を通じて社会貢献という新たな価値につなげる方法があります。
お宝エイドでは、あなたがお持ちの「お宝」を通じて、支援寄付につなげる活動を行っていますので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
本記事で紹介した「草間彌生の作品」をはじめ、お宝エイドでは様々な物品を通じたNPO団体の支援を行うことが出来ます。お宝エイドでは郵送いただいた「お宝」を換金し、ご指定いただいたNPO団体の活動原資として送り届けます。あなたもお宝エイドでの支援活動をはじめてみませんか。
(KOBIT編集部:Fumi.T)
あわせて読みたいおすすめ記事
RECOMMEND